03 21(月) “茶色の朝” |
03 22(月) “信州のトラウマ長野五輪の調査委が始動” |
03 23(火) さくらの花見 |
03 27(土) 俊成宅からの最終移転 |
03 28(日) 梅久保洞のザゼンソウ |
・里芋(さといも)科の山野草。 ・学名 Symplocarpus renifolius Symplocarpus : ザゼンソウ属 ・春、湿地で開花。 ・花は、茶色の大きな仏炎苞(ぶつえんほう)の なかにあり、仏炎苞を仏像の光背として そのなかにある花を「座禅を組んだ“達磨大師”」に 見立てた。 ・花のあと、葉がどんどん伸びてくる。 ・有毒で悪臭があるそうです。 ・別名 「達磨草」(だるまそう)。 ・似ている花 水芭蕉 武蔵鐙 |
03 29(月) 再びさくら |
・薔薇(ばら)科。 ・学名 Prunus × yedoensis(染井吉野) Prunus lannesiana var. speciosa (大島桜) Prunus jamasakura (山桜) Prunus : サクラ属 ・開花時期は、 4/ 1頃〜 4/10頃(染井吉野)。 ・気象庁が3月に、全国の桜の開花前線予想を発表する。 1日の平均気温がだいたい10度を越えたら”開花”。 (最高気温が14度、最低気温が6度くらいかな)。 実際の開花宣言は各地の標本木の咲きぐあいをもとに なされる。花の見頃は開花宣言から1週間ぐらいあと。 ・”花見”といえば桜。いろいろ種類があるが 染井吉野(そめいよしの)がもっとも有名。 染井吉野はうすピンク色。白花でよく見かけるのは 大島桜(おおしまざくら)。 ・桜の霊である「此花咲耶姫(このはなさくやひめ)」が 最初の種を富士山からまいたといわれ、「さくやひめ」の 名前から「さくら」になったらしい。 此花咲耶姫 → ”この花(桜)のように美しい姫”。 この名前は「古事記」に出てくる。 ・染井吉野は江戸時代に江戸駒込の染井村から植栽が 始められた。初めは見事な桜の代名詞として「吉野桜」と 呼ばれたが、誕生地の「染井」の名を加えて「染井吉野」 になった。 ・幹のところに横向きの線が入っているのが桜の特徴。 ・秋には早めに落葉する。楓(かえで)が紅葉する頃には 葉が残っていないことが多い。 ・日本の国花はこの桜と菊の2つ。 ・なんで桜は一番人気があるんでしょうか。 「大木になる」→ 木自体が目立つ 「花が木いっぱいに一斉に咲く」 → 鮮やか 「花は葉が出る前に咲く」 → 花が目立つ 「すぐ散る(開花時期が短い)」 → 日本人好み 「節目の季節に咲く」 → 卒業、入学、入社など、 いろいろな節目の重なる時期にいっぱい咲くので 印象に残りやすい 「うすピンク色(染井吉野)」 → 見ていると ほのぼのとした気分になれる 「咲く前から待ち構える雰囲気がある」 → ”いよいよ桜シーズン!”といううたい文句で いろいろPRされるので 開花日が待ち遠しくなる こういった要素が桜にはそろってるからかな? (これだけの条件がそろってる花は、他にはないですね) ・大島桜(白っぽい桜)の葉っぱは「桜餅(さくらもち)」 に使われる。若葉を塩漬けにしてクマリンの香りを 引き出すことで、独特の香りと塩味が出る(防腐剤の 役目もある)。葉っぱであんこのお餅を包みます。 ・サクランボは染井吉野などではならず、西洋桜などに しかならない。 → さくらんぼ ふつうの桜にも5月頃赤い実がなるが、さくらんぼより 小さくて固い。 → 桜の実 ・山桜は、花が咲くのと葉が出てくるのがほぼ同時。 (ほかは、だいたい花が先ですね) ・「桜」の旧字は「櫻」です。 ・3月8日の誕生花(桜) ・花言葉は「優れた美人」(桜) ・東京都の花(染井吉野) ・山梨県の県花(富士桜) ・「あしひきの 山桜花 日(け)並べて かく咲きたらば いと恋ひめやも」 山部赤人(やまべのあかひと) 万葉集 「花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」 小野小町(おののこまち) 古今集 百人一首(09) 「もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし」 前大僧正行尊 金葉集 百人一首(66) (さきのだいそうじょうぎょうそん) 「高砂の 尾上(おのえ)の桜 咲きにけり 外山(とやま)の霞 立たずもあらなむ」 権中納言匡房 後拾遺集 百人一首(73) (ごんちゅうなごんまさふさ) 「おしなべて 花の盛に なりにけり 山のはごとに かかる白雲」 山家集 西行 「ほのぼのと 花の横雲 明けそめて 桜に白む 三吉野の山」 玉葉集 西園寺入道 「世の中に たえてさくらの なかりせば 春の心は のどけからまし」 在原業平 「花の雲 鐘は上野か 浅草か」 松尾芭蕉 「桜咲く 前より紅気 立ちこめて」 山口誓子 |