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折々の記 2005 B

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】08/27〜        【 02 】09/10〜
【 03 】09/18〜        【 04 】11/06〜
【 05 】12/01〜        【 06 】02/08〜
【 07 】02/25〜        【 08 】00/00〜


【 06 】02/08〜

  02 08 秋篠宮紀子さま懐妊・第三子
  02 12 紀元節
  02 15 淳子の主人・中山正登
  02 16 テレビ報道…家庭崩壊…
  02 18 下平諒・一年祭
  02 20 どうする異常気象
  02 23 MRIの検査
  02 24 糖尿病について

02 08(水) 紀子さま懐妊・第三子

昨夜のニュースで秋篠宮妃の紀子さまが懐妊され秋ごろに出産の予定ということを知った。

今朝は各紙ともトップ記事にこの慶賀すべき記事を載せた。皇室の朗報は国民に明るい気持ちをもたらします。嬉しいことだ。

02 12(日) 紀元節について

昨日は‘建国記念の日’だった。日にちが同じなので年寄りには紀元節のほうが馴染み深い。

紀元節の資料 紀元節 などを開いてみると、いろいろと出ている。

高遠の出身者伊沢修二の作曲となっている「紀元節の歌」は60才未満の人は聞いたこともないだろう。

  雲に聳ゆる 高千穂の
  高根おろしに草も木も
  なびきふしけん 大御世を
  仰ぐ今日こそ たのしけれ

  海原なせる 埴安の
  池のおもより 猶ひろき
  めぐみの波に 浴みし世を
  仰ぐ今日こそ たのしけれ

歌詞の意味を理解しようとすると批判する意見が出てくるだろうが、そんなことは別問題として老人にとっては懐かしい歌として昔の思い出のよすがとなる。

イスラムのコーランを拾い読みしていると、戦前の生活規範が思い出される。自由と平等それと規律について、歳老いて考えてみるに、どこかでボタンのかけ違いがあったように思う。

今の現状は個人の自由平等が利己的な理解で強調され社会の絆、社会規範が置き去りにされているとしか思えない。別の言い方をすれば、今の社会は多かれ少なかれ核家族化の方向から家族の核分裂になりつつあると言わざるを得ない。核家族化は家族の核分裂の危険をはらんでいる。

社会現象を見ていると、その基になっている部分は家族の核分裂化にあるといえよう。

儒教の教えとか、人倫教育とか、教育の制度上の欠陥として社会現象をとらえてその対策を講じようとする考え方があるが、望ましくない社会現象は制度上の問題にとどまらず、もっと深いところに根が張っていると考えざるを得ないのである。核家族の抱えている問題点に執着してその対策を考え直さなくてはいけない。

私だけの危惧であればいいのだが、現実に家族の核分裂化が静かに進行している。問題の所在が匂ってきてわかりやすくなってきても、具体的対策を打ち出す工夫が出てきていない。

困ったことである。

02 15(水) 淳子の主人・中山正登

中山正登が白血病で亡くなったという知らせを昨日姉から受けた。まだ50歳を過ぎたばかりの若さなのに…、どうして白血病になってしまったのか…、明るい人柄であったのに残念である。


  白血病

白血病は、白血球が悪性腫瘍(がん)化して白血病細胞となり、血液または骨髄の中で増殖する病気です。

骨髄とは、骨の中心部にある血液を造る場所のことです。白血病は一般的に臨床経過、または検査所見により、急性白血病と慢性白血病に分類されます。急性白血病は、白血病細胞の種類により、さらに急性骨髄性白血病(急性非リンパ性白血病)と急性リンパ性白血病に大別されます。

我が国での急性白血病の発症頻度は人口10万人あたり約6人で、成人では骨髄性白血病が80%以上を占めます。


この冬、ビニールハウスのビニールが老化してきていて雪で大きく破れてしまったため一昨日から張りかえて昨日完成した。農ビの0.1ミリ(10m*9.6m*0.1mm)を使った。2〜3年はもつだろう。

02 16(木) テレビ報道…家庭崩壊…


今の現状は個人の自由平等が利己的な理解で強調され社会の絆、社会規範が置き去りにされているとしか思えない。別の言い方をすれば、今の社会は多かれ少なかれ核家族化の方向から家族の核分裂になりつつあると言わざるを得ない。核家族化は家族の核分裂の危険をはらんでいる。


この2月12日、‘折々の記’に上の文章を書いた。昨夜テレビを見ていたら『家庭崩壊』という番組があった。現状や、原因、対策など好き勝手な意見が収録されていた。

石原都知事の意見も紹介されていた。

社会規範がなおざりにされた自由平等の社会は、自分勝手な意見や行動になりやすく、人の品性が育ちにくくなり、やがて家庭崩壊という修復しにくい方向へ進んでしまうこととなる。

物質文化への価値意識や欲望は肥大していくけれども、精神文化に対する価値意識は低廉なものに堕し意欲をもたぬものが多くなってくる。

そこには自己研鑽するという精進の精神は社会全般に薄れてくる。孤高を保つということは幼児や青年には不可能なことなのである。自己研鑽や苦労の体験がない幼児や青年に孤高を保つなどといっても基盤ができていないから不可能になりやすいのは当然といえば当然なことだと思われる。

家庭のバックボーンになるもの、家訓というものがここに登場しなければならなくなる。

社会秩序の規範になるもの、倫理というものがここに登場しなければならなくなる。

子供を持つ両親にとって、家族のバックボーンになるものとして何を考えるのでしょうか。社会の一員として立派に子供を育てようとするとき人の道として何を育てようと考えるのでしょうか。

感謝の念をどう育てていけばいいのか、人との協調にはどんな心掛けを身につければいいのだろうか。

自分で考えてエンピツで良いから、紙へ書き出してみてはどうだろうか。こうすることにより、子供をもつ親としての『家訓』と『倫理』ができあがる。

02 18(土) 下平諒・一年祭

生きておれば今年は72歳になる。昔なら70代になれば死亡も苦にせなかったようだが、70代初めでは早すぎるという。

午前11時に神官の忠平隆三さんがみえて一年祭の神事を進めてくれることになっている。そのあと三宜亭で‘なおらい’の予定になっている。

どういうわけか今年の冬は葬儀が重なった。軽礼服を休める暇がないほどだった。

知久あい葬儀と四十九日忌、吉川喜八郎葬儀、朝倉静枝葬儀、吉川博男葬儀、中山正登葬儀、鵜飼和夫父葬儀、下平諒一年祭、(原通直母早苗葬儀、依頼)

一冬に八回着たためしはなかった。

02 20(月) どうする異常気象

  <地球は最近体調不良!? 異常気象はますます進む>

  <異常気象レポート2005 概要版>

Googleで‘異常気象’検索結果をみると 約 1,280,000 件 出ている。そのうちの最初の二つが上のものである。この二つを見れば異常気象に関する概要をつかむことはできる。他のものを開くこともあるまい。


  世界中で頻発する異常 <異常気象はますます進む>から

異常気象が世界中を襲っている。日本でも今春の桜前線の異常や並外れた暑さが記憶に新しいところだ。実際、今年の世界気象デー(3月23日)のテーマは「異常気象に備えて」である。WMO(世界気象機関)の統計によると竜巻、高潮、熱波などさまざまな自然災害によって世界中で毎年25万人もの命が奪われており、500〜1000億ドル(6.5兆〜13兆円)もの損害が出ている。しかも、その被害の多くは台風の頻発するアジア地域に集中しているのである。  (以下略)


二番目の気象庁のデータはさすがに詳細にわたっていた。<異常気象レポート2005 概要版>というのは<異常気象レポート2005>の中にある概要版なのにそれでもプリントしてみるとA4で71枚の分量になる。

実際にはアドレスを‘お気に入り’へ登録しておいて、必要なときに開いてみていけばいい。


  異常高温・低温 <異常気象レポート2005 概要版>から

前回レポート以降の1998年から2004年にかけては、日本では顕著な高温となった。2004年は、観測史上2番目に高い年平均気温となり、夏には東京(大手町)で過去最高となる日最高気温39.5℃を記録するなど、各地で高温の記録が更新された。近年の異常高温の頻発により、熱中症の患者数、家畜などへの酷暑害の増加が報告されており、2004年には、過去最多となる1,500名を超える熱中症患者が報告された。
一方、北日本を中心に、冬と夏の平均気温の年々変動が大きく、2003年には1993年以降10年来の冷夏となり、2,500億円を超える農業被害が発生した。


異常気象についての放映があって驚くべき勢いで地球が変りつつあることを知らしてくれた。新潟、福井の集中豪雨それに冬の雪降り……飯田下伊那、ことに喬木では雨も雪も心配することは何もなかった。

ただ柿の取り入れ時期からの気象状態が年々異なってきているので、それへの対応方法がわからなくて困っている。寒いうちにいろいろと柿の仕上げ方法をおそわっておかなければならない。

温暖化による異常気象はただ事ではない。

02 23(木) MRIの検査

前立腺の検査 MRI検査を3月31日にすることになった。

初めての検査で知識もなかったので Google で MRIを見ると< 次のことがわかった。参考のため主なことを載せることにした。


Magnetic Resonance Imaging System(磁気共鳴画像診断装置)


X線を使わずに、磁場と電波を使って体の中を見る画像診断装置です。東芝製MRI装置は、特許を持つ静音化技術 Pianissimo 機構により、世界一の静けさを実現、高い診断能はもちろん、患者さんへのやさしさも追求しています。

MRIではどうやって体の中を見るのでしょう?

MRIでは磁場と電波とコンピューターで画像を作りますが、実際のMRI装置と体の内部では何が起きているのでしょうか? 実際の検査の流れにそってご紹介しましょう。

@検査前に磁性体の有無をチェックします。
MRI装置からは大きな磁場が発生しています。磁場を乱すものを身につけていると画像が悪くなります。また安全のためにも、身につけている磁性体を検査前にチェックします。
ペースメーカーをつけた方は磁場の影響で、正常動作をしなくなる恐れがあるので、検査は出来ません。
 人体内での出来事(1)
 自然状態では、体内の水素原子核はそれぞれバラバラな方向を向いています。

AMRI装置の架台に入ります
MRI 装置の架台の内部には強くて均一な磁場(=静磁場:セイジバと言います)が常時発生しています。エレキバンの強さは1000ガウス前後ですがMRIではその10倍前後の10000ガウス近辺の非常に強い磁場が発生しています。寝台に乗って架台の中に入ると、強くて均一な静磁場が全身にかかることになります。
※ガウスは磁場の強さを表す単位。MRIでよく使われる単位は他にテスラ(T)がある。ちなみに1テスラは10000ガウスのこと 。
 人体内での出来事(2)
 そこに強力な磁場を与えると、水素原子核は一斉に一方向に向きます。

B撮影(スキャン)をします
MRIでは体内にある水素原子核から発生するごく弱い電波を受信して画像化します。ですから見たい部分に電波のアンテナ(これを受信コイルやRFコイルと呼びます)を装着してから検査を始めます。
撮影が始まると装置から「コンコン」という音がします。この音は、必要な断層像を得るために加えられる微弱な磁場(=傾斜磁場:ケイシャジバと言います)によるもので、撮影中ずっと鳴り続けています。
 人体内での出来事(3)
 そこに電波(=RFパルス)を当てると水素原子核は一斉に、ある特定の方向を向きます。=磁気共鳴現象
 人体内での出来事(4)
 電波を切ると水素原子核は(2)の状態に戻ります。この時の水素原子核の戻り方の緩急によって、疾患の状態がわかるのです。

C画像を作る処理をします
体内からの電波信号は、コンピュータによってデジタル画像に再構成されます。この時、病気の部分と正常の部分の水素原子核のふるまいの違いをコンピュータが画像の白黒として認識します。これがMR画像の成り立ちです。また必要に応じて処理を加えるなどして診断に役立つ様々な画像が得られます。

MRIとCTってどう違うの?
どちらも体の断層画像を撮影する装置ですが、最も大きな違いは画像を得る手段です。CTでは“ X線”を使って画像を得るのに対し、MRIは大きな磁石による“ 強い磁場”とFMラジオに使われているような“電波”を使って画像を得ます。ですからMRIは放射線による被曝がなく、小児や健常な方も安心して検査を受けることができると言われています。
ただし強い磁場を使っているので、CTには見られないMRIならではの制限や注意があります。

MRIの画像とCTの画像では見えるものが違うの?

MRIは、診断を行なうために適した断面を縦、横、斜めなど自由に撮影できるのが特長です(最近はCTでも身体を横に輪切りにした画像だけでなく、縦切りなども描出できるようになりましたが、それでも自由度はMRIの方が優れています)。
また、MRIはX線を使うCTと違って骨や空気による画像への悪影響が全く無いため、例えば頭蓋骨に囲まれた脳や脊髄などの診断に適しています。さらに薬(造影剤)を使わなくても主な血管の画像が簡単に得られるなどの特長があります。

MRIの特長は?

無侵襲または低侵襲で安全な検査です。(放射線による被曝が無い)
目的に応じて優れた画像コントラストが得られます。
骨や空気による悪影響がないため、脳や脊髄などを鮮明に診断できます。
縦、横、斜め方向の断面が得られるので理解がしやすい。また3次元の画像も得意。 造影剤を使わなくても、あるいは最小限の造影剤で大きな血管に関する情報が容易に得られる。(MRアンギオグラフィ)

MRI検査ではどんな疾患が発見できるのですか?

頭部や脊髄・脊椎、関節等動きの少ない部位が得意ですが、最近は胸腹部、心臓、消化器分野など全身部位で広く有用性を発揮しています。

MRIが有効な疾患とは?(一例)
脳神経外科・神経内科脳の腫瘍、脳血管性疾患、変性疾患、脳奇形、外傷、
脳血管のスクリーニング検査(脳ドック等)
整形外科頚椎症、胸椎・腰椎のヘルニア、脊髄腫瘍、脊髄奇形、
骨軟部腫瘍、関節の靭帯損傷、半月板損傷など
消化器内科・外科肝・胆・膵の腫瘍性病変、
胆道・膵管のスクリーニング検査(MRCP)など
小児科小児全身の異常
婦人科子宮、卵巣の異常
泌尿器科腎臓、膀胱、尿管の異常
耳鼻咽喉科内耳、小脳橋角部、咽頭・口頭の異常
眼科眼窩や眼球内部の腫瘍など


こうして調べてみると、現代医学が人の健康に役立っていることがよくわかる。平均寿命が延びているのは食事もさることながら、この医学の進歩の貢献をおろそかにしてはならない。

糖尿病は食事と活動のバランスがおかしいことを意味する。

働かざる者は食うべからず

活動なくして食い過ぎると糖尿病になる

02 24(金) 糖尿病について

糖尿については長い間気にかかっていたし、医者の指示にも従ってきたが、いかんせんどうも本気で取り組めなかった。

ところが先日のこと下記のアドレス『京大病院病態栄養部 オンライン糖尿病教室』“糖尿病について一緒に学びましょう”に出会いました。

   http://metab.kuhp.kyoto-u.ac.jp/EDU/index.html  

これだけ親切に解説しているサイトには出会わなかったから、驚きでもあった(総ページ35枚になった)。通り一遍というよりも、じっくり腰をおろした教科書とか解説書のような取り組み方で編集されていた。

このサイトはそういう意味で常に手元に置いて利用したいと思っている。

今までの食い過ぎによる体重超過分(約8Kg)は順次落とすようにして行かなくてはならないし、年齢相応の筋肉消費をしていかなくてはならない。そのための食事の注意と運動のコントロールに意を注ぐことが大事なことである。

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