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折々の記 2007 C

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】09/03〜        【 02 】09/13〜
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【 01 】09/03〜

  09 03 一碧楼の句
  09 04 エンマコウロギ ●文部省唱歌
  09 07 台風9号・鴨下環境相不祥事

09 03(月) 一碧楼の句

諏訪の水月園には

  夏めくこころあり 水平なれば 家郷のごとし  一碧楼  .

という句碑が建っている。 中塚一碧楼は瀬戸内の人ですからわかる、わかる。 この碑の字がまた気持ちのいい字です。 衒いもない字は愛着を覚えます。 ふと思い出すからとりあげた。

「夏めくこころあり」と検索すると <日記と随筆 13 >が出てきた。 開いてみると、自分の日記である。 日付を見ると昭和29年8月16日となっていた。 懐かしいのでジャンプしてみた。

  春の海 ひねもすのたり のたりかな  蕪村  .

これはたしか与謝蕪村だ。 

Google の検索で見ると「鳶鴉図(重文) 紙本着色」が載っている。 蕪村はいい絵を描いたものだ。

   

          鳶鴉図(重文) 紙本着色  < 出典: 与謝蕪村(Wikipedia)>

一碧楼の句が浮かぶと、きまって蕪村のこの句が浮かぶ。 気持ちがゆったりするからいいに決まっていた。 瀬戸内の春の浜辺に行ってみたい。

  ねじ花一本句碑への道を通せんぼ  通 子  .

これは「夏めくこころあり」を検索たしとき、水月園のある句碑として載っていたもので気に入った句なのでのせてみた。

「ねじ花」というのはかわいい花です。 ジャンプすればわかりますが、あえて説明を載せておく。


 捩 花  (ねじばな)
(捩摺<もじずり>)


            ・蘭(らん)科。
            ・学名 Spiranthes sinensis var. amoena
             Spiranthes : ネジバナ属
             sinensis : 中国の
             amoena : 愛すべき,人に好かれる
             Spiranthes(スピランセス)は、ギリシャ語の
             「speira(螺旋(らせん))+ anthos(花)」
             が語源。 花穂が螺旋状にねじれるところから。
             学名 S へ

            ・開花時期は、 6/25頃〜 7/15頃。
            ・明るい草地などに生える。
            ・小さなピンク色の花が20個以上らせん状に
             ついて咲く。珍しい。なぜねじれるのか?
             花がみな一方向に向けば茎が傾くので、
             花の方で工夫してわざとねじるように
             花をつけるようになったという説がある。
             (なるほど♪ かしこいもんですね)
            ・見たところ、咲いているものは10日ほどで
             枯れてしまう。
             また、芝生の中に咲いていることが多いので
             その背丈の低さで見逃してしまいがち。
            ・別名 「捩摺」(もじずり)。

みちのくの しのぶもじずり 誰ゆえに 乱れむと思ふ 我ならなくに
                            古今集 河原左大臣 源融

(註)源融といえば源氏物語の光源氏のモデルといわれる人。

  <  河原左大臣  >  <  源融  >


この句はいい句なのだが、通子という人は調べてみたがわからない。今井邦子文学館へ行けばわかると思う。 

天竜川の土手と開田高原の草原で、ねじ花を見たことがあるので、この句の“通せんぼ”という言葉に花のいじらしさを気遣う作者の気持ちが、ぴったり私にもつたわるのです。

09 04(火) エンマコウロギ

温暖化の影響で、九月になっても日中は三十度まで赤い寒暖計のメモリは上がる。 立秋といわれた八月八日には、ちゃんと秋の虫の音を耳にすることができた。 朝夕の温度感覚で虫たちは秋になったと感ずるのだろう。

  

         エンマコウロギのオス

九月になって夕闇が迫る頃からめっきり涼しくなった。 エンマコウロギがお勝手口あたりから、しきりに聞こえる。

温暖化といって人は心配しているけど、虫たちはあるがままを受け入れて精一杯に生きているのだろうか。 

農薬の消毒散布も無条件で受け入れ、除草剤散布も受け入れ、どんなことが身の回りに起こったとしても、何も言えずあるがままわ受け入れて生きている。

文部省唱歌

ここ、二・三日のあいだ、文部省唱歌について整理してきた。 「文部省唱歌」のサイドは park15.wakwak.com/~yoshimo-2/ なので、このフォルダーはコピーして「懐かしい歌」のサイドから利用できるようにしてある。

もたもたしているから、なかなか時間がかかった。 それにしても最近の音楽をPCに取り入れている人たちは、なかなかの専門家で立派な音源をうまく利用している。 脱帽です。 まねたいけれど、この方面は素養がないからかなわない。

09 07(金) 台風9号・鴨下環境相不祥事

台風が心配でヤフーを開いてみた。


東京都青梅市付近を北上中、多摩川危険水位に…台風9号  9月7日5時3分配信 読売新聞


 強い台風9号は7日午前2時前、神奈川県小田原市付近に上陸した。

 首都圏では同日朝の通勤時間帯まで、強い風雨が残ると見られ、気象庁が注意を呼びかけている。台風はその後もさらに北上を続けており、関東や東北では7日も大雨になると見られる。同庁は土砂災害や河川の増水などに厳重な警戒を呼びかけている。

 同庁の観測によると、台風9号は7日午前4時現在、東京都青梅市付近を時速約20キロで北に進んでいる。中心気圧は970ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は35メートル。中心から半径170キロ以内で風速25メートル以上の暴風域となっている。

 関東甲信地方を中心に、1時間に50〜70ミリの非常に激しい雨が降っている。多摩川の水位は7日早朝、石原水位観測所(東京都調布市)で、はんらんの恐れがある「危険水位」(5・20メートル)に達した。


同じく朝日の社説を見るとまたもや議員のボロが糾弾されている。


鴨下環境相―訂正だけでは済まない


 まるで底なしの泥沼にはまったかのようである。農水相らの辞任に続き、今度は鴨下環境相の「政治とカネ」の不祥事が出てきた。出直したばかりの安倍改造内閣は、早くもぼろぼろではないか。

 鴨下氏の政治資金を管理する団体は、96年の収支報告書で鴨下氏本人から200万円を借り入れたと記載した。なのに、00年以降の報告書では96年に借りたのは1000万円と記されている。

 どちらが本当なのか。差額の800万円はどこに消えたのか。鴨下事務所は「借用書などの資料が残っていないので、分からない」という。

 一方、これとは別にすべての国会議員に義務づけられている資産等報告書によると、鴨下氏個人がだれかに貸している貸付金の残高は00年6月時点で820万円で、それ以降の年はゼロである。

 鴨下氏は資金管理団体にカネを貸しているのか、いないのか、それはいくらなのか。デタラメもいいところだ。

 鴨下氏は「事務的なミス」と釈明し、「借り入れは200万円だった」として二つの報告書を訂正するという。資料もないのになぜ直せるのかといえば、根拠は「私の記憶」だという。

 内閣改造にあたり、安倍首相は閣僚に不祥事が露見した場合、「十分な説明ができなければ去っていただく」と語ったはずだ。鴨下氏の説明で、首相は国民が納得できると考えているのだろうか。

以下略




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