先日の交通事故の際には、大変多くの皆様からお見舞いのメールや連絡をいただきました。お蔭様で怪我は右大腿部の打撲と左上下肢の擦り傷でしたが、ほとんど完治となりました。大事とならずに、また元気に活動させていただいておりますことに、心より厚くお礼申しあげます。本当にありがとうございました。
私の方は痛みは徐々に増したものの、翌日から公務はもとより、日常生活は普段と同じように過ごすことができましたが、愛犬のオパールのほうは、しばらくの間は散歩中など、事故現場に近づくと尻込みするので困っていました。最近ではまた元の状態に復帰していますが、やはりかなりのショックだったと思います。
他にも今回の事故ではたくさんの方からたくさんのアドバイスもいただきました。そのひとつは「事故の際には、どんな小さな事故でも必ず警察に届けたほうが良い」こと。私は初めての経験だったのですが、これは後の事を考えると事故を起こした当事者にとっても良いことだそうです。いろいろアドバイスをいただきました方にあらためてお礼申しあげます。
しかし私もどちらかと言うと文字どおり「転んでもただでは起きない性格」。これをきっかけに視覚障害者も安心して町を歩けるよう、事故の五日後には盲導犬ユーザー3人と共に長岡警察署に出向き、音響信号機の増設を要望してきました。
以下お礼かたがた、そのときの様子を掲載した地元紙「新潟日報」の記事を転載します。
新潟日報 07月18日
音響式信号機設置を長岡署に要望
[新潟日報 07月18日(金)]
視覚障害者も安心して歩ける交通環境を求め、長岡市議の藤田芳雄さんら、同市内に住む三人の視覚障害者が十八日、長岡署を訪れ、青信号を音で知らせる音響式信号機の増設を要望した。要望は藤田さんが13日朝、同市古正寺の国道交差点で、軽乗用車にはねられる事故に遭ったのがきっかけ。藤田さんは二年前にも、地元小学校の児童らとともに、同所への音響式信号機の設置を同署や市に要望していたが、実現していなかった。
この日は、田村幸雄副署長に要望書を手渡すとともに、「視覚障害者は常に危険な場面に日常的に遭遇している」と、あらためて音響式信号の必要性と設置個所の拡大を訴えた。同署によると、事故現場の信号機は本年度中に音響式に切り替える予定で、田村副署長は「今後も増設に取り組んでいきたい」と答えていた。
藤田さんは「盲導犬も信号の色までは分からず、視覚障害者にとって音響式信号は外出する上で必要最小限のもの。必要性への理解が深まればと話していた。 |