09 14(金) 泰山の教え |
――巧言令色、鮮なし仁。(巧言令色鮮矣仁。)(「論語」学而篇・陽貨篇) というのは、孔子の言葉で、「口先が巧みで、角のない表情をするも のに、誠実な人間はほとんどない」という意味である。 これを裏返して、孔子はまた、 ――剛毅木訥、仁に近し。(剛毅木訥近仁。)(「論語」子路篇) すなわち、「剛毅で飾らぬ人間は、(誠実なのだから)完成した徳をそ なえたものに近い」とも言っている。利己的な打算がなければ《飾る》 必要がないのだから、当然《木訥》になるであろうし、みずから正しい と信ずるものの前には、その生命さえ惜しまぬなら、当然《剛毅》にな るであろう。しかし、このような人間でも、《仁》(完成した徳をそな えた人間)そのものではない。 孔子は、 ――文質彬々として、然る後に君子なり。(文質彬彬、然後君子。) (「論語」雍也篇) とあるように、文(形式)と質(実質)とが彬々として(調和して)いるこ とを、君子(徳をそなえた人間)の条件としていたのである。 だから、弟子たちには、 ――博く文を学び、之を約するに礼を以てす。 (博学於文、約之以礼。)(「論語」雍也篇・顔淵篇) と、多方面に文(ここでは学問すなわち実質)を学び、それを礼(形式) で整理統制することを強調しているのだ。決して剛毅木訥という荒削り な態度を薦めているわけではない。 しかし、その剛毅木訥を推称しているかに見えるほど、孔子は、巧言 令色の徒を憎んでいた。 その増悪は、 ――その之を言うてハジざれば、則ち之を為すや難し。 (其言之不zuo<立心偏+乍>、則為之也難。)(「論語」憲問篇) (臆面もなくものを言うような奴には、到底実行はできぬものだ。) と言う痛烈な言葉を吐かしているほどである。孔子は何よりも、巧言 や令色によって、他人を瞞着する、その狡猾さを憎んだのだ。 政党の公約は不履行に終るのが常識だが、国民を欺瞞して恥じぬこの ような巧言令色の徒の充満している今日、孔子のこの言葉には、私たち の俗根を凛々と打ち叩くものがあるのではないか! |
09 16(日) 孔子の教え“恕” |
従って、子貢のような[自己意識]を抱きながら、他人に強要しないという行為は、事実としてあり得ぬことと思われたのだ。 [恕]は、自己を抛棄する所に可能となる。従って、孔子はこの言葉によって、[我]から離れよ、ということを教えたのだ。そして、この教えは、高弟の曾子が、 夫子之道忠恕而已矣。 夫子の道は忠恕のみ。(先生の[道]は、誠意と思いやりにつきる。) と言っているように、教義の根本をなすものであった。 <天>とは | |
09 17(月) 墓地の改造終わる |
09 20(木) 彼岸入り気温30度三日間<付・安倍内閣閣僚名簿> |
社保庁、10年で処分者6000人超…うち懲戒1321人 9月20日3時6分配信 読売新聞 社会保険庁は19日、過去10年間(1997年〜2006年)で「免職」などの懲戒処分を受けた同庁職員(非常勤含む)が1321人に上ることを明らかにした。 懲戒には至らない「厳重注意」と「訓告」処分も加えると計6000人を超える職員が何らかの処分を受けていた。 社保庁職員は、約2万9000人(正規職員約1万7000人、非正規職員約1万2000人)。特に05年は年金記録の「のぞき見」などで3400人超が処分されており、ほぼ8人に1人が処分を受けた計算になる。 処分状況は、社保庁が同日、政府の有識者会議「年金業務・組織再生会議」(座長・本田勝彦日本たばこ産業相談役)に提出した資料で明らかになった。政府は2010年設立の日本年金機構で、社保庁職員を採用する際の基準に「過去の処分歴」も加える方針だ。 |
09 22(土) 安倍内閣崩壊の中核<テロ特措法> |