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折々の記 2004 @

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】12/29〜        【 02 】01/15〜
【 03 】01/24〜        【 04 】01/30〜
【 05 】02/07〜        【 06 】02/18〜
【 07 】03/01〜        【 08 】03/06〜
【 09 】03/09〜        【 10 】03/21〜


【 05 】02/07〜

  02 07 イラクへの自衛隊派遣
  02 11 対岸の火事ではない!…パレスチナ
  02 15 海外情報●情報収集●画像の貼付

 02 07(土) イラクへの自衛隊派遣

●“現状の容認”は誤算の過ちであった。

年賀状に書いた、私の最大の誤算というのは、“現状の容認”という悪弊に自分が染まっていたことでした。

「原爆を許すまじ」の当時の気持ちは今でもそのまま持っている。また、理由の如何を問わず戦争拒否を心の根底においていたことも事実でした。

ユネスコの根底になっている“戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない。”ことが教育者としての基本姿勢であるものと承知しながら、“無知”と“偏見”に陥らないように努めてきたつもりである。

無知=ignorance=@無知、無学 A〔…を〕知らないこと、不案内(of)
            …智識だけではなくすべてにおいて知らないこと
偏見=prejudice=@偏見、ひがみ、先入観〈ラテン語「前もっての判断」の意から〉
            …相手への深慮のないわがままな考え方…

だが、それだけではいけなかった。

陽明学の大塩平八郎がそうであったように、知行は同時に実践すべきであり、西田哲学のように一即多の認識を普遍すべきであった。

具体的に言えば、個人が信託したすべての議員との意見交換というパイプがどこかで詰まっている、その行政のしくみ自身を改善していくという努力に欠けていたことにほかならない。

ことは行政に限ったことばかりでなくていい。自分がかかわる総てにおいて、単数思考を最大限に尊重しあわなければならなかった。

“現状の容認”の中には自分が賛成できなかったことが多々あった。賛成できない考えについては異議をとなえて自分の意見を表明すべきであった。

わが身の軌道修正をすべきであった。

自分の意見が、自分の全体構造ののなかのどういう位置づけであるかということは説明しなくてもいい。部分部分の自分の意見でもいい。自分の意見を表明すべきであった。

自分の性分もあるから、がらりと変わることはないにしても、将来を見据えて軌道修正していきたいと考えている。

●参考のために次の記事を転載する。

「コスギさんのメール」

次はパブリシティーに掲載された記事です。



【投稿紹介】

▼元郵政大臣が国を相手に訴えたという記事。

いつも興味深く読んでいますが、チャルマーズ・ジョンソンの連載は特に衝撃的でした。アメリカの戦略、特に「人権」の名を借りて、自分たちに有利な環境を作り出すやり方には、怒りを覚えます。

そこでは「人権」が道具化されており、日本の刑事手続きを野蛮なものに見なす(もちろん改善すべき問題は多いと思われますが)態度には、イラクの政体の野蛮を、侵攻の自己正当化の一端としている、イラク戦争への論理と同等のものを感じ取る事ができると思います。

ところで今回メールいたしましたのは、先日の元郵政相の箕輪氏による、イラク戦争反対を求めた提訴の問題です。

もうご存知とは思いますが、一応下に朝日新聞の該当記事を張っておきます。
http://www.asahi.com/national/update/0128/041.html
原告団として、札幌弁護士会の約4分の1が参加しているという事態でもわかる通り、法的な次元(特に自衛隊法違反)において、今回の派兵には到底容認できないものがまだ残っています。

国会ではこの事に議論が尽くされていなく、またこれからなされるとも思えません。

派兵の賛否はここでは置くとしても、結局のところ、日本は法治国家ではないのではないか、という危惧が私にはあります。

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▼ということで、「「平和的生存権を侵害」元郵政相がイラク派遣中止求め提訴」の記事を紹介しておこう。

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「自衛隊のイラク派遣は憲法9条や自衛隊法などに違反し、平和的生存権を侵害する」として、元自民党衆院議員の箕輪登元郵政相(79)=北海道小樽市在住=が28日、国を相手に派遣の差し止めと慰謝料1万円を求める訴えを札幌地裁に起こした。

箕輪氏はタカ派として知られたが、派遣隊員の重装備を決めた小泉首相を「武器の使用ではなく武力の行使になる」と批判している。自衛隊のイラク派遣中止を求める訴訟は、名古屋などでも提訴の動きがある。

裁判では、北海道内の弁護士421人の約4分の1にあたる106人が原告代理人になった。原告側によると、他の元国会議員らによる追加提訴も検討されている。

訴えによると、イラクは国際法上の交戦状態としたうえで、

(1)「非戦闘地域」にあたらず、イラク支援特措法の要件を満たしていない

(2)自衛隊が他国による侵略行為がないのに、外国で武力を行使するのは憲法9条違反

(3)自衛隊法が定める「武器の使用」概念を超える重装備の武器を携行する――

などと指摘。

そのうえで「日本人がテロの標的にされる可能性は増大し、平和的生存権を侵害される。他国の人々に対する権利侵害にも加担させられ、精神的苦痛は耐え難い」と主張した。慰謝料1万円の請求には、不法行為があるかどうかの実体審理を求める意味をこめた。

箕輪氏は旧北海道1区選出。8回当選し、90年に引退するまで、防衛政務次官や自民党国防部会の副部会長を務めた。提訴後の記者会見で「日本国の防衛のためにはタカにならなければならないが、憲法の保障する平和的生存権は一番大事なこと。外交という血を流さない政治が必要だ」と述べ、関係法律を適正に適用することを求めた。

<防衛庁の北原巌男官房長の談話> 訴状を入手していないので、内容を承知していない。訴状を検討のうえ、適切に対処したい。

(01/28 22:28)





 02 11(水) 対岸の火事ではない!…パレスチナ

昔の紀元節、いつも神社総代会の新年会の日にしている。国旗遥拝と大御心という言葉をもりこんだ綱領を斉唱する、隔世の感にみちた景色である。

何日かまえから、no more war 上に「ナブルス通信」からの転載記事が載るようになってきた。調べてみると、これは大変だ、対岸の火事ではない! 

“Infomation on Palestine”(パレスチナ・ナビ)というホームページで、@「P-navi info」A「ナブルス通信」の二項目で記事を載せている。

最初から目を通していくと、情報というものは目の前に情景が浮かぶもの、そうでなくてはならないと痛感した。それと同時に「無知と偏見」にたいする「知と真実」がいかに大切かということも痛感した。

目次へリンクしてほしいものとして掲載する。

今見るとすれば次へジャンプすればいい。「お気に入り」にも載せて折々に見たいものです。

  http://www.onweb.to/palestine/

 02 15(日) 海外事情

世界情勢の中では、イラク問題とパレスチナ問題と北朝鮮問題がとりわけ大事なものになっている。戦争の大多数の被害者はいつでもどこでも一般庶民であることに間違いない。

国家というものは、いつでもどこでも絶えず流動的なものであるから、国家の意思といってもそれはいつでもどこでも一部の権力の座にいる者の意思にほかならない。権力の座にいるものもいつでもどこでも流動的である。

とすれば、一般庶民の意思の流れを向上させていくしか手がない。権力の座にあるものは世論には弱い。世論を操作させてはならない。

そういう意味では、世界の情報もできるかぎり入手しながら権力の座にいるものが何によって動いていくか注視していなければならない。

情報が少ないものにとっての情報源として、ヤフーが提供している情報も有益である。

ヤフーニュース〈YAHOO!NEWS〉 http://headlines.yahoo.co.jp/hl
 ↓
【海外】をポイント
 ↓
ページ末【記事一覧】の読みたい日にちをポイント
 ↓
【具体ニュース】をポイント

ちなみに2004年2月15日を表示する(現在時午前6時45分)

屋根崩落で7人死亡 モスクワの屋内プール(共同通信) - 5時9分
陸自の宿営地、賃貸料で“アラブ商法”に苦戦?(読売新聞) - 3時10分
<イラク銃撃戦>警察など狙う 17人犠牲 ファルージャ (毎日新聞) - 3時8分
地雷除去のNGO4人死亡 アフガンで銃撃(共同通信) - 1時47分
重武装の70人が襲撃、警官ら22人死亡…イラク中部(読売新聞) - 1時45分
安保理は拡散防止決議採択を=大量破壊兵器−米大統領(時事通信) - 1時3分
ドイツ映画に金熊賞=ベルリン国際映画祭(時事通信) - 1時3分
NGO襲撃、4人死亡=アフガン(時事通信) - 1時3分
警察など襲撃、23人死亡 武装勢力、市街戦に(共同通信) - 0時24分
大量破壊兵器の脅威強調 ブッシュ大統領(共同通信) - 0時18分
旧バース党員が実行か サマワの迫撃弾攻撃(共同通信) - 0時0分
記事一覧 : 2004年2月15日(日)

こんなふうに表示される。そこで入手したい記事を開いて読む。このニュース源はとても豊かで参考になるサイトです。

たとえば、2月14日の海外ニュースを開くと、各通信社からの記事は、合計98件表示されます。まさに海外情報の宝庫です。

情報収集

ヤフーの情報はこのように膨大なものですから、実際には私はいまのところ次のようにしている。

「お気に入り」へ「毎日チェックせよ」というホルダーを作り、
 ☆ 日本軍事情報センター最新情報
   http://www.kamiura.com/new.html
 ☆ 朝日新聞社説
   http://www.asahi.com/paper/editorial.html
 ☆ パレスチナ・ナビ「P-navi info」「ナプルス通信」
   http://www.onweb.to/palestine/
 ☆ もう戦争はいらない
   http://www.worldpeacenow.jp/
 ☆ 南信州サイバーニュース
   http://www.minamishinshu.co.jp/index.htm
 ☆ K嬢日記
   http://www2.diary.ne.jp/user/95992/
 ☆ ヤフーニュース
   http://headlines.yahoo.co.jp/hl
 ☆ 「阿修羅」「良識の踏絵」その他のもの

などのURLを載せて、あらましの情報源にしている。

画像の貼付

やっと画像の貼付ができるようになった。フリーズの失敗によって消えてしまったものがあって、困っていた。

あらたに「デジカメde!同時プリント7」を導入したら「プリント5」とは設定が違っていて修復に一工夫した。

イ 福寿草

 天気がいいときにやっと開くようになった。

 日暮れになると合歓の葉と同様に花はつ
 ぼまって休んでしまう。

 総てをなりゆきに任せて、蕾をつけ、花を
 咲かせ、やがては枯れ果てていく。

 「福寿草」は家の前に咲いたもので、四ヶ
 所に株分けした一つである。

ロ 紅梅

 坪庭の紅梅の古木を倒してから鉢物として育ててい
 た紅梅を鉢からおろして古株のところへ植え付 け
 たもの。

 別家初代の下平真広が家を建てた昭和6年頃植え
 つけたものという。

 80代になって、古木の紅梅を歌にしたものがある。

    つつがなく
      芽吹かむ春を
        待つちておる
     庭の古梅の
       下に佇み

2枚の写真ともバックをソフトで修正して、もう少し明るくするとよかった。
サイズを4:3の割合にして横、縦にしたが、縦型は細長く見えた。

カメラのフィルムサイズは5対4の割合になっているので、400対320 のサイズにした。修正してみるとやっぱり良くみえる。



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