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折々の記 2004 A

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】04/02〜        【 02 】04/16〜
【 03 】04/25〜        【 04 】05/09〜
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【 09 】08/22〜        【 10 】08/31〜


【 03 】04/25〜

  04 25 第7回ピアノ発表会
  04 26 台所の改善
  04 29 アヤメ科のシャガ

 04 25(日) 第7回ピアノ発表会

きのう、第7回ピアノ発表会があった。

独奏の部T 2番目 下平 優 「フォスターさんちの音楽会」
1時34分に会場の松尾公民館へ入ったが、3番目の子が演奏していた。予定より早かったという。極めて残念。

独奏の部U 35番目 下平友美 「空気の精」(ブルグミュラー)
繊細な曲想をいかした演奏で、空気という美の妖精に気づかせてくれた。友美の願いがよく現れていたのだろうと思った。

孫たちは日々成長している。「見られてもいい、聞かれてもいい生活」を送らなくてはいけないのだが、歳をとってだんだんシンドクなってきている。それだが、年寄りとしての何物かを堅持して努力したいと思った。

ブルグミュラー)を Google で「作曲家 ブルグミュラー」として調べてみると、たくさんのサイトがでている。そのうちの三つを参考にあげておく。
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@
ヨハン・フリードリヒ・ブルグミュラー(1806〜1874)は、デュッセルフドルフ市の音楽監督もつとめたヨハン・アウグスト(1766〜1824)の長男として生まれました。弟のノルベルト(1810〜1836)もすぐれた作曲家で、メンデルスゾーンやシューマンとも親交のあった人です。 ヨハン・フリードリヒは、1832年以後パリに住み、サロン風なピアノ小品やしゃれた感じの歌曲を多く作曲しましたが、当時はバレエ音楽の作曲家としてしても知られ、《ラ・ペリ》などの作品を残しています。ただ現在では、子供たちのために作曲したピアノの練習曲の作曲家として知られています。彼の練習曲集は5集ありますが、そのうち第4集目にあたる作品100の《25の練習曲》がもっとも広く親しまれています。

〜エッフェンバッハ/ピアノレッスンシリーズ(POLYDOR.K.K)より抜粋〜
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A
【ブルグミュラーについて】 Johan Friedrich Franz Burgmuller(1806〜1874)は、名前から察しの付くようにドイツ人の作曲家ですが、但し、活躍の場はフランスのパリで、後年フランスに帰化しています。音楽家一家に生まれ、彼の父親は、現在まで200年近く続いている「下ライン音楽祭」(毎年5月開催)の設立者ですし、母親は、ベートーヴェンと親しく、歌手、ピアニストとして知られていました。又、4才下の弟ノルバートは、天才の誉れ高く、26才で夭折しましたが、50近くの作品を残し、それらは現在でも演奏されています。 その中で、彼ヨハンは、作曲家と言うよりもピアニストとして知られ、この線上で初心者用のピアノ練習曲を多く残しました。

ブルグミュラー25の練習曲解説】 ブルグミュラー初心者用のピアノ練習曲を多く書いており、とりわけこの「25のやさしい練習曲」はピアノ初心者の練習対象として昔からの定番となっています。全曲にそれらしい「題名」が付されておりイメージしやすい、1曲が短い、広い音程の押鍵が含まれない・・などから、好まれて現代にまで生き残っているものと思われます。ただ、オリジナルのテンポ指定が若干速すぎる傾向にあり、指定テンポで弾こうとすると少し無理が生じます。このために、ここの私の演奏では、幾分テンポを遅い目に弾いています。25曲の題名一覧を下に掲げます。最後の「貴婦人の乗馬」は曲集中で最も有名な曲です。

01 素直な心(La canduer)
02 アラベスク(Alabesque)
03 牧歌(Pastrale)
04 子供の集会(Petite reunion)
05 無邪気(Innocence)
06 進歩(Progres)
07 清い流れ(Courant limpide)
08 優美(La gracieuse)
09 狩猟(La chasse)
10 優しい花(Tendre fleur)
11 せきれい(La bergeronnete)
12 さようなら(Adiu)
13 なぐさめ(Consolation)
14 スティリアの女(la styrienne)
15 バラード(Ballad)
16 小さな嘆き(Douce plainte)
17 おしゃべり(Babillarde)
18 心配(Inquietude)
19 アヴェ・マリア(Ave Maria)
20 タランテラ(Talantelle)
21 天使の声(Harmonie des anges)
22 舟歌(Barcarolle)
23 帰途(Retour)
24 つばめ(L'hirondelle)
25 貴婦人の乗馬 (La chevaleresque)
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B
“ブルグミュラー18の練習曲 [CLASSICAL]”

曲目リスト
1.ないしょ話
2.真珠
3.家路につく牧童
4.ジプシー
5.泉
6.陽気な少女
7.子もり歌
8.アジタート
9.朝の鐘
10.すばやい動き
11.セレナード
12.森での目ざめ
13.大雷雨
14.ゴンドラの舟頭歌
15.空気の精
16.わかれ
17.マーチ
18.つむぎ歌●ハチャトゥリアン:少年時代の画集~
19.小さな歌(アンダンティーノ)
20.スケルツォ
21.お友だちは病気
22.誕生日のパーティー
23.エチュード
24.昔のお話
25.木馬
26.フォークダンス(ギャロップ)
27.バレエのひとこま
28.フゲッタ
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 この花はなんという花なのだろうか。
 
 ふだん坪庭の片隅で何のとりえもなく、いつ花がさくのかも知られずにいた花だ。

 名前くらいは調べたい。

 調べてみても簡単には判らない。知っている人に聞くのが一番いいのかもしれない。

 この写真を高森町の「蘭ミュージアム」へ持っていって聞くのが一番いいかもしれない。

 結果→アヤメ科のシャガという植物

ラン関係のサイトとして次のものが参考になりそう。

 http://www.orchid.or.jp/(Orchid Japan-蘭 日本)

 http://www.orchid.or.jp/orchid/people/tanaka/index.html(ラン Dr.田中利典)

 http://www.nihongo.com/matsuura/cattleya/saibai.htm(カトレヤ類の栽培・目次)

4月29日、朝はやくに「蘭ミュージアム」へ次のメールを出した。
  
ランの花と思うのですが、前々から坪庭にあります。画像をみて教え
てください。画像は次のページにあります。
 http://park19.wakwak.com/~yoshimo/moto.235.html
出かけていってお尋ねするのが礼儀かもしれませんが、メールを利用
させていただきました。 お願いします。

その日の4時半、メールを見ると次のようなメールで返信がきていた。
  
下平 様
花の写真を拝見しました。
この植物はランの仲間ではなくアヤメ科のシャガという植物です。
里山や谷間に自生しているのが見られますが、古代の農耕文化ととも
に中国から伝わってきた植物と考えられています。日本のシャガはヒ
ガンバナと同じで3倍体だけが自生しているため種子ができません。
詳しいことは植物図鑑などで調べてください。

 04 26(月) 台所の改善

この三月、俊成一家が家にはいってくれた。一軒の家が一軒の家に合流するということは整理整頓という面から見るとなかなか大変なことである。

一家の整理整頓ということは、考えてみても膨大な時間がかかるものである。

 04 29(木) アヤメ科のシャガ

04 09 へ載せた画像の名前は、前述のようにアヤメ科の「シャガ」であった。

「古代の農耕文化とともに中国から伝わってきた植物と考えられています」とあるから、ますます関心が高められた。長い間生き続けてきていたのである。

「日本大百科全書」・「大辞泉」・「世界大百科事典」の説明は次の通りである。

『シャガ』 日本大百科全書  【著我・莎我】

Iris japonica Thunb.
アヤメ科の多年草。日本のアヤメ科のなかでは唯一の常緑種である。
葉は二列に互生して袴(はかま)状に並び、長さ30〜60センチ、幅2〜3センチで光沢がある。
花期は4〜5月。花茎は高さ30〜70センチ、上方で分枝し、径約5センチの花をつける。
花被(かひ)片は六枚で白色から淡紫色、外花被片の内面中央部に橙黄(とうこう)色の斑紋(はんもん)があり、毛状の突起が並んでとさか状になる。

人里近くの日陰に野生し、本州から九州に分布する。
すべて3倍体で種子ができないが、中国には2倍体もあるので、ヒガンバナ同様、かつて中国から3倍体が持ち込まれ野生化したものと考えられている。
近縁のヒメシャガはシャガよりずっと小さく、花は濃いめの淡紫色、葉は光沢がなく柔らかい。冬に地上部は枯れる。 [清水建美]

漢名の射干があてられ、シャガになったが、本来の射干はヒオウギのことで、中国ではシャガを胡蝶花と書く。
射干は『本草和名(ほんぞうわみょう)』(918ころ)に、加良須阿布岐(からすあふぎ)の和名で載っているが、これもヒオウギと思われる。
シャガがいつ渡来したかは明らかでないが、『花壇綱目』(1681)に、葉に斑(ふ)の入ったスジシャガが出ている。江戸時代には、射干を正しくヒオウギに同定する書物のある一方、シャガに用いるなど混乱がみられる。 [湯浅浩史]

『シャガ』 大辞泉 【射干・著莪】

アヤメ科の多年草。林下に群生し、高さ五〇〜六〇センチ。葉は剣状。
五月ごろ、黄色い斑点のある白い花を咲かせる。種子はできない。胡蝶花。
《季 夏》「墓所の水落つる小溝や―の花/碧梧桐」

『シャガ』 世界大百科事典 CD-ROM版

シャガ. japonica Thunb. は中国,日本に産する。
古く中国から渡来したと推定され,低山地に群生している。
葉は常緑で表面に光沢があり,茎は七つ前後に分枝して,枝ごとに次々と25輪くらいの1日花をつける。走出枝で増えるのが特徴である。葉は長さ45cm くらい。幅2〜3.5cm の剣形で扇状になり,一方に傾く。
花は直径約5cm で白く,外花被片は倒卵形で縁に細かい切れ込みがあり,中央に橙色のとさか状突起と橙色と紫色の斑をもつ。内花被片はやや小さく平開し,6弁様になる。花期は日本に野生するアヤメ属中最も早い4月。
日本のものは三倍体で種子は実らないが,中国のものは実るといわれている。まれに斑入葉がある。
また海外では産地の違うシャガどうしの美しい交配種,近縁のイリス・コンフサ I. confusaSealy との雑種も作られている。
シャガのように外花被片にとさか状突起をもつイリスは世界に11種がある。

毎年29日は氏神様の祭りである。

神官は忠平さんの長男であった。よい息子である。 今日の参加者は、下平諒夫妻と娘婿原田君と1歳の子供の4人、下平とみ子、下平守、下平裕、私たち夫妻の9人だった。

今年は陽気が良かったのでソメイヨシノは春祭の4月10日が花吹雪であった。そんなわけで八重桜の満開も過ぎ、2本はまだまだ花を保っていた。木が大きくなって木陰ができたので「なおらい」は気持ちよくできた。



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