08 23(月) 女子マラソン |
■女子マラソン2大会連続金メダル 女子マラソンで野口みずきが優勝。シドニー五輪での高橋尚子に続き、2大会連続金メダルの快挙となった。 野口は日本勢、ケニア勢、世界記録を持つラドクリフらの先頭集団から、27キロ過ぎにスパート。2位の前世界記録保持者キャサリン・ヌデレバ(ケニア)の追い上げをかわし、そのままゴール。気温35度の中行なわれた過酷なレースを2時間26分20秒のタイムで制した。 日本勢は土佐礼子が5位、坂本直子が7位と、3人全員が8位以内に入る大活躍だった。優勝候補筆頭にあげられていた世界最高記録保持者のポーラ・ラドクリフ(英国)は、36キロ付近で無念の途中棄権をした。 |
紀元前490年、アテナイが‘マラトンの戦’でペルシアの大軍を破ったとき、一人の兵士がアテナイまでの約40km の道を走って勝利を告げ、そのまま息絶えたという。1896年の近代オリンピック第1回大会(アテネ)が開かれる際、フランスの言語学者 M. ブレアルがこの故事にならいオリンピック種目にマラソンを入れることを提唱、正式種目となった。このときはマラトンの古戦場からアテネの競技場まで約40km だった。 長い間〈肉体的に無理〉とされてきた女子マラソンは、1984年のロサンゼルス・オリンピックから正式種目として登場した。日本でも1979年に女性だけの東京国際女子マラソンが初めて行われ、以後女子だけの大会も開かれるようになった。 |
08 24(火) 小沢一郎の間違い |
民主代表選 岡田氏きょう出馬表明 小沢氏と深い溝 小沢氏は、岡田氏が憲法改正と国連決議を前提に海外での武力行使を容認する立場であることに「憲法は簡単に変えられない」として現憲法下で何ができるかを示すべきだと批判。二十二日の講演では「軍事力を伴う活動でも国連の平和活動に参加することは憲法上、差し支えない」などと国連待機部隊構想を展開し、政策発表を控えた岡田氏を牽制(けんせい)。 (産経新聞) - 8月24日4時10分更新 |
08 25(水) 霜ささげの芽 |
08 26(木) 常任理事国 |
08月25日 朝日社説 ■常任理事国――安易になりたがるな 小泉首相が9月下旬の国連総会で、安全保障理事会の常任理事国入りをめざす考えを表明するという。 小泉氏は、日本が今のままで常任理事国になることに消極的だった。 憲法9条をもつ日本は、海外での武力行使を禁じられている。9条を変えて集団的自衛権を認めるとともに、自衛隊の能力を高めてからならともかく、それができないうちはだめだ。 首相就任前、彼はこんな持論をもっていた。普通の国のように軍事行動ができないのに、常任理事国になるべきではないということだろう。国連での演説は今の憲法を前提にするというが、考えの基本を変えたわけではあるまい。 では、なぜいま常任理事国なのか。 イラクに自衛隊を派遣し、多国籍軍への参加も実現した。国内では、自民党だけでなく民主党も憲法改正案づくりの作業を進めており、改憲ムードが高まっている。自身の考える常任理事国入りの条件が整いつつあると判断しての、君子豹変(ひょうへん)であろうか。 事は日本の針路にかかわる重大な問題である。いま常任理事国入りを表明するのはなぜなのか。首相はまず日本国民に説明すべきだ。 つい先日のこと、米国のパウエル国務長官が「安保理の一員となり、それに伴う義務を担うというなら、憲法9条が今のままでいいのか検討されなければならない」と発言した。常任理事国入りの問題を利用して、米国の世界戦略のために日本の軍事的役割を広げようという意図が透けて見える。 米国を支持し、行動をともにすることに熱心な小泉首相のことだ。そうした米国側の意図を知らないはずはない。 イラクの復興支援活動などの「実績」を背に国際貢献をぶっても、他の加盟国から「米国票がひとつ増えるだけだ」と冷たく受け取られかねない。 常任理事国入りが「悲願」の外務省は、首相が先頭に立ってくれれば心強いことだろう。日本は米国に次ぐ分担金を納めている。国連改革の柱の一つである安保理改革とからんで、常任理事国の枠が拡大されれば、日本には新たに加わる資格が十分にある。発言力を強化する絶好の機会、というわけだ。 しかし大切なのは、常任理事国になること自体でなく、そこで何をするかである。それは常任理事国にならないとできないのか、逆に海外での軍事行動に道を開くことになりはしないか、といったことを冷静に考えて判断をしなければならない。 日本は、経済協力や国連の平和維持活動(PKO)などで実績を積んできた。技術や教育の水準も高いアジアの先進国である。平和主義を刻んだ憲法は世界で高く評価されている。唯一の被爆国でもある。 この特質を生かして世界の課題に切り込もうというのなら意味もあろうが、「とにかく常任理事国になりたい」というのでは困る。そんな外交は危うい。 肝心の安保理の拡大も、長年課題として掲げられながら、候補国の間の牽制(けんせい)合戦や、国連改革への意見の違いなどから遅々として進まないのが実情だ。 日本に「条件」をつける米国自身、安保理の拡大には熱心ではない。中国は日本の意欲表明に沈黙している。 小泉首相には、そうした生々しい実態も十分踏まえたうえ、慎重に行動することを望みたい。 |
08 29(日) 防錆塗料 |
08 30(月) 台風16号 |
台風16号九州上陸の恐れ高まる、西日本は大雨に 大型で非常に強い台風16号は29日夜、日本の南海上を北西に進んだ。このまま勢力を保ちながら30日朝には九州に接近、上陸する恐れが高まった。これに伴い、西日本の太平洋側を中心に大雨となる見込みで、気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。 気象庁の観測によると、台風16号は30日午前0時現在、屋久島(鹿児島県)の南西約110キロの海上を時速約15キロで北西に進んでいる。中心気圧は945ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は45メートル、中心から東側の240キロ以内と西側の190キロ以内では、25メートル以上の暴風が吹いている。屋久島では、午後4時20分に50・5メートルの最大瞬間風速を記録した。 台風はこの後、北東寄りに進路を変え、日本海海上を北上する見通し。30日には関東地方でも北部を中心に大雨の降る地域がある。また、日本付近は現在、1年で最も潮位が高い時期にあたるため、高潮・高波にも警戒が必要という。 ◇ 奄美大島(鹿児島県)の名瀬市役所では、災害対策本部の窓ガラス1枚が強風で割れ、破片で職員2人が手や顔にけがをした。同島では高潮のため住宅など102戸が床下浸水し、強風で住宅1棟が全壊、倉庫2棟が全半壊した。 一方、台風16号接近の影響で、羽田空港では29日、九州と東京を結ぶ便の欠航が相次ぎ、日本航空の28便、全日空の15便が運航を取りやめた。30日も日本航空が55便、全日空が11便の運航中止を決めた。 (読売新聞) - 8月30日1時8分更新 |
<台風16号 きょう九州に上陸へ> 大型で非常に強い台風16号は三十日未明、鹿児島県・屋久島の南西約一一〇キロを時速一五キロで北北西に進み、九州南部が風速二五メートル以上の暴風域に入った。三十日朝にも九州の南部か西部に上陸する見通し。その後、速度を上げながら九州を縦断し、中国地方か四国に向かう恐れがある。上陸すれば今年の上陸台風は六個となり、八月までで過去最多となる。 (産経新聞) - 8月30日4時19分更新 |
<台風16号>九州で25万戸が停電 大型で強い台風16号による被害は、各県警などのまとめによると、強風による転倒や転落などで計15人が負傷。九州電力のまとめによると午前9時現在、九州各地で計25万4400戸が停電。最も大きな被害を受けているのは鹿児島県で、全戸の約15%に当たる15万5400戸が停電になった。 (毎日新聞) - 8月30日11時33分更新 |
台風16号、鹿児島・串木野市付近に上陸…11人けが 大型で強い台風16号は30日午前9時半、鹿児島県串木野市付近に上陸した。勢力を維持したまま時速約20キロで北北東に進み、日本海側を縦断する見込み。この影響で大雨と暴風に見舞われた九州を中心に、空の便の欠航や鉄道の運休が相次いだ。 台風が今年、日本に上陸したのはこれで6回目となり、早くも年間最多(1990年、93年)に並んだ。九州への上陸は5年ぶり。 気象庁の観測によると、台風16号は同日午前10時現在、中心気圧950ヘクト・パスカルで、中心付近の最大風速は40メートル。中心の東側260キロと西側170キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いている。 鹿児島・枕崎では同日午前2時40分に最大瞬間風速58・1メートルの東南東の暴風を観測した。これは同地点で観測史上2番目の記録となった。 台風は30日午後9時には、広島市の北東約150キロ付近に達するとみられる。強い雨雲と暴風を伴っているほか、高潮の恐れもあり、気象庁では進路に当たる地域に厳重な警戒を呼びかけている。 既に九州では、住宅の床上浸水や停電などの被害が相次ぎ、警察庁の30日午前8時までのまとめでは、強風にあおられて路上で転倒するなどして11人がけがをした。 また、羽田空港では、同日午前10時半現在、九州発着便を中心に177便が運航を取りやめた。 (読売新聞) - 8月30日11時40分更新 |
台風16号鹿児島に上陸 九州縦断、中国地方へ 大型で強い台風16号は30日午前9時半ごろ、鹿児島県串木野市付近に上陸、時速約20キロで北北東へ進んだ。九州のほぼ全域を風速25メートル以上の暴風域に巻き込んで九州を縦断、同日午後には中国地方に再上陸するとみられる。 台風の影響で福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島の各県で計19人が負傷。九州地方中心に中四国地方などで計1万6000人以上が避難した。 枕崎(鹿児島県)では午前2時40分に、1945年9月の「枕崎台風」に次ぐ最大瞬間風速58・1メートルを、油津(宮崎県)で同9時すぎ同55・2メートルを記録。鹿児島県高山町付近では午前7時までの1時間に110ミリの記録的豪雨を観測した。九州への台風上陸は99年の18号以来となる。 (共同通信) - 8月30日11時47分更新 |
→台風16号情報→【最新情報】 ■台風16号は、北陸地方などを暴風域に巻き込みながら能登沖の日本海を北東に進んでいます。 台風16号は、午前4時には石川県輪島市の北北西60キロの海上を1時間に60キロの速さで北東に進んでいるものと見られます。 中心の気圧は975ヘクトパスカル、最大風速は30メートルと勢力がやや弱まりましたが、中心から南東側190キロ以内と北西側110キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。 台風はこのあとも日本海を北東に進む見込みです。 北陸、東海、信越地方のそれぞれ一部が引き続き台風の暴風域に入っています。 岐阜県高山市では午前2時40分ころ33.6メートルの最大瞬間風速を観測しました。 また台風周辺の強い雨雲がかかって、午前3時までの1時間には岐阜県郡上市の蛭ヶ野で63ミリの非常に激しい雨が降りました。 東海地方では、31日の朝のうちにかけてところによって、1時間に50ミリから70ミリの非常に激しい雨が降るおそれがあります。 また北日本でも31日の夕方にかけて1時間に40ミリ前後の激しい雨が降るおそれがあります。 31日夜遅くまでの雨量はいずれも多いところで北海道の太平洋側で250ミリ、東北の日本海側と東海北陸、甲信地方で200ミリ、北海道の日本海側とオホーツク海側、それに東北の太平洋側と関東地方と近畿地方で100ミリから150ミリと予想されています。 東日本と北日本の沿岸では31日は大シケの状態が続く見込みです。 気象庁は激しい風雨と高波に厳重に警戒するよう呼びかけています。 (8月31日 4:00更新) |