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折々の記 2007 @

【心に浮かぶよしなしごと】

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【 03 】01/25〜

  02 16 活花;ラッキーパーティ
  02 23 本日より Windows Vista に更新
  02 26 人に伝わる文章の書き方(その二)

02 16(金) 活花;ラッキーパーティ

暫くぶりに玄関にある活花を撮る。

左の鉢は不安定で気に入らない花器で、小言を言われても家内は黙ってこの花器をよく使う。

右の鉢植えは毎年千富美さんが年末にくれているもので、今年の花は

  バニラスカイ ラッキーパーティ
  Cymbidium  Vanilla Sky ‘Lucky Party’

という札が添えてあり、「この植物は登録申請中品種のため無断で増殖をなさらないようお願い致します」の裏書がついていた。

素敵な花です、有難うございました。感謝しています。

     

習字のお手本になにがいいか平安堂で探してみた。最近NHK出版からいろいろと本が出ているので、NHKのコーナーへいって見る。

  NHKカルチャーアワー   ラジオ第二 「漢詩への誘い」          石川忠久
  NHKこころをよむ   ラジオ第二 「古典文学に読む、日本の心」 林   望

どちらも全国ラジオ放送の原本になるものだから、よく調べてあり、よく推敲されていると感じている。

2月7日にふれた「文章の基本」を一読していたから、「である調」であるにしても表現は豊かなものであった。この文章の書き方では

  文章王―プロ編集者による文章上達秘伝スクール〈2〉...
  図解でよくわかる 上手な文章の書き方が身につく法...

この二冊を手に入れることにした。こんな年寄りになってから初めて文章の書き方を学ぶなど、手遅れには違いない。普段に気をつけて文章を読んでいれば、文章の書き方など身についていい筈。それが今まで身についていなかった。

思い立ったら吉日という。いつも若い心をもっていたい。

02 23(金) 本日より Windows Vista に更新

前の機器は SOTEC の Windows Me で、2000/12/27 から使っていた。六年余使っていたことになる。インプットが多くなり動きが鈍くなってくると、フリーズがあったりして苦労した。

そんなことで Windows の Vista が発売になった機会にパソコンを更新した。


   SOTEC pc station 
   Windows Vista Home Premium版
   型番      PX9512
   CPU      インテル Core 2 Duo   プロセッサー E6300(1.86GHz)
   ハードディスク  320 GB
   システムメモリ   1 GB


ディスプレー(縦25.5cm×横41.0cm)が大きくていいが、ウインドウの仕組みが違ったため慣れるまではつまづきそう。

02 26(月) 人に伝わる文章の書き方(その二)

        <わかりやすい文章の書き方>

  @ 5W1H
  A 文章を短くする
  B 「が」を捨てる
  C 専門用語は使わない
  D 結論を先に書く
  E 数字を入れる
  F 改行を活用しよう
  G 強調・色付けしよう


@■ 5W1H                      

 正確でわかりやすい文章を書くために気を付けなくてはならないのが、
 5W1Hです。

 5W1Hとは、英語のWhy、What、Who、Where、Whenの、
 それぞれの頭文字をとった5WにHowの1Hを加えたものです。
 簡単に言うと、「誰が」「いつ」「どこで」「なにを」「なぜ」「どうやって」行ったか?
 を明確に相手に伝えましょうね。ということです。
 この5W1Hが不明瞭の場合、意味不明でわかりにくい文章になってしまいます。

 ビジネスで使用する実務文などでは、5W1Hに、
 いくらを意味するもう1つのH、「how much」がついて5W2Hとなることもあります。

  ●悪い例
 駅で自衛官募集のビラを配りたいと思います。

●改善例
 自衛隊入隊者を募るため松田駅の東口で、
 我々、広報官による自衛官募集のビラを配りを行いたいと思います。
 10日の朝、七時までに現地に集合してください。

   いかがでしょうか?
 悪い例の文章は、漠然とした内容でわかりにくいですが、
 改善例の方は5WIHに添って具体的に書いてあるので、わかりやすいですよね。

  Who   誰が

  What   何を

  When   いつ

  Where   どこで

  Why   なぜ(どんな目的で)

  How   どうやって

 文章を書くときは、5W1Hを意識しましょう。

A■ 文章を短くする                        

 わかりやすい文章を書く最大のコツは、文章を短くすることです。
 ゴチャゴチャした長い文章ほど、わかりにくい悪文はありません。

●悪い例  速読術とはただ単に本が早く読めるだけでなく、右脳を開発し、創造力や集中力を鍛える画期的なトレーニング法と呼ばれており、小説家を目指している私は、これこそ自分を作家へと導く近道だと確信し、さっそく挑戦してみるべく、インターネットで速読術の教材を注文してみました。

 いかがでしょうか?
 文章が長すぎるために、まとまりがなく、
 筆者が何を言いたいか、すんなりと理解できないと思います(汗)。

●改善例
 速読術とは、ただ単に本が早く読めるだけの技術ではありません。
 右脳を開発し、創造力や集中力を鍛える画期的なトレーニング法なのです。
 小説家を目指してる私は、これこそ作家への近道だと確信しました。
 そこで、さっそく挑戦してみるべく、インターネットで速読の教材を注文したのです。

 どうでしょう?
 こちらの方が圧倒的にわかりやすいと思います。

 文章が長くなってしまったら、2つ以上に区切れないか考えてみましょう。

 もう1つ例を上げてみましょう。 日本国憲法の一部です。

●例2
 われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国との対等関係に立たとうする各国の責務であると信じる。

 これは意図的に書かれた悪文です。何を言いたいのかサッパリ分かりません(汗)。
 読者に対する配慮がゼロどころか、幻惑しようとさえしています。
 『われらは』と『いずれの国家も』と初めに相互関係不明な主語が2つ現れ、
 なんだこれはと戸惑っているうちに、『この法則に』と、また主語が現れます。
 一体何が文章の主役なのか、わけがわかりません。
 しかも、『政治道徳の法則は、普遍的なものであり』という文が、
 全体の中でどんな位置にあるのか意味不明です。
 これが、この文章をさらにややこしくするために一役買っています。
 トドメは『であると信じる』という、典型的責任逃れの曖昧表現。
 この文章を意味不明瞭にしています。
 これなら、読む人間の都合の良いように、どうとでも解釈できますね。

 僭越ですが、この文章をわかりやすく直してみましょう。

●改善例
 我らは、自国のことのみに専念して他国を無視してはならない。
 この法則に従うことは、自国の主権を維持し、
 他国との対等関係に立たとうとする各国の責務である。

 余計な装飾を削り、文章を2つに分けてみました。 
 このように文章を短くすると、内容がわかりやすくなります。

B■ 「が」を捨てる                        

 わかりやすい文章にするためには、文章を短くせねばなりません。
 そのためのコツとしてあげられるのが「が」を捨てるコトです。
 「が」には逆接の「が」と順接の「が」があります。
 逆接の「が」は、「しかし」「だが」などで区切り、2つのセンテンスにしてしまいましょう。

●悪い例
 文章上達のためには本を読むことも大切ですが、
 本だけ読んで、実際に書くことをおろそかにしていはいけません。

●改善例
 文章上達のためには本を読むことが大切です。
 しかし、本だけ読んで実際に書くことをおろそかにしてはいけません。

 順接の「が」の場合は、単に「が」を捨てて文章を2つに区切るだけで、
 十分意味が通ります。

  ●悪い例
 夢がアイディアの宝庫だという話は聞いていましたが、
 実際に夢を記録すると、その中から小説で使えるネタが見つかりますね。

●改善例
 夢がアイディアの宝庫だという話は聞いていました。
 実際に夢を記録すると、その中から小説で使えるネタが見つかりますね。

 このように「が」を捨てることで、文章を短くすることができます。
 文章をわかりやすくするためには、文章を短くすることが大切なのです。
 文章を書き上げた後でいったん見直し、不要な「が」を探して捨てるようにしましょう。

C■ 専門用語は使わない                  

 一般の人になじみの薄い専門用語は、使わない方が無難です。
 その様な言葉を使う必要に迫られたら、
 他の言葉に変換するか、あるいは注釈を加えると良いでしょう。
 専門用語を連発する文章が、どれだけわかりづらいか例を上げてみます。
 清水義範さんの著書
 『日本語必笑講座』に出ていた一文がおもしろかったので、
 引用させていただきました。

●例
 門外漢には耳慣れない言葉が多くて少々わかりにくいかもしれないが、
 私が最近凝っている「アムアクタード」始動のさせ方をここにちょっと引き写してみよう。
「始動させるにはまず、始動インテルスをイン・ザ・ムードにしなければならない。
 そうではなく直接に命令ドームにキプロスすると、
 テレモムが文字連動してしまいコンパリン上に反逆する。
 故に、カムカがシフトしているのを確認してから、
 マサチューセッツまでCHQアイラインをほどこするのが先決である。
 しかる後に、GOインポとWENTモゲラを電磁界的幽閉作動基盤解放素子の上に、
 まんべんなく陳列すれば勝ったも同然である」
 こう書き写してみても、まだ「アムアクタード」について知っている人は1人もいなくて、
 もちろん私もよくは知らないというのが現状なので、なんのことかサッパリだと思う。
 それもそのはずで、以上は全部デタラメなのだ。

 以上引用終わり。

 どうでしょうか?
 なかなか最後に愉快なオチがついてますが、
 専門用語をやたら使って書かれた文章がいかにわかりにくいか、
 実感できると思います。
 パソコンに触れたこともない初心者に、
 パソコンマニアがOSがどうだの、CPUがどうだの話すのと同じ事ですね。

 門外漢には宇宙人の言葉としか聞こえません。

 私も銃が好きなものですから、趣味で書いている小説の中に357マグナム弾だの、
 九ミリパラベラム弾だの、ブルパップ式のアサルト・ライフルだの、
 専門的な用語を使ってしまうことがあります。
 ブルパップ式の銃なんて言われても、
 ガンマニアや軍事オタクでもない限りわからいでしょう(汗)。
 そういう場合は、ブルパップ式とは銃身を切りつめ、
 トリガー部をマガジンの前方に位置するようにした銃である。
 全身がコンパクトで取り回しが容易であるという利点がある、
 と説明を入れるようにしています。
 こうすれば、専門知識のない人にも理解してもらえます。

 ただし、車が好きが高じてレースを題材にした小説なのに、
 1ページまるまる車のスペックの説明に費やして失敗した作家の事例がありますので、
 注釈を加える場合も、ほどほどに。

D■ 結論を先に書く                       

 小説では、冒頭にまず謎を示し、読者になんだろう? 
 と思ってもらうのが常套手段です。
 しかし、読み手に情報を伝えるための実務文の場合では、それでは失格です。

   まず、先に結論を書き、その後に、結論にいたるための詳細な説明を加えましょう。

 実務文では、読み手に情報を伝えるのが目的です。
 なにが言いたいんだろう? と、読者をイライラさせてはいけません。

 例えば、このコンテンツも『結論を先に書く』と、
 サブタイトルですでに結論を述べています。
 すると読み手は、なにが書いてあるか、一目でわかるので読みやすいのです。
 本のタイトルや章なども、その文章が何を伝えることを目的にしているのか、
 わかるような名前を付けています。
 意味不明なタイトルを付けている本は、小説や詩以外にはありません。

   結論、要点を先に書いてしまえば、そのテーマに関心が無い人は、
 その時点が読むことをやめることができ、時間の節約になります。

    しかも、途中で読むのをやめても、結論が先に書いてあるので、
 その文章が言いたいことは、きちんと伝わるのです。

 先に結論を書いて、その結論にいたるための詳細な説明をし、
 ラストに再び結論を書くと、非常にわかりやすい文章になります。

 このサイトのコンテンツもすべて先に結論を書いています。

  E■ 数字を入れる                      

 文章を具体的でわかりやすくさせるためには、
 数字を入れるのも有効なテクニックです。

●例
× あと少しで完成します。
○ あと1時間ほどで完成します。

 上の例文はどちらがわかりやすいでしょうか?
 「あと少しで完成します」と書いたのでは、
 いったいどれくらいで完成するのかさっぱりわかりません。
 「あと少し」がどれくらいの時間であるかは、書き手の主観によって変わります。
 5分かもしれないし、1時間かもしれないし、1日かもしません。
 場合によっては、1週間、1ヶ月が、「あと少し」であることもあるでしょう。
 これでは、読み手を誤解させてしまうことになりかねません。

   「あと1時間ほどで完成します」と数字で具体的に時間を示した方が、
 伝えたいことが明確に伝わります。

 有名なベストセラー作家の本にも、数字が入っていることが多いです。
 例を上げると
 『あなたもいままでの10倍速く本が読める』
 『あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ』
 『非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣』
 『会社勤めをしながら3年間で作家になる方法』
 などなど。
 数字が入ってると目的が明確になり、どんな内容であるかわかりやすくなるのです。

   文章をわかりやくするために、数字を入れていきましょう。

F■ 改行を活用しよう                   

 文章を読むことは基本的に、めんどくさくて疲れることです。
 だから少しでも、
 読みやすいように工夫しないと人は読んでくれません(涙)。 

 そこで、文章を読みやすくするための究極奥義を伝授します。
 私が長年の時(2,3年ほどですけど)をかけて会得した技です。
 まずは、我が流派二大奥義の1つ、

   改行の活用です!

●改行無しの文章例
 アイディアを閃くにはどうしたらよいのでしょうか? それには、思いつき、直感を大事にするスタンスがなにより重要です。社会に生きる私たちは非常に分厚い常識の膜で覆われています。だから、例え自分が「あ、これはおもしろいかも……」と感じたことがあったとしても、こんなことを表に出したら常識はずれだって笑われてしまうという防御機構が働き、その思いつきを殺してしまうのです。

●改行を活用した文章例
 アイディアを閃くにはどうしたらよいのでしょうか?
 それには、思いつき、直感を大事にするスタンスがなにより重要です。
 社会に生きる私たちは非常に分厚い常識の膜で覆われています。
 だから、例え自分が、
 「あ、これはおもしろいかも……」
 と感じたことがあったとしても、
 こんなことを表に出したら常識はずれだって笑われてしまうという防御機構が働き、
 その思いつきを殺してしまうのです。

 どうでしょうか?
 改行を多くすると文面が長くなってしまいますが、あきらかに読みやすいですよね。

   文章がギッシリ詰まりすぎていると、人は読みたくなくなるのです。

    ただし、改行は、なんでもかんでも多用すれば良いわけではありません。
 所構わず改行してしまうと、逆に読みづらくなります。
 パソコン画面上の文章では、段落という概念を考えずに、
 改行を多用しても特に問題ありません。
 むしろ、そちらの方が、ディスプレイ上では見やすくなります。
 ただし、紙面の文章の場合は、

    文がたくさんになったから適当に分ける、
 という改行の使い方をしてはいけないのです。

 改行は段落ごとに行うようにしましょう。
 段落とは、まとまった1つの内容を示す文章の集まりです。
 段落を分ける必要が無ければ分けてはいけませんし、
 必要が有れば分けなければいけません。
 例えば、『彼が怒った』という文章の後に、『怒った』とは関係のない文章が続くと、
 読者を混乱させてしまう原因になります。

G■ 重要な文章は強調・色付けしよう                 

 フォフォフォ、よくぞ最初の奥義を会得した。
 次はさらなる境地『強調・色付け』の秘伝を授けよう……
 というわけで(笑) 次のテクニックです。

 重要な文章は、太文字にしたり色を付けたりして強調しましょう。

 こうすることで、情報がグッとわかりやすくなります。

●強調・色付けをしていない例
 アイディアを閃くにはどうしたらよいのでしょうか?
 それには、思いつき、直感を大事にするスタンスがなにより重要です。
 社会に生きる私たちは非常に分厚い常識の膜で覆われています。
 だから、例え自分が、
「あ、これはおもしろいかも……」
 と感じたことがあったとしても、
 こんなことを表に出したら常識はずれだって笑われてしまうという防御機構が働き、
 その思いつきを殺してしまうのです。

●強調・色付けを行った例
  アイディアを閃くにはどうしたらよいのでしょうか?

 それには、思いつき、直感を大事にするスタンスがなにより重要です。

 社会に生きる私たちは非常に分厚い常識の膜で覆われています。
 だから、例え自分が、
「あ、これはおもしろいかも……」
 と感じたことがあったとしても、
 こんなことを表に出したら常識はずれだって笑われてしまうという防御機構が働き、
 その思いつきを殺してしまうのです。

 いかがでしょうか?
 重要な部分の文章サイズを大きくし、赤で色付けてしてみました。

 こうすれば目立ちますので、読者は要点を理解しやすくなります。

 あなたの書いた文章の中で特に重要な部分は、
 このように太文字で強調したり、色を付けたり、アンダーラインを引いたりして、
 目立つように工夫しましょう。

   簡単なことですが、
 これをするだけで文章が何倍もわかりやすくなります!




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