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折々の記 2007 C

【心に浮かぶよしなしごと】

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【 08 】10/14〜

  10 14 昭和29年度神稲中学校卒業生同級会
  10 15 絆 と ふるさと

10 14(日) 昭和29年度神稲中学校卒業生同級会

横前達、菅沼敬吉両君の幹事で昨日湯〜眠(ゆ〜みん)で、一泊二日の同級会が行なわれた。 出席予定総数54人。

岡田 文夫岡村 英樹大嶋 久雄小沢 幾雄片桐  伸
上沼 和好佐々木米男横前  達吉川 正二石田 昭子(村松)
市沢 睦子(平澤)栗田イチエ(三島)中島 保美(菅沼)中村 ヌイ(片桐)吉田 百合(壬生)
-----
池野 鎮雄片桐 広美上沼  実(酒井)北原 龍夫河野 善一
菅沼 弘己竹村  浩(片桐)戸之洞常男(片桐)松沢 厚生(丸山)越野ヤエ子(鹿角)
桑原 民子(片桐)小林 昭子(栗沢)中川サダエ(栗沢)福沢 久子(片桐)矢沢 道子(吉川)
山田タケミ(壬生)----
-----
下平 好上(桐生)北沢 博人菅沼 敬吉原  正治(渡辺)原  正臣
福沢 正保松尾  満丸山 佳信(片桐)三島今朝治宮下 隆臣
山田 裕也(壬生)片桐 睦美(元島)苅谷 宏枝(和地)北原 節子(壬生)木村美代子(吉川)
下村 文子(栗沢)手島 幸子(池田)中田登志子(木下)中平ひろ子(宮下)西田あさ子(平澤)
三島 本子(大倉)壬生ヒロ子(北沢)吉川 常美(吉川)--


   
<解像度=800>

五列目 ○ 小沢幾雄 河野善一 松尾満 ○ ○ 市沢睦子(平澤) 小林昭子(栗沢) ○ ○ 山田裕也(壬生)
四列目 宮下隆臣 ○ 片桐伸 ○ ○ 吉川正二 三島今朝治 三島本子(大倉) 中村ヌイ(片桐) 西田あさ子(平澤)
     続いて ○ 栗田イチエ(三島)
三列目 松沢厚生(丸山) 福沢正保 菅沼弘己 ○ 山田タケミ(壬生) 桑原民子(片桐) 北原節子(壬生) ○ 越野ヤエ子(鹿角)
     続いて 壬生ヒロ子(北沢) 中平ひろ子(宮下) 矢沢道子(吉川)
二列目 北沢博人 北原龍夫 池野鎮雄 ○ 菅沼敬吉 下平好上(桐生) 岡村英樹 丸山佳信(片桐) 苅谷宏枝(和地)
一列目 原正治(渡辺) 下村文子(栗沢) 木村美代子(吉川) 片桐睦美(元島) 中田登志子(木下) 横前達 佐々木米男


   写真や雑誌原稿をメモリーカードに保存する方法 (操作ガイド1の64ページ)
                      ( プリンター  EPSON カラリオ PM-900C )
 01 「電源」を入れる。
 02 メモリーカードを「上段スロット」へ挿入
 03 「スキャン」ボタンを押して、スキャンモードにします。
 04 「スキャンしてメモリーカードに保存」を選択して「OK」ボタンを押す。
 05 「窓」からスキャンする原稿の設定をします。
       スキャン範囲    自動キリトリ  原稿の大きさを自動認識する。
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         テキスト      ふつう      200x200dpi    300KB
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         グラフィック   きれい      300x300dpi    3.0MB(最高画質)
 06 原稿をセットします。
 07 「カラー」ボタンを押します。
 08 これで終了。

   この他
       @ EPSON Scan を起動し全自動モードで簡単スキャンする方法(操作ガイド2の6ページ)
         そしてすぐ
       A スキャンしたデータを(操作ガイド2の8ページ)
            ・ スキャンしてメモリーカードに保存する
            ・ スキャンして Web へ
            ・ スキャンして PC へ
            ・ スキャンして Eメールへ
         操作、処理する方法もある。



湯〜眠(ゆ〜みん)のホームページ <http://yu-min.com/index.html>

昭和14年4月から15年3月までに生まれた人たちです。 11違いですから、生まれ月で満68才になります。 もう、みんな立派なお爺ちゃん、お婆ちゃんです。

歳はとっても、やっぱり誰しも若い感覚でいます。 男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしい。 それなのに、生活年齢はまさにお爺ちゃん・お婆ちゃんなのです。

10 15(月) 絆 と ふるさと

きずな 【絆】

辞書的解釈

@語源由来辞典 > き > 絆(きずな)

 絆とは、絶つことのできない人と人との結びつき。

  は犬や馬などの動物を繋ぎとめておく綱のことをいい、平安中期の辞書『和名抄』にもその意味で
  使用例が見られる。
  は離れないよう繋ぎとめる綱の意味から、家族や友人など人と人を離れがたくしている結びつきを
  いうようになった。
  の語源は諸説あり、「頸綱(くびつな)」「騎綱(きづな)」「繋綱(つなぎつな)」の意味、「引綱
  (ひきつな)」の上略など、いずれも動物を繋ぎとめる綱という点で共通している。

Aデジタル大辞泉  きずな【×絆/×紲】

 1 人と人との断つことのできないつながり。離れがたい結びつき。「夫婦の―」
 2 馬などの動物をつないでおく綱。

B字通  絆 字音(ハン・バン) 字訓(きずな ・つなぐ) 

  声符は半(はん)。〔説文〕十三上に「馬の(きずな)なり」とする。
   すべて紐(ひも)状のもので束縛することを羈絆(きはん)という。
  ・きずな、ほだし、馬の足をつなぐひも。
  ・つなぐ、つなぎとめる。
  古訓 〔和名抄〕絆 保太之(ほだし) 
     〔名義抄〕絆 ホダシ・ホダス・マダラカナリ
  熟語 【絆驥】 はんき 駿馬の脚(あし)を縛る。
     【絆羈】 はんき 羈絆。
     【絆拘】 はんこう 拘束する。
     【絆縄】 はんじよう ほだし。
     【絆縛】 はんばく しばる。
     【絆翻】 はんぽん ひき倒す。

  下接語 ・羈絆 ・脚絆(脛巾)・圉絆 ・系絆 ・拘絆 ・絶絆 ・馬絆 ・羅絆 ・連絆

Cgoo辞書

 きずな きづな 0 【▼絆/▼紲】
   (1)家族・友人などの結びつきを、離れがたくつなぎとめているもの。ほだし。
   「―を断ち切る」
   (2)動物などをつなぎとめておく綱。[和名抄]
  ほだ・す 【▼絆す】  (動サ四)
   (1)綱でつなぎとめる。縛る。[新撰字鏡]
   (2)人の自由を束縛する。
   →ほだされる
  ほだし 0 3 【▼絆し】  〔動詞「ほだす」の連用形から〕
   (1)刑具として用いる手かせや足かせ。[名義抄]
   (2)人情にひかされて物事を行う妨げとなるもの。自由を束縛するもの。きずな。
  ほださ・れる 4 0 【▼絆される】  (動ラ下一)[文]ラ下二 ほださ・る
   〔動詞「ほだす」に受け身の助動詞「れる」の付いたものから〕
      情にひかされて自分の考えにない行動をとる。
      人情にからまれる。「情(じよう)に―・れて金を貸してやった」

絆という言葉の意味の深さ

漢字では【絆】と書くが、もともと‘き’と‘つな’が合わさってできた言葉ではないかと思います。 ‘き’というのは【生】と言う漢字に当てはまりそうです。 広辞苑で調べてみると、次のようなのが出てきます。

  【生】      まじりけのないこと。人工を加えていないこと。純粋なこと。
  【生地】    手を加えていないもとのままの性質。生まれつきの性質。「―が出る」
  【生娘】    まだ男を知らない娘。うぶな娘。
  【生息子】   まだ女を知らない若い男。うぶな男。
  【生漆】    採取したままで精製していない漆。
  【生薬】    薬草のまだ刻まず、調剤してない漢方薬。しょうやく。
  【生醤油】   他の調味料などをまぜない醤油。醤油を水で割らずに使うこと。
  【生粋】    まじりけが全くないこと。純粋。「―の江戸っ子」
  【生真面目】 非常にまじめなこと。「―な男」

なぜ、こんなにこだわって調べるかと言えば、私は‘絆’というのを‘へそのを’臍帯をイメージしているからです。 「生の綱」→「生きている綱」それは将に「へそのを」であり「きづな」であり「きずな=絆」となっていると思います。

しかも絆という字が振るっている。 糸を半分ずつしっかり握っている、臍のをという紐を親と子がしっかり握っていると理解できますね。

「生きていて混じりけのない紐」それは「へそのを」しかありません。

母と子はこの「へそのを(お=緒)」で命の根源から繋がっていたのです。 それがなければ生きてはいなかったのです。

「へそのを」は、何よりも大切な「きずな」でありました。

私はたとえ目には見えなくとも、そして今はもう無いにしても、「きずな」はずぅ〜〜っと親子には繋がっていると思います。 きずなの原点は親子にあるのだと言えましょう。

きずなは愛によって結ばれています。 愛とはオムツを換えてあげること(2006/10/01)>なんです。 親のオムツを換えられるようになって初めて親に絆の恩返しができるようになります。 

無償の愛と言う言葉があります。 絆の愛は、まじりけのない、人工を加えていない、純粋な愛なんですね。 オムツを取り替えることは絆の愛に発しています。

そうしてみますと、女性はやっぱり天照大神さまですね。 男性でも天照大神になった人もいます。 頭が下がります。

儒教でいう恕もキリストでいう愛も、絆がその根幹になっています。 日常の礼儀作法も絆が根幹になっていることを知らなくてはならないのです。

それでは、次に絆と関わりの深い「ふるさと」という‘言葉への郷愁’を見てみましょう。

…………………………………………………………………………………………………………

ふるさと 【古里/故里/故郷】

まず<ttp://homepage3.nifty.com/TAD/music/music_17.htm>をクリックして次の歌を聴きましょう。



    故 郷(ふるさと)---文部省唱歌       
                    作詞:高野辰之  作曲:岡野貞一
                         (大正3年6月)

  昨年11月、私は久しぶりに岐阜を訪れた。小学校の後半から中学時代にかけて住み育った
 岐阜は、そしてそこで両親が生まれ没した岐阜は、私にとって大事な故郷である。

  かつて私が住んでいた家の跡を訪ねたが、すでに住む人もなく、廃屋が残っているだけであっ
 た。小学校へ脚を伸ばした。元気な小学生の歓声が聞こえたが、木造の校舎は鉄筋校舎に替
 わっていた。さらに脚を伸ばして、戦争ごっこで駆けまわった加納城跡を訪ねたが、頭を覆うば
 かりに繁っていた笹藪はなく、こぢんまりとした運動公園に変わっていた。

           兎追いしかの山、
           小鮒釣りしかの川、
           夢は今もめぐりて、
           忘れがたき故郷(ふるさと)。

  小学校時代に仲のよかった友達を訪ねたが、半年前に亡くなったとのこと。思わず声を失った。
 ただ、その後に開催された中学の同窓会に出席して、五十年ぶりに二十数人の同級生に会え
 た。かつての紅顔の美少年はすでに白髪の老人であり、顔を見定めるのに時間がかかった。

           いかにいます父母、
           恙(つつが)なきや友がき、
           雨に風につけても、
           思いいづる故郷。

  訪ねる故郷のある人、訪ねる父母や友人のある人、是非故郷に帰ろう。歳月は人を待たない。
 両親を失い、昔を語るべき友が一人・二人と減った今、私はなぜもっとしばしば故郷に帰らなかっ
 たかと、悔やまれてならない。

           こころざしをはたして、
           いつの日にか帰らん、
           山は青き故郷。
           水は清き故郷。

  日常の仕事に追われ、志を果たしたとの満足感もなく、時はむなしく流れる。
 しかし、青い山、清い川を故郷に持つ人は故郷に帰ろう。故郷は君を待っている。

        早く帰らないと故郷は君を待ってくれないかもしれない。

このページを作った方は岐阜の人ですね。 心地よい音楽によって心情が癒されるのはもちろんですが、解説は読まずに自分の越し方をあれこれと思い浮かべながら「ふるさと」を偲ぶことがいいのですね。

古い里、それは古い山あいでもおなじです。 絆にならってまず辞書で調べました。

デジタル大辞泉 ふるさと 【古里/▽故里/▽故▽郷】

1 自分の生まれ育った土地。故郷。郷里。
 「―に帰る」「―の山川」「第二の―」

2 荒れ果てた古い土地。特に、都などがあったが今は衰えている土地。
 「ふるさととなりにし奈良の都にも 色はかはらず花は咲きけり (古今 平城天皇)」

3 以前住んでいた、また、前に行ったことのある土地。
 「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞむかしの香ににほひける   (古今 紀貫之)」

4 宮仕え先や旅先に対して、自分の家。自宅。
 「見どころもなきふるさとの木立を見るにも」〈紫式部日記〉
 「おのおのふるさとに心細げなる言伝てすべかめり」〈源氏-明石-〉

 【慣用句・ことわざ】

   故郷(ふるさと)は遠きにありて思うもの

    室生犀星が詩「小景異情」で故郷をうたった部分の冒頭1行。

私の好きなのは、啄木の歌です。 北上川左岸の渋民村から望む岩手山は、啄木の生活には心の支えになった自然であったのでしょう。 岩手山によって慰められたり、あの雄姿を仰いで自らの励ましにもしていたのでしょう。 日本では有難いことに多くの土地に、独自の故郷の山があるのです。

故郷の山が心の支えになり励ましになり、自分の中できずなのような有難いものになっていたのでしょう。 わたしにはそう思えるのです。


 ふるさとの山に向ひて                      石川啄木
 言ふことなし
 ふるさとの山はありがたきかな



  「杜と水の都」盛岡の駅前広場に建つこの歌は、東京朝日新聞に勤めていた時代に詠んだもので、
  その郷愁を誘う詩は、多くの人に親しまれています。啄木の歌風は、近代短歌史上に多大な影響
  を与えたとされている。

「ふるさと」といえば、山ばかりではありません。 山川草木をはじめすべての動物、そして幼き頃の親、兄弟、遊び仲間など、何の意味も無いような人のしぐさや風物の有様など、それらすべて脳裏にその断片が浮いては消え浮いては消え、私たちを癒し励ましてくれるのです。

ことに年をとってくると「ふるさと」という言葉が懐かしい思い出をたくさん運んできて、人は慰められ、癒されるのです。

       春 望   杜 甫

  国破山河在  国破れて山河在あり
  城春草木深  城春しろはるにして草木深そうもくふかし
  感時花濺涙  時に感じては花にも涙を濺そそぎ
  恨別鳥驚心  別れを恨うらんでは鳥にも心を驚おどろかす
  烽火連三月  烽火三月ほうかさんげつに連なり
  家書抵万金  家書万金かしょばんきんに抵あたる
  白頭掻更短  白頭掻はくとうかけば更に短かく
  渾欲不勝簪  渾すべて簪しんに勝たえざらんと欲ほっす

世情の変態雲の如し、という。 80年も過ぎてくると、ふるさとの友達も変わり、橋や畑も変わり、家も住む人も変わり、「春望」ばかりではない。、

       故郷の廃家  中等科教育唱歌集 作詞 犬童球渓  作曲 ヘイス 明治40年
        (上の開いたページをクリックすれば音曲がはじまります)
        (別のページの故郷の廃家) <http://homepage3.nifty.com/TAD/music/music_26.htm>
        (別のページの故郷の廃家) <http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/00_songs.html>

  幾年ふるさと きてみれば
  咲く花鳴く鳥 そよぐ風
  門辺の小川の ささやきも
  なれにし昔に 変わらねど
  あれたる我が家に
  住む人絶えてなく

  昔を語るか そよぐ風
  昔をうつすか 澄める水
  朝夕かたみに 手をとりて
  遊びし友人 いまいずこ
  さびしき故郷や
  さびしき我が家や

この歌など、気楽にとなえていた「祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす」という中世の無常観とともに、じわじわと心の奥まで沁みこんできます。

 人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける    紀貫之

紀貫之の歌と同じように、人はどんどん変わっていってしまうのに、自然の輪廻はあまり変わることも無く私たちの心を穏やかにしてくれるのです。

誰しも心の奥深く残っている故郷の想い出は、良いにしろ悪いにしろ自分を養ってきてくれたものであり、時に慰めとなり時に励ましになってくれます。


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