07 23(日) セントレア……名古屋高速道路 |
一般道を通って野間へゆく道 自宅 → 153号線 (三州街道) → 豊田市 (<挙母(コロモ)町1>右折)(九つ目信号<東新町2>左折、155号線へ入る) (三つ目信号<土橋(ツチハシ)5>右折) → 豊田IC (三つ目信号<豊田IC>左折) → 豊田南バイパス (途中、155号線から419号線<衣浦(キヌウラ)豊田道路(\200)>となり、 しばらくして一般道路となる) → 衣浦(キヌウラ)大橋 (信号<衣浦大橋西>左折、247号線に入る) → 半田(ハンダ) (<出口町>交差点を左折、南下) → 成岩(ナラワ) (<東郷町>交差点左折、200mで<成岩橋>交差点右折) → 布土(フット) (<布土>交差点を右折、地方横断道路へ入り布土川沿いに進む) → 上野間 (<上野間>交差点左折、247号線を南下) → 野間 (野間小の交差点から約150m、┫字路を左折) → 野間大坊・大御堂寺 |
07 31(月) 梅雨明け ●北朝鮮のニュース |
北朝鮮 ニュース - 拉致問題切り離すべき ロ外相、6カ国協議で(共同通信) (29日0時56分) - <ARF>議長声明を発表 北朝鮮への懸念盛り込む(毎日新聞) (28日22時39分) - 6か国協議復帰へARF議長声明、北朝鮮は脱退示唆(読売新聞) (28日22時21分) - <10カ国外相会合>中国の仲介限界 米朝間の不信深まる(毎日新聞) (28日19時51分) - 金正日政権の抑圧非難=米副大統領(時事通信) (28日9時0分) - 北「6カ国」復帰へ連携 麻生外相、中国と一致(産経新聞) (27日16時8分) - <麻生外相>ミサイル当日の韓国竹島調査「残念」韓国外相に(毎日新聞) (27日11時31分) - 麻生外相 北朝鮮問題連携訴え ASEANプラス3 安保理決議実施を(西日本新聞) (27日11時6分) - 中国が「米朝外相会談」へ調整=北の6カ国会合参加条件に(時事通信) (27日7時1分) - ASEAN+3議長声明、北朝鮮のミサイル発射を懸念(読売新聞) (27日1時48分) - 豪雨で3000人死亡・不明か 北朝鮮で、韓国のNGO(共同通信) (26日19時46分) - <豪雨被害>北朝鮮で死者不明3千人説も 韓国メディア(毎日新聞) (26日19時45分) - 豪雨で3000人以上死亡か=北朝鮮、被害は深刻−韓国人権団体(時事通信) (26日19時1分) - 8〜9カ国会合の実現を示唆、政府当局者(YONHAP NEWS) (26日17時16分) - 【集中豪雨】北朝鮮で約700人が死亡・行方不明 - 朝鮮日報 (26日14時0分) - 北朝鮮住民の「自我批判」ファイルが初公開される - 中央日報 (26日13時44分) - 日本の制裁措置 連日激しく非難 北朝鮮メディア(西日本新聞) (26日10時7分) - 拉致問題で働き掛け要請 日本、国連作業部会に(共同通信) (26日9時23分) - ヒル国務次官補「米朝外相会談排除しない」(YONHAP NEWS) (26日9時19分) - 北朝鮮の白外相がARFに向け出発、朝鮮中央通信(YONHAP NEWS) (26日9時16分) もっと見る 社説 - 「北朝鮮政権の形態変形」まで言及する米国 - 中央日報 (2006年7月23日) - 急速な「北中で密着」対応策あるか - 中央日報 (2006年4月3日) - 総書記訪中/隠密外交では理解されぬ - 神戸新聞 (2006年1月20日) - 北朝鮮、改革・開放の前に「非正常国家」の汚名をそそぐべき - 朝鮮日報 (2006年1月20日) - 金正日の訪中、北の開放につながることを望む - 中央日報 (2006年1月19日) - 金正日総書記の「非正常」首脳外交 - 朝鮮日報 (2006年1月12日) - 金正日総書記の訪中、紙幣偽造の件で焦ったのか - 中央日報 (2006年1月11日) - 偽ドル札問題でも北朝鮮を弁護する韓国政府 - 朝鮮日報 (2005年12月15日) - 韓国棄権のなか採択された国連対北人権決議案 - 中央日報 (2005年11月18日) - 食糧支援の国際機関を追い出す北朝鮮の事情 - 朝鮮日報 (2005年9月10日) もっと見る 関連サイト - 北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国) - 政治、外交、経済などの概要、歴史。外務省 - 朝鮮新報 - ニュースなど - North Korea TODAY - ニュース、工作員、エシュロン、ミサイル関連記事の邦訳 - チュチェ思想研究 - 思想に関するQ&A、金日成主席、金正日総書記の著作 - 救う会全国協議会 - 各支部の活動報告やリンクなど - 現代コリア研究所 - 論文、コラム、資料など - 日朝国交正常化交渉 - 交渉経過、大臣の会見記録など。外務省 - 北朝鮮の核開発問題 - 1994年米朝枠組み合意、軽水炉供給取り決めの概要 - KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)について - 協定、年次報告などへのリンク - 能登半島沖不審船 - 第九管区海上保安本部 - 朝鮮国家観光総局 - 観光案内など - 北朝鮮WEB六法 - 主要な法令などの邦訳 - 救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワーク RENK - 北朝鮮難民救援基金 - 私設 朝鮮民主主義人民共和国研究室 - 北朝鮮のIT事情 - All About Japan - 人民武力省改編の意味 - 人民武力省の解説など。対北情報調査部 - ネナラ - 北朝鮮のポータルサイト。試験運営中 - 金正男 - ウィキペディア - 最高人民会議 - ウィキペディア |
08 01(月) 面白いサイト‘世界の古典つまみ食い’ |
吉田兼好(1283年頃〜1352年頃)の『徒然草』(1330年)は作品名だけ見ると何やら悠長な、世捨て人の繰り言を集めたように思うが、実はそんなものではない。 これは、単に「心に浮かんだ」ことを書き留めたものではなく、人生の中の様々な謎に対して自分なりの答えを見つけたと思ったときにそれを文章にしたもので、いわば兼好にとっての「発見の手帳」のようなものである。 もちろん『徒然草』の魅力は、何より文章が抜群にうまいことである。たとえば、第19段には、何度読み返しても飽きないリズムがある。これは美文であって、四季の「あわれ」を様々な言葉で表現していき、最後にまた「あわれ」という言葉で締めくくっている。兼好の語彙と表現力の豊かさをこれほど如実に見せている文章はない。 しかし、ここでも初めに 「秋ほど素敵な季節はない」という人は多い。確かにそうかもしれないが、春の景色を見るときの感動はそれ以上だとわたしは思う。 と、秋を最高とする世の中の一般的な意見に対して、自分なりの発見を伝えようとしている。 このように、兼好は『徒然草』の中でいつも自分なりの答えを示す。 そして、物事に対する一般的な物の見方、よくありがちな見方に対して、それとは逆の見方、それとはまったく違った見方をつねに提示して、物事には常に複数の見方があることを提示してやまない。 たとえば、第215段では最明寺入道(北条時頼)の質素さを示すエピソードを紹介したかと思うと、次の第216段ではその同じ時頼が家臣の家を訪ねて、アワビに海老におはぎにとまるで祭りのような豪華な接待を受け、毎年六十反分の着物の贈り物まで要求していたことを描いて、その贅沢ぶりを伝えている(何と、これを質素だとする解釈がある!)。 だから、この時代の人間としても、日本人としても珍しいことだが、兼好は「確かに〜であるが、しかし〜」という言い方、英語でいうindeed- butの構文を多用している。 兼好は『エセー』を書いたフランスのモンテーニュに似ているという人がいる。両者の類似点は、第142段の法律に対する批判にも見ることが出来る。人が守れないような法律を作っておきながら、それを破ったといって罪人にするのが政治の仕事かという批判である。 また、常に死を眼前に意識してこそ人生は楽しめるという意見はモンテーニュそのものだ。 兼好は僧侶であるから、仏教的な無常観に支配されている。しかし、彼はその無常を楽しんだ。兼好の『徒然草』にはどこにも悲壮感がない。彼は人生をエンジョイしているのだ。先に挙げた第19段も季節の無常を讃えたものだった。 いっぽう、第107段の女についての兼好の観察もずばり正鵠を射ている。 「女というものは、こちらから尋ねるともったいぶって何も言わないくせに、聞かれもしないうちから、とんでもないことをぺらぺらとしゃべり出したりする。女なんて底が知れているのだ。そんな女に男がよく思われようとして緊張するなんて馬鹿げたことだ」 これに対しては、「その通り」と膝を叩いた男性方は多いのではないか。 わたしが一番好きなのは偉人の痴呆を描いた第195段だ。人生の無常をこれほど端的に描いた文章はない。しかし、兼好はそれを哀れむのではなく、淡々と描いている。 その他に兼好の結婚否定論(第190段)や敗北主義宣言(第130段)なども面白い。 最後から二つめの第242段は、兼好の人生についての考えの総まとめとでも言うべきものである。そこで兼好は、「人間の欲望で最も強いのは名誉欲、その次が性欲で、その次が食欲だ」と喝破している。有名になりたいという名誉欲は子供にさえ一番強い。日本の高校野球などはその典型だ。 『徒然草』には薄田泣菫の『茶話』の中に見られるような偉人の失敗話もたくさんある。例えば背中合わせに置かれた狛犬に感涙した高僧の愚を描いた第236段は笑わせる。 また、一番最後の話は、兼好が子供の頃、父親を質問責めにする利発な少年で、それを父親が他人に自慢するというほほえましい話で、読者はきっと兼好に親しみを覚えるだろう。 そのほかに面白いのは、平家物語の作者が信濃前司行長であると書いていたり(第226段)、白拍子(しらびょうし)の起源として、義経の恋人である静御前とその母親の磯の禅師に言及していること(第225段)などがある。 このように『徒然草』には面白い話がつきないが、特に後の方に面白い話が多いようだ。だから、わたしは『徒然草』を後ろから読むことをすすめる。 もちろん『徒然草』を読むのに原文で読むのに越したことはない。今の岩波文庫の『徒然草』は注釈が充実しているので、辞書なしでほとんど読めるようになっている。こんなものがわたしの高校時代にあったら『徒然草』を全部読んでこいという夏休みの宿題も怠けずにすんだろう。 現代語訳は講談社文庫『徒然草』(絶版)の川瀬一馬のものが最も優れている。角川文庫の今泉忠義の訳もよい。両方とも、原文をなぞったようなもどかしい文章ではなく、意味をそのままズバリと表現した小気味よい文章で訳されている。 一方、本屋の学参コーナーにある橋本武の訳(日栄社)は学校の先生の訳らしく、原文から読みとれる要素を訳の中に全部詰め込んでいて長くなっている。しかし、正確でしかも文章がいいので単独で読むことが出来る(ただし、143頁の8行目で「たゞ物をのみ見んとするなるべし」を、206頁の7行目で「次に、万事の用を叶ふべからず」を、訳し落としている)。ちなみに、この人は有名な桃尻語訳の橋本治と間違いやすいが全然別人である。 岩波文庫と旺文社の全訳古典撰集『徒然草』は共に安良岡康作の注釈が詳しくて参考になる。岩波の新古典文学大系39「方丈記 徒然草」は正徹本という最古の写本を底本にした珍しいもので、久保田淳の注釈も優れている。 わたしも好きなのを選んで、なるべく普通の日本語になるように翻訳してみた。題して新訳 もの狂おしくない 『徒然草』 。上に挙げたものはすべて含めてある。上記の本を大いに参考したことは言うまでもない。 吉田兼好は鎌倉時代末期の人だが、『徒然草』は意識的に平安時代風に書いていると言われている。とすれば、彼の文章をいまの日本語の感覚で読んでも正しくは理解できないはずだ。たとえば、序文の「あやしうこそものぐるほしけれ」をそのまま「妙にもの狂おしい気持ちになる」という意味だと考えることは大いに疑問である。例えば『更級日記』や『源氏物語』には「ものぐるほし」を自己の過去の行為の愚かさを反省する意味で使っているからである。実際、岩波文庫「徒然草」の注も三省堂「例解古語辞典」も「ばかばかしい」を採用している。 この訳はそういうことを意識して、単語の意味を片っ端から辞書で引き直して作ったものである。そのため、既存の訳とは大きく異なる点があることをご承知願いたい。その上で、「もの狂おしくない徒然草」をお楽しみあれ。
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