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折々の記 2004 A

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】04/02〜        【 02 】04/16〜
【 03 】04/25〜        【 04 】05/09〜
【 05 】06/07〜        【 06 】06/19〜
【 07 】07/17〜        【 08 】08/15〜
【 09 】08/22〜        【 10 】08/31〜


【 02 】04/16〜

  04 16 笹見平の桜
  04 19 売木観音堂の桜
  04 20 憲法9条改正素案
  04 23 インターネットアルバム作成
  04 24 寒気襲来マイナス3度

 04 16(金) 笹見平の桜

 笹見平の桜










天気が良かったので、お昼前に豊丘村堀越へ飛び出していって写真をとった。昨年の画像を誤って消去してしまったからだ。やっぱりこの桜は見事である。

桜の下に「笹見平の観音桜」という表題の説明板が立っている。
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 笹見平の観音桜
鎌倉末期の武将で、信濃の人とされる村上義光とその子の義隆の一族郎党は、護良親王に仕えていた。
義光は1331年〜1333年(元弘元年〜元弘3年)元弘の変で吉野陥落に際し親王の身替りとなって自刃し、義隆は護良親王を逃した後に同じく自刃したといわれている。
その後、その一族郎党の一部が、闘いを避けて、もともと縁のあった北信濃へ落ち延びる途中に、伊那谷の奥地へ入り、そこに定住したということである。
この桜は、この一族が墓を作った際に植えたとされている。
こんなこともあってか、幕末には勤皇方にたって京都で活躍した人間もいたらしい。
また、この桜は『社団法人道路緑化保全協会』より、全国桜の銘木として飯伊十六本のうちの指定を受けている。
樹齢四○○年余の老木である。
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 04 19(月) 売木観音堂の桜

 売木観音堂の桜










 新野の愛宕様の桜










売木村は山に囲まれた閑静な村である。山にはとにかく桜が多い。誰が発案したのか知らないが、のどかな村のはるの風物にぴったりの花なのである。

こまどりの湯駐車場の露天店のおばちゃんに観音堂の桜を聞くと、地図を書いて親切に教えてくれた。ついでに新野の愛宕様の桜も紹介された。泰阜へ行く予定だったが、折角此処まできたのだからカメラに収めていくことにした。

愛宕様の桜は矢野という山の中の部落で、見つけるのに大変だった。エドヒガン桜であった。写真の中央上部から左のほうへ太い木が伸びていたようだが、枯れてきたのか切り取られていた。どこへ行ってもいいサクラがあるものだ。

 04 20(火) 憲法9条改正素案

しばらくニュースチェックを怠っていた。

●ヤフー・ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hlに目を通していると、自民党の憲法改正関係記事が目に飛び込んだ。それを掲載しておく。
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 <自民党>自衛権行使、軍隊保持を明記 憲法9条改正素案(毎日新聞) - 3時26分

 自民党憲法調査会は19日、憲法9条改正案の概要を固めた。自衛権の行使、軍隊保持を明文化するとともに、国際貢献に軍隊を活用できることを打ち出している。また、9条改正に伴い、別の条項で「国を守る義務」の規定を新たに設ける。同調査会は、05年11月に公表する「自民党憲法改正草案」のたたき台として今国会中に作成する素案に、こうした方針を盛り込む。

 9条1項は、戦争放棄の条文をそのまま残したうえで、「自衛権を行使する場合を除く」との文言を加える。これにより、個別的、集団的にかかわらず、自衛権を行使できることを明確にしたい考えだ。国連憲章51条は自衛権を各国の「固有の権利」と定めているが、集団的自衛権に関して政府は「保有しているが、行使できない」との憲法解釈を堅持しており、行使を容認するかどうかが憲法論議の焦点となっている。

 戦力不保持・交戦権の否認をうたう9条2項は全面改正の方針で、「陸海空軍その他の組織」の保持を明文化。そのうえで、これらの軍隊について、1項に定める自衛権行使のほか、国際貢献にも活用することを条文に書き込む。

 国際貢献への活用は2項に追加して盛り込む案と、3項を新設する案がある。国連平和維持活動(PKO)や国連決議に基づく活動への参加が想定されているが、「海外での武力行使」を可能にする余地も残すことになる。

 一方、「国を守る義務」の規定は、日本有事や緊急事態では一定の私権制限が必要との考えに立つもので、拡大解釈された場合、徴兵制導入に道を開くとの指摘も出そうだ。【宮下正己】

 ◇【解説】「海外での武力行使」に余地

 自民党憲法調査会が憲法9条改正案概要に盛り込んだ「国際貢献への軍隊(自衛隊)の活用」は、国連決議に基づく武力制裁に一体化する形での多国籍軍参加も視野に入れており、現行憲法が禁ずる「海外での武力行使」を認める余地を残した。これまでの議論は国際貢献の必要性ばかりが先行し、国際貢献の定義や海外での武力行使の是非の検討が欠落していることもあり、9条改正案概要には危うさが感じられる。

 現行の政府解釈では、憲法9条は集団的自衛権の行使と海外での武力行使を禁じている。イラク復興特別措置法に基づく自衛隊の参加は後方支援などに限られるため、自民党内では「9条が国際貢献のネック」との指摘が出ていた。概要が海外での武力行使に道を開こうとするのは、こうした事情を受けたものだ。

 しかし、自民党幹部は「集団的自衛権と海外での武力行使が混同されている」と指摘する。集団的自衛権行使容認が党内コンセンサスになりつつある中、「集団的自衛権が行使できれば、フリーハンドで国際貢献に乗り出せる」という誤解が生まれ、その結果、海外での武力行使をめぐる議論はほとんど深まっていないのが実態だと明かす。

 冷戦崩壊後の紛争解決手段は、自衛権を行使する国対国の「旧来型戦争」から、地域紛争やテロの頻発で国連の下の多国間軍事活動や、米国中心の有志連合型活動に移行している。国際貢献の定義次第では、集団的自衛権の行使よりも海外での武力行使を求められることが多くなるが、同調査会の議論にはそうした視点が欠けている。

 有志連合型はもとより多国間軍事活動でも、現在の国際情勢を見た場合、唯一の超大国である米国主導になるのは必然。集団的自衛権行使に加え、海外での武力行使も認めるようなことになれば、歯止めなき米国追従につながる危険もある。【宮下正己】(毎日新聞)
[4月20日3時26分更新]
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●さらに、 パレスチナ・ナビ http://www.onweb.to/palestine/ の新着情報の中に「バヌヌさんの釈放前に――中東でヒロシマを繰り返さないために」という記事が載っていた。
その記事は長すぎるから載せないが、その書き出しの文は次のようなものである。

 イスラエルが秘密裏に開発していた核兵器の存在を世界に告発したのが、
 イスラエル人の核技術者、モルデハイ・バヌヌさんです。そのことにより、
 バヌヌさんは拉致され、秘密裁判にかけられて、「国家反逆罪」として18年
 間の服役を課されました。そのうちの11年半は独房。これは「民主的」とさ
 れる国家での独房最長記録だということです。

読み続けていくとアメリカがなぜそれまでにイスラエルに腰を入れるのか、理解に苦しむ。
イラク戦争が世界中で云々されているのに、イスラエルとパレスチナの泥沼化した殺戮の応酬は何故国連の重大問題にされないのだろうか。

日本も世界もしばらくは目を離して入られない。

 04 23(金) インターネットアルバム作成

Internet Album 作成を始めようと思う。「折々の記」へ画像を入れていく方法をとってきたが、そうそう多くの画像を入れても見る側に大変だと思われる。とすれば、アルバムを作って好きな人に見てもらう方法がいいだろう。

「デジカメde1!!同時プリント」のユーザーズ・マニュアルに解説があり、また 「第9回家族や友人にお気に入りの写真を見せよう(インターネット編)」にも解説がでている。

時間がかかるけれども、無料でアップロードできるというから好都合である。

●これとは別だが、PC診断士の「PCのクリーン度をチェックする」で診断してみると、クリーン度65パーセントだという。

クリーン度を高める方法は「http://pc.ai2you.com/PCshindanshi/index.asp」から3150円でダウンロードするか、「DiskX Tools Ver.9」というDCを購入して使うかである。ヤマダ電気で値段をしらべていずれかにしたい。

 04 24(土) 寒気襲来マイナス3度

昨夜は霜注意が放送されていた。けさ4時に起きて馬鈴薯にはシートをかけ、伊久間原へ寒暖計を持っていってみた。5時まえにはマイナス3度だった。

雲ひとつない天気だったが、降霜には閉口する。

最近は地球温暖化の影響なのか、秋は秋で11月上旬も温かく、柿剥きの時期がおかしくなってきた。昨年の柿のカビにはほんとうに困ってしまった。農協の指導どおりに考えるとお金がかかりすぎるし、今までどおりの方法をとるとするとどこをどう改善すればいいのか、途方にくれる。

干柿作りでは、いい干柿を作る人たちからいろいろ教えてもらわないと自信ももてない。温暖化の影響はひしひしと身に迫ってきている。

おととい北朝鮮では列車運搬中のダイナマイトが爆発して大惨事が起きたようだ。
ヤフーニュースの「海外トピックス」を見ると次のように報道している。
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「戦争か」半径500mの建物倒壊…韓国紙報道

 【ソウル=河田卓司】「地球が割れるようなごう音とともに、黒い煙が舞い上がり、駅の上空を覆った」。24日付の韓国各紙早版は、北朝鮮・竜川駅の列車爆発事故の惨状を、中朝を往来している華僑や、現地関係者らの話として大々的に報じた。

 朝鮮日報などによると、竜川郡は人口13万人で、中心部に約6万人が住む。爆発で、駅を中心に半径500メートルにわたって建物は破壊された。駅周辺には4、5階建てのアパート、デパート、軍関係の建物、学校などが密集しているが、いずれも数十年前に建てられた老朽化した建物で、衝撃で崩れたという。

 爆発後、中国・丹東に渡ってきた北朝鮮在住の華僑は「爆発の衝撃で民家数百戸が完全に破壊された。圧死した住民は数え切れない。病院は負傷者であふれていた」と呆然と語った。

 竜川在住の親戚の華僑と電話で話したという丹東の中国人は「竜川駅近くに学校があるが、授業中だったため、学生の相当数が負傷したらしい」と語った。

 目撃者の話では、街中には血まみれの人々が数え切れない状態で、戦争になったと思って当惑している住民も目立ったという。事故当時は金正日総書記の特別列車の通過を警備するため、多くの軍人も駅周辺に集まっており、相当数が死傷したと見られるという。(読売新聞)
[4月24日3時7分更新]
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北朝鮮の列車爆発1300人死傷…国連などに援助要請

 【北京=竹腰雅彦】北朝鮮北西部、平安北道竜川郡の竜川駅で発生した列車爆発事故で、北京の国際赤十字報道官は23日、現地スタッフの情報として、少なくとも54人が死亡、1249人が負傷したと明らかにした。死傷者数はさらに増える可能性が高いという。また爆発により、現場周辺の家屋1850戸と学校、病院など12棟が全壊、6350戸が一部倒壊したとした。

 北朝鮮は国連など国際機関に援助を正式に要請した。

 平壌駐在のスウェーデン大使は米CNNに対し、北朝鮮当局者から事故原因について、水路建設に使う爆発物を積んだ貨車2台が同駅の操車場で移動中、電線と接触し、その火花で爆発が起きたとの説明を受けたと明らかにした。(読売新聞)
[4月24日2時27分更新]
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大変なことだ。救助の手を差しのべなくてはならない。



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