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折々の記 2004 B

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】09/11〜        【 02 】09/21〜
【 03 】09/28〜        【 04 】10/07〜
【 05 】10/12〜        【 06 】10/22〜
【 07 】10/27〜        【 08 】11/03〜
【 09 】11/13〜        【 10 】11/18〜


【 3 】09/28〜

  09 28 安曇野訪問●渡来民
  09 29 台風21号、鹿児島に上陸■日朝協議(朝日社説)
  09 30 五輪選手ご苦労さま
  10 04 ルータートラブル●イチロー世界記録更新
  10 05 異常気象と柿

 09 28(火) 安曇野訪問

昨27日、秀の要望によって座光寺の熊谷瞳さん、諏訪原村の小林玲子さんを乗せて堀金村の百瀬芳さんが待つ「ほりがねの里」まで運転をした。往路は一般道を走り、帰路は自動車道を走った。
今年7月24日オープンになった「holiday you 四季の郷」での懇親と、穂高神社の‘お船祭’見学・‘アルプスあづみの公園’見学が目的であった。

自分は有明の従兄弟と穂高神社を参拝し、‘御船会館’という資料館を見学した。
御船会館のパンフレットにある由来では次のように解説しています。


穂高見命(ほたかみのみこと)を御祭神に仰ぐ穂高神社は、信州の中心ともいうべき南安曇郡の穂高町にあります。
そしてその奥宮は、北アルプス穂高岳の麓の上高地に祀られており、嶺宮は、北アルプスの主峰奥穂高岳の頂上に祀られています。
穂高見命は海神族の祖神(おやがみ)であり、その後裔であります安曇族は、もと北九州に栄え、主として海運を司り、早くから大陸方面とも交渉をもち、文化の高い氏族であったようです。
醍醐天皇の延長五年(西暦927)に選定された、延喜式の神名帳には名神大神に列せられて、古くから信濃における大社として朝廷の尊崇篤く、殖産興業の神と崇め、信濃の国の開発に大功を立てたと伝えられています。


9月27日はこの神社の御船祭りの例祭があり、2m余の山車の上にその年のテーマに添って、大人御船二台、小人御船三台の山車が境内に集まり、ぶっつかりあう勇壮なお祭で多くの観客が押しかける。

この神社の由来に寄れば、祭神は海神族としている限り、私は南方から渡来した人々の氏神様とし、集団の産土様として古来から祀られていたに違いないと思っている。

このことについては、日本人は渡来民の混血民俗であるという証拠の一つにもなる。たとえば、

  http://park15.wakwak.com/~yoshimo-2/moto.41.html
 <私たちの祖先>
  http://park15.wakwak.com/~yoshimo-2/moto.173.html
 <帰化人の氏神様@>
  http://park15.wakwak.com/~yoshimo-2/moto.176.html
 <帰化人の氏神様A>
  http://www.asahi-net.or.jp/~rg1h-smed/index1.htm
 <渡来人研究会>
  http://www.asukanet.gr.jp/tobira/toraijin/toraijin.htm
 <渡来人>
  http://www003.upp.so-net.ne.jp/kodaisi/koma.htm
 <古代史倶楽部(高麗人は関東各地へ)>
  http://www003.upp.so-net.ne.jp/kodaisi/nihongo.htm
 <日本語はどこから?>
  http://mrpung.web.infoseek.co.jp/koma/
 <山梨県と韓国・朝鮮>

現在これらのURLから渡来人のデータを収集している。

殊に<日本語はどこから?>のデータは“大野晋氏の『日本語の起源』(岩波新書)”に基づくというので、平安堂へ注文中であり、日本語のルーツをはっきりしていきたいと考えている。

あわせて<私たちの祖先>の主たるデータにした安田徳太郎の本を、再度読んで日本語のルーツの全貌を明らかにしていきたいと思っている。

 09 29(水) 台風21号、鹿児島に上陸

台風21号、大雨に警戒必要・気象庁、今年8個目の台風情報が報じられている。災害が少ないことを祈る。


台風21号、鹿児島に上陸=今年8個目

 強い台風21号は29日朝、鹿児島県枕崎市沖を北東に進み、午前8時半ごろ、同県串木野市付近に上陸した。日本列島に上陸した台風は今年8個目で、観測史上最多記録を更新した。
 九州南部が暴風域に入ったほか、台風の影響で東海地方にかけての太平洋側で雨雲が発達。気象庁は大雨や土砂災害、河川増水、高潮に警戒を呼び掛けた。
 同庁の観測によると、台風は同日午前8時現在、枕崎市付近にあり、時速約30キロで北東へ進んだ。中心気圧は970ヘクトパスカルで、中心付近の最大風速は30メートル、半径100キロ以内では25メートル以上の暴風となっている。
(時事通信) - 9月29日10時0分更新


29日「朝日新聞社説」は次のように論評している。


■日朝協議――ごまかしは許さぬ

 一体、これはどういうことなのか。先日の日朝実務者協議の内容が明らかになるにつれて、拉致問題をめぐる北朝鮮の姿勢に疑念は募るばかりである。

 たとえば、北朝鮮が「死亡した」とする横田めぐみさんのことだ。

 ちょうど2年前、最初の日朝首脳会談を受けて、北朝鮮当局は「死亡した」という拉致被害者8人についての「調査結果」を示した。めぐみさんは「93年3月に病院で自殺した」とされ、「死亡証明書」のコピーも添えられていた。

 ところが、今回の協議で北朝鮮側は、めぐみさんは「93年の4月29日から6月3日までと、8月3日から10月8日までの間、入院していた」という新たな説明を持ち出した。めぐみさんを北朝鮮で翌94年に見たという蓮池薫さんの証言をそのまま北朝鮮側にぶつけたところ、返ってきた答えがそれだった。

 訂正で済む話ではない。日付の入ったあの「死亡証明書」が実は事実を伝えたものでないことを、北朝鮮がみずから認めたことになる。あれがでっち上げなら、これまでの説明は何だったのか。

 北朝鮮側は、めぐみさんら8人が「死亡した」という主張を繰り返した。しかし、最後の入院の後、彼女の身に何が起きたのかという日本側の当然の問いに、回答はなかった。病院のカルテ。一緒にいた日本人の有無。めぐみさんの結婚の経緯。こうした質問にも答えを拒んだ。新たに拉致の疑いが浮かんだ人々についての問い合わせにも応じなかった。

 北朝鮮で今も暮らしている人がいるのではないか。その思いを捨てることはできない。

 北朝鮮が、拉致を実行した「特殊機関」の抵抗を調査が進まない理由にあげたことも、奇妙である。拉致を認め、そうした機関の関係者の処分まで口にしたのは、金正日総書記だ。彼は4カ月前の小泉首相との再会談では「死亡・不明」の10人について、白紙から再調査をするとも約束したはずだ。

 めぐみさんの父、滋さんは「本気で調査しているとは思えない」と語った。

 北朝鮮が過去の拉致を謝罪し、日朝関係を正常化させたいと考えるなら、被害者のその後を誠実に調べ、その結果を日本側に伝えることが出発点だろう。時間稼ぎのような態度を続ければ、日本国内の経済制裁論が力を増し、それで苦境に追い込まれるのは北朝鮮自身だ。

 日本側は、次回の協議は北京でなく平壌で行い、北朝鮮の調査担当者を協議に参加させるよう要求している。北朝鮮はこれを受け入れるべきである。

 拉致問題で北朝鮮の態度を変えさせることは、核をめぐる6者協議を動かす環境整備にもなる。首相が、米国と人脈があり、再訪朝に向けて北朝鮮とも接触した山崎拓氏を補佐官に据えたのも、そんな判断からだろう。

 任期中に日朝国交正常化をなし遂げたいと首相は言う。ならば、この再調査問題をまず動かさなければならない。


 09 30(木) 五輪選手ご苦労さま

ヤフーの毎日新聞のニュースは次のように報じている。

<パラリンピック>日本選手団が解団式

 28日閉幕したパラリンピックに参加した日本選手団の解団式が29日、アテネ市内のホテルであった。中島武範・日本障害者スポーツ協会常務理事が「皆さんのおかげで、史上最高となる52個のメダルを獲得できた。胸を張って日本に帰って下さい」とあいさつ。岩坪勝団長もメダル数に触れ「団長として一番幸せ」と述べた。
[ 9月30日 0時38分 ]


前にも触れたが、障害を持つ人たちの活躍と好成績に達した人の表情を見て、目頭が熱くなった。その努力をたたえて上げたいし、他の人への思いやりも感じられて、私たちも励まされました。

ニュースの団長の挨拶の中に「団長として一番幸せ」という言葉があるが、個人としての思いはその通りでしょう。

だが、ボータレスの触れ合いを大切にするパラリンピックの解団式の挨拶である。メダルの数<金17 銀15 銅20>で胸を張り(中島常務理事)、一番幸せ(岩坪勝団長)というのは不適切ではなかろうか。

マスコミのとらえ方に問題があるのかもしれないが、それは判らない。

指導者たるもの、もっともっと広い心で締めくくるべきである。そんなことを改めて感ずる。

「勝つことばかり知りて……」という考え方や戒めはどうするのでしょうか。

●台風21号は7時のニュースでは岩手まで行ってしまったという。この地方では雨も降らず、風もなく殆んど台風らしい影響はなかった。長野県南部は平穏であった。

 10 04(月) ルータートラブル

突然接続しなくなって、休んでいた。

神藤さんと斉藤さんに来ていただき、ルーターの電源を切り、電源を入れなおすとトラブルが解消した。いつもお世話になり、ほんとうに有難い。感謝します。

2日と3日は秋祭りで、無事終わった。

●イチローが年間262本安打で世界記録を更新した。彼の真摯な心がまえは真似るべきものが多い。マスコミのニュースを拾ってみる。


<イチロー>打率3割7分2厘 3年ぶり2度目の首位打者 (毎日新聞) - 10月4日12時43分更新

 【シアトル(米ワシントン州)来住哲司】米大リーグは3日、レギュラーシーズンが終了した。マリナーズのイチロー外野手(30)=本名・鈴木一朗=は打率3割7分2厘をマークし、大リーグ1年目の01年以来3年ぶり2度目のア・リーグ首位打者を獲得した。
 シーズン最多安打の大リーグ記録を84年ぶりに塗り替えたイチロー外野手は、この日、当地で行われたレンジャーズ戦で4打数2安打を記録。今季の安打数を262に伸ばしてシーズンを終えた。3割7分2厘は、イチロー外野手にとって大リーグで自己最高の打率。リーグ2位のメルビン・モーラ内野手(オリオールズ)に3分2厘の大差をつけた。
 イチロー外野手は、11月に発表されるリーグ最優秀選手(MVP)候補に名前が挙がっており、01年に続く受賞がなるかも注目を集めている。



イチロー262安打…有終2安打  (夕刊フジ) - 10月4日13時3分更新

 【シアトル(米ワシントン州)3日=米沢秀明】マリナーズのイチロー外野手は今季最終戦の対レンジャーズ戦に1番右翼で出場し、4打数2安打でシーズン最多安打記録を262安打に伸ばした。地元セーフコフィールドは4万6000人の大観衆で埋まり、鳴り止まない拍手と「イチローコール」に送られて、球史に残る大記録を達成した和製の小さな大打者はシーズンを終了した。

 試合後の会見で、イチローは安堵の表情をみせながら、こう話した。

 「ありえないことをやってしまいました。自分で自分の首を締めているようなものです。262本という数字は、とても目標にする数字ではありませんし、自分でも簡単には届きたくありません。2日前のことは忘れようにも忘れられない。アメリカに来る前は、首位打者を獲ったり、誰よりもヒットを打てたりしたら、(野球を)やめてもいいと思っていた」

 そして、ようやく訪れたオフのことに質問が及ぶと、「一番したいことは、犬と散歩することですね。最近、僕のオフとオンが分かるようで、きょうも朝からそわそわしていましたから。今年は(161試合に出場したが)休むわけにはいかなかった。プレーオフに出場できないことは屈辱ですが、今は、ゆっくり休みたい」と話した。

 1本ずつ安打を積み重ねて大記録を達成したことで、最終戦は試合前からリラックスした表情だった。快晴に恵まれた初冬のシアトルでの最終戦のグラウンドに、いつものサングラス姿で守備についた。

 先発投手は右腕の賛浩朴。初回の第1打席に左飛に倒れた後の第2打席は、三回一死走者なし。場内から巻き起こる大声援の中で、2ボールから狙いすました3球目の外角低め速球を、鋭い打球で二塁キャンバスの横を抜いた。

 さらに、今季最後の打席になった八回先頭の第4打席は、観客が総立ちの拍手と地鳴りのようなイチローコールを始め、イチローは騒然とした雰囲気のなかでレンジャーズの2番手左腕、シュースの横手からのくせ球を4球ファウルでカットし、7球目の外角速球を中前へ弾き返して有終の美を飾った。

 一塁へ達すると観客の拍手と歓声は一段と大きくなり、イチローはこの日も塁上でヘルメットを高々と掲げて声援に応えた。この日、18年間の現役生活を終えた主砲のDHエドガー・マルチネスとイチローの2人は最後まで大きな声援を受け、イチローは九回守備途中でスタンドとチームメートの暖かい祝福を受けながら交代し、今シーズンを終えた。

 イチローは今季262安打を記録し、ジョージ・シスラーの前記録257本を5本も上回った。大記録が話題となった8月中旬からプレッシャーにさいなまれながらも、最後まで1試合1.6安打ペースを崩さず、8月時点の予想通り、ピッタリ262安打で終了した。今季最終打率は.372。本塁打8。打点60。得点101。盗塁36だった。

 イチローは今季シーズン最多安打記録を塗り替えたほかにも数々の記録を達成した。デビュー年から4年連続で200安打を初めて達成し、4年間の通算924安打も、1シーズン月間50安打3回もメジャー新記録だった。首位打者はもちろん、5安打試合4回を含むマルチ安打試合80回、敬遠19など打撃各部門のトップにも立った。

 今季での解任も噂されるメルビン監督は「イチローとエドガーですばらしく感動的な週末となり、いい気分だ。イチローの最多安打記録はそう簡単に破られることはないだろう」と話した。

 「262」の数字を破るとすれば、それはやはりイチローしかいないのだろう。メジャーリーグ機構のバド・セリグ・コミッショナーは「ジョー・ディマジオの56試合連続安打の記録がいま、最も破ることが難しいものだと思うが、イチローはそれに近づける存在だ」と話した。

 ディマジオが56試合連続安打を放った1941年のテッド・ウィリアムズを最後に、4割打者も誕生していない。イチローに破られることを待っている大記録は、メジャーにもまだまだある。


 10 05(火) 異常気象と柿

今年は台風の発生、台風の進路、豪雨の有様、年間を通しての気温上昇、これらは異常気象の到来といわざるを得ない。

11月になってから、気温が下がらず、北風もなく、乾燥しない陽気は、柿の干しあげに悪条件になっている。

小さい柿は小玉柿として出荷すること。
柿取りの時期をできるだけ遅くすること。
保冷庫を買えないから、とった柿は冷房のきく塾へ保管すること。
硫黄薫醸の時間を長くするか量を多めにすること。
二回薫醸をするつもりで管理すること。
累積温度と乾燥についての疑問を解消すること。

このほかに、いろいろ考えなくてはならない。干し柿づくりは大変なのである。

数年前まではこんな心配はなかった。ここ2〜3年、異常気象の影響と思われるトラブルが多くなって柿農家の心配は悲しいことが続いている。

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