礼拝への招き
キリスト教会にとって最も大切な集まりは、日曜日の朝に行われている「礼拝」(「主日礼拝」とも)です。どんな共同体なのか、どんな人が集まっているのか、など、この時間に来れば、その教会について大まかなことを知ることができます。
礼拝では、聖書が読まれ、聖書に基づいたお話し(「説教」)があるほか、一緒に賛美歌を歌ったり、祈りを捧げます。1時間ばかりの集まりの中には、キリスト教のエッセンスがつまっています。キリスト教に興味のある方、詳しく知りたい方は、是非、礼拝にお越しください。
神との出会い〜私との出会い〜人々との出会い
コミュニケーションの時間
「礼拝を通して、神は、わたしたちに出会ってくださいます。そのために、神は、わたしたちを招き、語りかけ、ゆるしと恵みを与えられます。そして、わたしたちを毎日の生活で行われる務めへと遣わされます。」(大阪福島教会『わたしたちの礼拝』より)
礼拝では、聖書の言葉やお話しを通して、コミュニケーションが行われます。日本の伝統的な宗教で行われる「礼拝(らいはい)」では神や仏を「拝む」という行為が中心ですが、キリスト教の礼拝(れいはい)は、語りかけとそれに対する応答という、「対話」的なものとなっています。
礼拝でコミュニケーションしているのは人間同士ですが、その対話を通して、私たちを越えたものの存在を感じることができると、私たちは信じて、礼拝を行っています。
大阪福島教会礼拝のご案内
主日礼拝 日曜日 午前10時30分から(1時間程度)
夕礼拝 金曜日 午後7時から(1時間程度)
礼拝で使う聖書や賛美歌は教会に備え付けのものがあります。
服装に決まりはありません。普段着でお越しください。
礼拝中に献金がありますが、自由な意志によるもので、強制ではありません。
日本キリスト教団 大阪福島教会
553-0003
大阪市福島区福島7丁目19-16
電話・FAX 06-6451-1635
礼拝堂には、拝む対象となる像などは置いてありません。十字架はありますが、これはあくまでも、私たちがイエス・キリストの働き、その生と死、復活を思い起こすためのシンボルとして置かれてあります。
キリスト教の礼拝では、人間同士のコミュニケーションを通して、私たちを越える方、神との対話と交わりが行われていると考えているので、「拝む物」はないのです。礼拝に集った人々が歌い、語り合うとき、それを通して「永遠なるもの」を感じることが大切なのです。
礼拝では、「祈り」が捧げられます。司式者や礼拝当番は、集まった人々を代表し声に出して、神への賛美や願いを言い表します。ここにも「対話」があります。声に出された言葉は、人々が聞きますし、神のもとにも届いています。
また、賛美歌も「祈り」です。その歌の歌詞には、「祈り」と同じ内容が盛り込まれているのです。
大阪福島教会の礼拝堂は、1927年に竣工しました。設計は、関西学院や大丸心斎橋本店を設計したW. M. ヴォーリズ。第二次世界大戦中の空襲で一部被害を受けましたが、その後修復し、現在でもその美しい姿で礼拝のために用いられています。[歴史のページへ]