0歳教育関係へ

私製本「0歳教育」

【私製本「0歳教育」の概要】 【躾・その考え方と親の責務 】
【胎児教育・その1     】 【幼児の能力を育てる・その1】
【胎児教育・その2     】 【幼児の能力を育てる・その2】
【誕生と乳児・その1    】 【幼児の能力を育てる・その3】
【誕生と乳児・その2    】 【幼児の能力を育てる・その4】
【0歳児の年間計画    】 【幼児の能力を育てる・その5】



0歳教育の概要

幼児の能力を育てる・その3
「親の愛情とは、わが子のしあわせを願って、何かを、してやること」

幼児の能力を育てる・その3(昭和63年9月2日)

 さて今回は「幼児の能力を育てる・その3」として、主として数能力を、幼児時代にどのように育てたらいいのか、ということについてお話したいと思います。

 子供は放っておいたんでは、数能力は決して育たないといわれております。言葉と同じように、教えてやれば、ぐんぐん数能力は育つといわれております。

それで、数能力は、言葉の能力と深く相関しておりますので、前回申しあげました言語能力を高める触れ合い、実践は、ずーっと続けていって欲しいと思います。

 それではいつから始めたらいいかといいますと、胎教から始めたジツコ・スセディックの例がありますし、早ければ早いほどよいといわれてもおります。

でも、2歳でも、3歳でも、4歳でもいいから、ぜひ始めてください。人がやったやり方を学んで、私達も実践すればいいわけてあります。

 それでは次に、私達は一体何を、どうやっていったらいいのでしょうか。高校でも、大学でも、現在のところそういうことについては、全く教えてはおりません。

ところが嬉しいことに、そうした中でも、幼児への数教育を実践してきた人達があり、そして、その実践結果をまとめたものが本として出されるようになりました。

 そこで、次の三冊の本をお薦めします。ぜひ買ってください。

・「幼児は算数を学びたがっている」ドーマン サイマル出版会
・「二歳からのラクラク算数」   公文 公 学習研究社
・「奇蹟が起きる七田式0歳教育2」七田 真 鳳鳴堂書店

 以上の3冊ですが、最初紹介しました「幼児は算数を学びたがっている」という本を書いたのは、グレン・ドーマンという方であります。

 おそらくこの人は「幼児は高度な能力をもっている」という立場からの、幼児の数能力開発の、世界的先駆者であります。

 ジツコ・スセディックにしても、三石由起子さんにしても、先程いいました公文公さんや七田真さんなど、皆グレン・ドーマンのカード方式を学び、まねをし、利用しております。

 ドーマン方式といいますのは、すべて力ードによって学ぶ方式であります。ことばも、数も、英語も、生物も、地理も、歴史も、すべて28センチ四方のカードによって学ぶという、そういうやり方を基本にしております。

 殊に数能力を高めるドッツ法といいますのは、独特な方法でありまして、何故ものすごい数能力を幼児が獲得するのか私達大人には全く想像もできません。

 そのドッツ法について具体的にいいますと、コクヨから20ミリ径の赤のシールが出ておりますから、それを買ってきて、表紙紙を28センチ四方に切ったその紙へ、この赤のシールを貼りつけます。

 1枚ずつ、1個から100個まで貼りつけます。つまり、カードは1から100まての100枚できるわけであります。

 これを使って、1日3回、合わせても10分たらずで扱う方法をとります。兎に角、ドッツ法は独特な方法ですけれども、実践している方もいますので、挑んでみてください。

 私は「ドッツの効果的教え方」をワープロで複製し、その「はじめに」として、次のようなことを書きました。私の驚きを書いたといってもいいわけであります。では読んでみます。

《「はじめに」

 幼児の直観像認識はものすごい。瞬時にしてドッツが幾つあるか認識し、インプットできる。私には、理解しようがないし、不思議でならない。例えば、

  10+9-7+8/2-2=
  300-150*3+50=
  5*3+5-8*4-12=
  64/4+3*12+18=

 こんな問題を出されて、我々大人は1分以内に出来るだろうか。恐らく普通の人では誰一人として出来るものはあるまい。

 ところが何と、問題を読む時間を別にして、2歳6ケ月の子供が、僅か20秒もかからず正解をいえるという事実。一体これは、どういうことなんだろうか。

 ドッツについては、その説明書を読んで、ノウハウをよくよく身につければ、上のような子供を育てることが可能なんです。そんな時代になったんです。幼児の潜在能力はものすごいんです。

 能力の開発如何によっては、はかり知れないおびただしい量の知識が、子供の頭脳にいとも簡単にインプットできることが、わかってきたんです。

 人間の生涯において大切なものは、その人の人柄であるが、人の品性とか洞察力なり見識というものは、深い知識の裏付けがあってこそ値打もでてきます。

 知識だけが先行してしまわないかと、懸念する人もいます。

 しかし、人の成長は、知・徳・体、ばらばらに成長することはなく、知と徳は本来相関して伸びるものであり、もしそうでない人がいるとすれば、それは、その人を育てた親の責任が一番大きいといわなければなりません。》

 以上が序文の一部でありますが、数能力の開発については、グレン・ドーマンの研究に教えられることが、とても大きいと思います。

 さて次に、公文公さんと七田真さんの本についてお話いたします。二人ともグレン・ドーマンのカード方式を取り入れ、従来からの方法と組み合わせて、数能力を伸ばそうとしております。

 従来の方式といいますと、おはじきやさいころ、お手玉、碁石、みかんなど、昔から使われたものを始めとして、ソロバン玉、図形、数唱遊び、対応遊び、数構成遊び、演算遊び、たし算九九、などがありますが、こうした優れた遊びの中へ、先程いいましたカード方式を取り入れているのであります。

 幼児のすばらしい能力を信じて、数の扱いも遊びの一つとして取り入れ「決して教えようとせず、叱からず、焦らず、遊びとして繰り返す」ということは、幼児に対する一般的な、そして基本的な心構えであります。先ず本を手にいれ、教材を手にいれ、遊び方を工夫して、子供に接してください。

 能力を育てる原則というものは「比べず、焦らず、休まず」の三つといいます。

 「比ベず焦らず休まず、理屈で教えず、事実を繰り返す」、これが大脳インプットの方法てあります。

 それともう一つ、決して叱かってはいけません。リラックスした楽しそうなとき、大脳インプットは正常に順調に行われます。

 叱かると外部への拒否反応が現れ、インプットは妨げられるようになるといわれております。いつも叱かられていますと、やがて親そのものへの拒否が強くなり、自閉症に通じるようになります。

 ですから楽しい遊びを通して「比べず焦らず休まず、理屈で教えず、事実を繰り返す」ようにします。そうしますと、インプットは増大倍加し、記憶量は増大倍加し、全体の能力はぐんぐん伸びてまいります。

 私の話が引き金になって本を購入し、実際に取り組んでくださるようになれば、先ずは数能力の教育はスタートできます。数能力の伸ばし方についての話は、以上で終わりたいと思います。

 次回は「幼児の能力を育てる・その4」として、英語をどう身につけたらいいかについてお話申しあげたいと思っております。
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