0歳教育関係へ

ドーマンメソッド
常識を打ち破る画期的な方法


【子どもの知能は限りなく1】 【子どもの知能は限りなく2】
【子どもの知能は限りなく3】 【子どもの知能は限りなく4】
【子どもの知能は限りなく5】
【幼児は算数を学びたい1】 【幼児は算数を学びたい2】


幼児は算数を学びたい2

【お母さん、やってごらん】

1 目と耳で覚える算数 (87〜94p)

   ドッツカードの 3+4 は一目でわかるので、われわれにとって有利です。
   しかし、8+12 このくらいになると、見ただけでは甚だ怪しくなる。 
   幼児は実際の数を目でみて、一瞬のうちに数字と同じく正確に見分けれる。
   算数を苦もなく教える一番よい時期は、1歳から2歳です。
 ・成功の第一条件  [楽しい雰囲気であること]
   「学ぶことは勉強ではなく、人生最大のゲームである」ことを忘れない。
   この算数ゲームは、子どもがよい子の時だけしてあげること。
   ゲームをする時間の長さは、毎回、非常に短時間、やめたくなる前にやめる。
 ・成功の第二条件  [教材/ドッツカード]
   @ 28p×28pの白カード、19oの赤ドッツ、1〜100
   A 14p×14pの白カード、13pの赤い数字、1〜100

2 算数好きにする9段階 (95〜116p)
 §ステップ1 [数の認知、実際の量]
   よい雰囲気のとき。
   できるだけ、気を散らすものが少ない場所で。
   手のとどくよりやや離れて。
   「これは1」〜「これは10」
   5日間
 §ステップ2 [数の知覚能力を拡大する]
   6日目から1枚ずつ加除する。
   3ヵ月でカード全部終了。
   わかったかどうか、テストしてはいけません。
 §ステップ3 [たし算]
   30日目には、たし算を並行し始めます。
   「これからたし算をします」
   「1たす1は2」〜「1たす9は10」
   「ドッツカード提示」と「たし算」、3回と3回、6行程を1日に配分する。
   31日目には「2たす2は4」〜「2たす8は10」まで。
   32日目には「3たす2は5」〜「3たす7は10」まで。
   33日目には「4たす2は6」〜「4たす6は10」まで。
   34日目には「5たす2は7」〜「5たす5は10」まで。
   35日目には、40までの実際の数を識別することと、たし算で10までのす
          べての組み合わせができるようになっています。
   36日目には、もう順序のことは考えなくてかまいません。今までのドッツの
          数をこえない限り、どんなたし算でもかまいません。
          つまり、「12たす14は26」「7たす31は38」でよい。
 §ステップ4 [ひき算]
   40日目には、ひき算を並行し始めます。
   40日目には、45のドッツが識別できるようになっており、45までの大き
          な数のたし算ができるようになっています。
   「これからひき算をします」
   「10ひく1は9」〜「10ひく9は1」
   41日目には、「20ひく1は19」〜「20ひく19は1」
   「ドッツカード提示」「たし算」「ひき算」の3行程の9行程を1日に配分。
   42日目には、「30ひく1は29」〜「30ひく29は1」
   43日目には、48までのひき算を、どんな形でも、どんな順序ででも始めま
          す。
 §ステップ5 [問題を解く]
  ・ドッツの認知      
   「17」と「25」を床に置いて、「『25』はどっち」と聞く。
         ぐずぐずしていたら、明るい声で「これがそうね」といいます。
         もし、しようとしないようなら、次の日にまた行なってみます。

 ・認知できたとき

    手をたたいて、     「わぁー、すごい! なんてすてきな子なの!」
    喚声をあげ、抱きあげ、抱きしめる。

  歓喜を爆発させたその瞬間から、子どもは、永久に算数に釘づけされることにな
  るでしょう。子どもは何よりも楽しい、ということはわかっています。というの
  は、生涯で最も偉大な報酬  お母さんの愛と尊敬をかち得たのですから。
 ・テストするのは、できるだけ少なくする。
  自由に与えられた知識こそ、黄金の贈物であることを忘れないように。テストは
  支払いの要求のようなものです。
 ・ほんのときたま、48までのたし算を解かせてもかまいません。
  床に2枚のカード、1枚は正しい答「26」のドッツカード、もう1枚は他のド
  ッツカード(はしめはドッツの差が6個くらいのカードを使い、後になって差を
  1個にします)を置きます。
  「7たす19はなあに?」
 ・時折、同じやり方で、ひき算を解く機会も与えます。
 ・問題を解くための特定の時間は設けずに、教える時間内に、ときどき1つ問題を
  混ぜ入れるのです。気楽に、自然に、なんの緊張感もなく行ないましょう。
§ステップ6 [かけ算]
 ・50日目からは、かけ算を始めてもよい。
  子どもは55のドッツを識別できるようになっており、同じく55までのたし算、
  ひき算ができます。
 ・「これからかけ算をします」わくわくさせる態度で、深い説明はしない。
  「2かける2は4」〜「2かける5は10」
  51日目には、「3かける3は9」〜
  58日目までには「10かける6は60」までいくはずです。
  かけ算の時間内では、時折、かけ算の問題を解く機会を与えてもかまいません。
 ・こうして1日12の、非常に短い行程があり、数の識別(ドッツの識別)、たし
  算、ひき算、かけ算をそれぞれ3回行なう割合になります。
  (幼児は、1とか2など、どんな数字も識別できないうちがよい)
§ステップ7 [わり算]
 ・60日目からは、わり算を教える。
  「これからわり算をします」
  「6わる2は3」〜
  68日目には、「70わる10は7」まで達します。
  1日3回、毎回5項目(数認知、たし算、ひき算、かけ算、わり算)を3回
§ステップ8 [等式]
 ・70日目には、等式を教えます。
  「これから等式をします」
  「7たす13、かける3は、60」〜          (3つの項の等式)
  「26ひく8、わる3、たす35は、41」〜      (4つの項の等式)
  「75ひく50、かける2、たす10、わる3は、20」〜(5つの項の等式)
  「どんな数でも好きなように            」〜(6つの項の等式)
 ・95日目には、100までのドッツがわかり、「瞬間的にわかる算数」ができる
  ようになります。
§ステップ9 [数字]
 ・96日目には、数字を教えます。
  「これから数字を教えます」
  「これは1です」〜「25」
  97日目には、「26」〜「50」
  99日目には、「100」まで

3 わが子の能力を信じて (117〜124p)
 ・算数を教える時の注意
  @楽しみと期待をもって行なう(ゲーム)

    シンボルは難しいが、パターン認識は幼児はお手のもの
    幼児が問題を出したとたん、答を言うのはこのため

    幼児の頭脳はコンピューター
    算数も外国語もお手のもの
    迷路も絵画も音楽もお手のもの
    人工コンピューターはお手あげする

   われわれのシンボル算数は、過去の古い「ツケ」である。
  A非常に速い速度で行なう(幼児の頭はコンピューター)。
   遅いと、幼児は退屈でいやがる。
 ・成功の鍵はわが子を信じること
    3歳の孫は大人ができないことがわからない
    賢いおばあちゃんが、3歳の孫に、
    69のドッツカードを見せて、
    こんな、間の抜けたことを聞いてしまいました。
     「ねえ、ドッツ、いくつわかる?」
     「どうして? 全部よ、おばあちゃん」

  幼児は、事実を誠実に教えれば、なんだって学べる。ただし、事実のみ。

    ばかみたいに、子どもの成長を喜ぶ親の方が、子どもがよく伸びる。

    人生で最も価値あるものは、愛と尊敬
    人生の最大の宝物は、学ぶということ

[ 親孝行は子孝行にある ]
…愛と尊敬から生まれる言葉…


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