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折々の記 2003 A

折々の記:…2003…【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】04/19〜       【 02 】05/01〜
【 03 】05/11〜       【 04 】05/19〜
【 05 】05/28〜       【 06 】06/01〜
【 07 】06/06〜       【 08 】06/09〜


【 02 】05/01〜

  05 01(木) 瓜・茄子・南瓜・里芋の植付け時期
  05 05(月) 子どもの日 ●ハナミズキ●シバザクラ●皐月●飛紅船
                  ●五味子の芽●君子蘭
  05 07(水) 孫の英語の勉強
  05 08(木) 春本番
  05 09(金) アメリカとゴジラ
  05 10(土) 考古学の成果!? ●君子蘭が満開

 05 01(木) 瓜・茄子・南瓜・里芋の植付け時期

天気予報を見ると、5日まではいい天気のようである。

4月下旬は雨があるやら行事があるやら農事のしごとがすすまなかった。
エンドウのネットはり、ブドウの木の下の草とり、茄子・南瓜・里芋の植付け、天気のいいうちにやりたいと思う。

夕べ生まれて始めてムカデに刺された。夜中の3時頃左手首あたりがなにかモソモソして、右手で触ったところ、チクッとしてまだ手首に何かいたのである。畳のほうへ振り払って電気を点けて見ると、ムカデが這っているではないか。

これには驚いた。

 05 05(月) 子どもの日

3日から天気は上々である。

きのう真介一家が一歳三ヶ月の涼羽を連れてきた。一雄一家、俊成一家、入れかわり立ちかわりやって来てくれた。涼羽は歩き振りが見事になっていた。夕食にはモチグサ天婦羅で歓迎、友美が風邪をひいておって気のどくだった。

今日は伊久間の兄の67歳の誕生日である。長く生きてきた。

真介一家、俊成一家、新宅の馬場のハウスへイチゴ狩りに行った。

●ハナミズキ

※ 写真を誤って消去してしまいました。
  いずれ、復帰させる予定です。

このハナミズキは植えてから何年にもなる。高森の近藤さんから頂いたもので春のこの時期が一番の見頃になる木である。

《世界大百科事典》には次のような解説がある。
樹高15m に達するミズキ科の落葉高木。梅雨のころ,4枚の花弁状で白色大型の総苞片をもつ花を樹冠全体に咲かせる。庭園樹としてなじみの深いハナミズキとはごく近縁である。樹皮は赤褐色で鱗状に影離する。葉は対生し,全縁でやや波打つ。秋に紅葉する。5月下旬〜7月上旬,短枝状に必ず1対の側枝を伴った柄の長い,1個の花のようにみえる頭状花序を頂生する。小花は25〜35個,花序の基部に4枚で大型の花弁のような総苞片がある。小花群の開花は6月,花弁,おしべともに4個,果実は各小花の子房,萼筒が癒合した球形の集合果で肉質。中に数個の種子を含む。北海道を除く日本各地,朝鮮,中国に分布するが,とくに済州島(韓国),雲仙,箱根に多い。花の観賞期間が長く,花木,公園樹として有望である。また赤紫色に熟れた果実は甘く食べられる。材は堅硬で強卑(きようじん),そのため農具,工具の柄や木故,杵の材料とされる。近縁種は北アメリカに3種,東アジアからヒマラヤにかけて4ないし5種が分布する。いずれも頭状花序で大型の総苞片をもつが,果実の形態が異なる。北アメリカ産の3種は核果が数個ずつ集まってつき,ヤマボウシのような癒合した集合果とならない。とくに北アメリカ東部原産のハナミズキ(Cornus florida L.(英名dog‐wood),別名アメリカヤマボウシ)はアメリカ合衆国の代表的花木の一つ。葉の展開に先立って樹冠が花でおおわれるため,ヤマボウシよりも華やかである。ハナミズキの総苞片は先が凹入するため両者の区別は容易である。ハナミズキは耐寒性が強く,半日陰でも毎年よく花をつける。土質は腐植質に富む肥沃な土壌が理想的である。1912年,尾崎行雄東京市長がアメリカにサクラを寄贈したとき,その返礼に送られた。 八田 洋章

第四版《広辞苑》には次のような解説がある。
はな‐みずき【花水木】
ミズキ科の落葉小高木。北アメリカ原産の観賞用植物。庭木・街路樹として栽植。いくつかの園芸品種もあり、春、白色または淡桃色の四枚の大きな苞葉に包まれた花をつける。アメリカヤマボウシ。

「四季花の事典」によると、この花木は日本から桜の苗木を贈った返礼として、大正四年に米国から渡来した。云々とある。

●シバザクラ                 ●皐月

※ 写真を誤って消去してしまいました。
  いずれ、復帰させる予定です。

シバザクラは庭の一角に植えられている家内が好きな花の一つ。
第四版《広辞苑》には次のような解説がある。
しば‐ざくら【芝桜】…ハナシノブ科の多年草。北アメリカ原産。葉は短い線形で匍匐茎(ホフクケイ)に対生。紅・白・淡青色などの小花を円錐花序につける。はなつめくさ。モス‐フロック。

隣の家の入り口に植えられている。
第四版《広辞苑》には次のような解説がある。
さつき‐つつじ【五月躑躅】…ツツジ科の常緑低木。西日本に自生。高さ約三○センチメートル。六月頃、枝端に紅紫色漏斗(ロウト)状の五裂の花を開く。古くから観賞用。品種多く、白・絞り咲きなど。また広く、マルバサツキ・シナノサツキや洋種のアザレアを交雑した多くの園芸品種を含む総称。さつき。

●飛紅船

※ 写真を誤って消去してしまいました。

飛紅船は西瓜の名前である。今年は3本植えた。本をみて摘芽管理に気をつけようと思っている。

●五味子の芽

 五味子は7月末に消毒を忘れずにしようと思っている。










■ 信濃毎日新聞5月4日、憲法施行56年として『もの言う自由はいま』(中)の記事が出ていた。
副題は「イラク戦争や平和…戸惑う教師たち」…自粛ムード…となっている。

その記事のなかに
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現場の「自粛ムード」の中で、あえて戦争の現実を伝えようとする教師もいる。北佐久郡御代田町の御代田中の下平真介教諭(45)は四月下旬、イラク戦争のニュースを編集したビデオや新聞報道などを基にした手作りの資料を使って授業をした。「子どもたちが戦争に関心を寄せている今こそ、戦争を考えるいい機会。教師がそこから目を背けてどうするのか」
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と出ていた。更に5月5日『もの言う自由はいま』(下)に…声を出す勇気…として
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頭を吹き飛ばされ、がれきの中に倒れている幼い子。全身にやけどを負ったわが子を前に泣き崩れる父親。
四月二十四日、北佐久郡御代田町の御代田中三年一組。担任の下平真介教諭(45)が、イラク戦争の現実をとらえた写真をスライドで映写すると、ざわついた教室は静まり返った。
授業は道徳で、この日のテーマは「イラク戦争を考える」。スライドは海外報道機関などが世界に流した映像をインターネットから取り込んだものだ。
かたずをのんで見つめる生徒たちに、下平教諭は米国と中東のテレビ局のそれぞれの戦争報道をまとめた日本のニュース番組の録画をみせた。米中枢同時テロなど近年のテロ事件の年表も配った。いくつもの素材を提供することで、いろいろな角度から考えられるように配慮した。
授業の最期に生徒たちはイラク戦争の受け止めと「自分たちにできること」を紙に書いた。
「自分たちと同じ年齢の子どもがたくさん死んでいることに驚いた」(女子)
「戦争の理由になった大量破壊兵器はどうなったんだろう」(男子)
「戦争に賛成も反対もできない。どちらの意見も納得できるから」(男子)
下平教諭は「きっかけがあれば、子どもは戦争や平和を自分の問題としてとらえ、さまざまな意見を持てる」とあらためて思った。「逆に機会をとらえて戦争や平和について考えないと、大人になったとき、自分の意見を持てなくなる」
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ここに出てきた先生は長男である。よく頑張っているなぁと思う。

研ぎ澄まされた理性の判断は誰にとっても大切だが、とりわけ感受性の強いこの年代の人たちにはできるだけ本物に接したものの考え方をしてもらい、自分の基本的部分を築いてほしいと願う。

 05 07(水) 孫の英語の勉強

日本の英語学習は大変おくれている。
戦前からの学習方法がおかしかったことに加えて、それを修正することにあまりにも迂闊であったからである。
戦後の英語教科書をみればわかるが、戦前の方法と変わったところがないのである。子どもの興味をひくということで、ヤン坊マー坊まがいのカットが国定教科書に登場するにいたっては時代遅れは当然の帰結といわざるをえない。

孫の英語学習はどうしたらいいのかずっと気にかかっていたが、五年生になってから爺も一緒に勉強しようと思い、教材をいろいろとあさっていた。

そこで一応取り上げようと考えたものは次のものである。

●hungry for words の紹介にある
http://www.hungryforwords.com/estore/custform.asp?i=10124/
 「LEARN LANGUAGES with Doki」 レベル1(基礎英語編)

●メルマガ「mag2 ID 0000055602 つかえる英会話」で紹介していた
  http://www.rakuten.ne.jp/gold/eigo/newcrown/
 「NEW CROWN」…英会話の基礎を完全マスターできる学習ソフト

●同様に
  http://www.eigoden.co.jp/
 「しゃべっちゃ英語」シリーズ 全三巻セット

「LEARN LANGUAGES with Doki」と「NEW CROWN」は一部、「しゃべっちゃ英語」は姉妹で二部購入することにした。

●学習の中では英語の歌はぜひとも欠かせないので、「マザーグース」と「キディーキャット」その他のテープをそれぞれ二人に用意するつもりでいる。

●hungry for words の「e Flashcard」bP〜5および「瞬脳活性英単語」bP〜2は手元にあるから必要なときには使用できる。

●NHKのテレビも利用するつもりでいる。

どのように学習を進めていったらいいのか、方法はこれから考えていく予定である。

もしこの方法がよければ、他の方にも推薦していきたい。学校英語では実用にほど遠いと思うからである。

 05 08(木) 春本番

2日が八十八夜、6日が立夏であった。
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八十八夜をWebで調べてみると次のようになっている。
雑節の一つで、立春から88日目の日。
「八十八夜の別れ霜」といい、この日以降は霜が降る心配がないとされています。
また、この日に摘んだ新茶は上等なものとされ、この日にお茶を飲むと長生きすると言われています。
立春 2月3日頃
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同じく八十八夜を「世界大百科事典」で調べてみると次とおりである。
立春から数えて88日目をいう。太陽暦では5月2日ごろ。〈八十八夜の別れ霜〉などといわれ,この日を目安にして田の苗代を作ったり,畑作物の種まきや野菜の移植をするという所は多い。茶摘みの適期でもある。また漁の目安とする所もあり,瀬戸内では俗に魚島時(うおじまどき)といわれるほど豊漁のつづくころといわれるし,種子島や屋久島ではトビウオ漁開始の時期とされていた。この日が全国各地で農事などの目安にされているとはいえ,東日本では実際の終霜日がそれより遅い所は少なくなく,伝承どおりに八十八夜を基準にして実作業を行っているとは必ずしもいえない。八十八夜に全国ほぼ共通の伝承があるのは,最初の全国的な暦である貞享暦が八十八夜を雑節の一つとして採用し広めたからだと思われ,暖地の暦注がそれ以外の地の伝承に影響を与えている例だといえよう。
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立夏をWebで調べてみると次のようになっている。
立夏(Beginning of Summer)
二十四節気の一つで、夏の気配が現われて来る頃。
天文学的には、天球上の黄経45度の点を太陽が通過する時。
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同じく立夏を「世界大百科事典」で調べてみると次のようになっている。
二十四節気の一つで暦法上では4月節といい,七十二候では〈蛙始めて鳴く〉候に当たる。現在では太陽が視黄経45度にあるときと定義されていて5月5〜6日ころになるが,旧暦の日付では3月15日〜4月15日の間のどこかになる。その時代には4月を孟夏といい4〜6月を夏としていたが,詩歌では立夏の日からを夏と扱っており,ほととぎすが忍び音で鳴くころを迎えたのである。
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こうしてみると、八十八夜も立夏も昔は生活に直結していたのがよく判る。「茶摘み」の歌はその状況をよく表わしている。

   茶摘み

1 夏も近づく八十八夜          今月下旬には新茶ができる。
  野にも山にも若葉が茂る        南信濃村の前沢さんから手
  「あれに見えるは茶摘みじゃないか   に入れている。
   茜だすきに菅の笠」         家内の友人の山崎さんから
                     は、毎年おいしいお茶をい
2 日和続きの今日この頃を        ただいている。
  心のどかに摘みつつ歌う        風越山の猿庫の泉から汲ん
  「摘めよ摘め摘め 摘まねばならぬ   くる水でお茶を入れるのだ
   摘まにゃ日本の茶にならぬ」     が、お茶の風味や味はたと
                     えようもなく良い。
   朧月夜

1 菜の花畠に 入り日薄れ        北信濃の豊田村は高野辰之
  見渡す山の端 霞ふかし        の生地で、記念館を建てて
  春風そよふく 空を見れば       業績をたたえるとともに、
  夕月かかりて 匂い淡し        来訪者を温かく迎えてくれ
                     る。今は「菜の花公園」に
2 里わの火影も 森の色も        菜の花が咲き乱れている。
  田中の小道を たどる人も       小学生時代を偲ぶよい歌だ
  蛙の鳴くねも 鐘の音も        し、とにかく牧歌的な雰囲
  さながら霞める 朧月夜        気を作りだしてくれる。

   夏はきぬ

1 卯の花の におう垣根に        立夏といえばこの歌だろう。
  ほととぎす 早も来啼きて       燕は三月に飛来して早春を
  忍音もらす 夏は来ぬ         はこび、鶯と田んぼの蛙は
                     見渡す限りの田園風景を髣
2 さみだれの そゝぐ山田に       髴させる。
  早乙女が 裳裾ぬらして        ホタルといえば、川がきれ
  玉苗植うる 夏は来ぬ         いになってきてカワニナが
                     増え、ホタルが飛び交うよ
3 五月やみ 蛍飛びかい         うになった。
  水鶏なき 卯の花咲きて        ホタルの幼虫がカワニナを
  早苗植えわたす 夏は来ぬ       好んで食べるのだそうだ。
     
げんげそう

1 ねんねのお里のげんげ草        蓮華草を作っている田んぼ
  ぽちぽち 仔牛も遊んでる       は見た目にも気持ちがいい。
  牧場の牧場のげんげ草         豊丘村河野地区にはいくつ
  誰だか遠くで呼んでいる        かのレンゲ田んぼがあって、
                     養蜂家には歓迎される。
2 ねんねのお里はよい田舎        レンゲ田んぼにはクローバ
  ねんねの豆汽車下りたなら       がよく混じりあっておって
  野道はひとすじ 田圃道        それを編んで冠を作って遊
  藁屋に緋桃も咲いてます        んだものである。
                     私のHPの中の【お気に入
3 ねんねのお守はいやせぬか       りの歌@】に私のこの歌に
  ちょろちょろ小川もながれてる     寄せる思いをのせてある。
  いつだか見たよな橋もある       作曲者が誰なのか、やすら
  小薮のかげには閻魔堂         かな情緒に誘われる名曲で
                     あると思う。
4 ねんねのお里で泣かされて       「目には青葉、山ほととぎ
  お背戸に出て見たげんげ草       す、初がつお」見る、聞く、
  あのあの紅いげんげ草         味わう、すべてのものが春
  誰だか遠くで呼んでいる        を讃えている。

 05 09(金) アメリカとゴジラ

松井秀樹はアメリカで活躍している。

イラク戦争ではアメリカの独断性が非難された。国際平和のためには在ってはならない選択だと思う。しかし、そうだからといってアメリカを一枚岩のようにとらえて理解すべきではない。

こうした考え方を大事にして視野を肥やしておかないと、戦前の井蛙の弊に陥ると心配していたところ、ホーバン由美子さんのメルマガ「Sweet Heart」254号に次のような記事がでていたので載せておきたい。

参考になると思い、掲載する。

   彼女はアメリカ人と結婚し子育てにかかわってホームページを開いており、
   メルマガ発行もしている利発な方のようです。
   次のサイトから「世界子育てネット SweetHeart」のメルマガを取り寄せ
   れる。
    http://www.sweetnet.com/

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【世界子育てネット SweetHeart】ぼくのうしろに道はできる 2003/05/09/03

道程

最近、アメリカのテレビニュース・キャスターにアジア系女性が起用されているのを、よく目にするようになった。しかし、アジア系男性を目にすることは、まだほとんどない。実際、ジャーナリストを目指すアジア男性は、アジア女性の5分の1ほどだと言う。

アジア系・アメリカ男性がジャーナリズムに少ない理由としては、

1.アジア系アメリカ人の親は、息子たちが医師、弁護士、科学系分野に進むことを望む傾向にある。
2.報道関係におけるアジア系アメリカ男性の憧れの的(role models)になるような存在がいない。ということらしい。

アメリカでは、ジャーナリストに限らず、職業によって人種的な偏りが、かなりある。コンピューター系となると、俄然、アジア系男性やインド系男性の割合が増え、オフィスによっては白人がマイノリティー(少数派)である所も少なくない。

プロ・スポーツ界においても、フットボールやバスケットーボールでは、黒人男性が圧倒的多数派になるが、アイスホッケーになると、黒人選手は、ほとんどいない。

このように偏りはあるけれども、どの分野においても、最初のマイノリティーが、素晴らしい業績を残したことによって、次世代の子どもたちのrole model となり、新たな道をつけて行っている。ニュースキャスターの中国系アメリカ人Connie Chung、ゴルフのタイガーウッズ、野球のJackie Robinson(最初の黒人大リーガー・・・彼は1947年に初めて有色人種として大リーガーとなったが、当時、観客や他のプレーヤーからの彼に対する差別は、それはひどかったと言う。しかし、彼は後に続く黒人選手のために、あらゆる侮辱にも毅然と耐えたそうである。今の日本人選手の活躍も、ジャッキー・ロビンソンあってのものである。そして、今度は、この日本人選手達が、後に続くアジア系選手のrole model になって行くのだろう。)

アメリカは、今回の戦争で、各国から激しい非難を浴びたが、それでも、痛みを伴いながらも、あらゆる人種に門戸を開いている点は、アメリカの素晴らしい一面である、と様々な分野でのマイノリティーの活躍を見ていて思う。

    道程 高村 光太郎

    ぼくの前に道はない
    ぼくのうしろに道はできる
    ああ 自然よ
    ぼくを一人立ちさせた広大な父よ
    ぼくから目をはなさないでまもることをせよ
    常に父の気迫をぼくに満たせよ
    この遠い道程のため
    この遠い道程のため
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 05 10(土) 考古学の成果!?

●君子蘭が満開

※ 写真を誤って消去してしまいました。
  いずれ、復帰させる予定です。

5月5日に外で撮った花だが、10日には満開になった。写真としてはやはり自然の光のほうきれいに写る。

この花は新宅から頂いた花だというのだが、まだ名前を聞いてなかった。わかり次第インプットするつもりでいます。花を見ているとどの花も、人が見るとか見ないとか、そんなことには係わらず、精いっぱい咲いている。それがすばらしい。それが人を慰めたり、花作りの心の糧になるのだろう。「花の事典」によれば南アフリカ原産で、ヒガンバナ科クンシラン属である。
今日は「麻績が古代郡衙だったのではないのか」というお話をお聞きした。考古学の成果として喜ばしいことである。地名や発掘品から帰納的に考察するようで、大宮田、すくじ、くらがいと、でぐち、などの地名や、和同銀銭・冨本銭、蹄脚円面硯・金銅装飾金具、緑釉陶器・墨書土器などの出土品が昔の証になっている。
お話は座光寺の今村善興氏である。

阿島の藤も見頃になってきた。花より団子、花と団子である。




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