12 21(火) 柿の出荷終了 |
12 22(水) ギクシャクの日中関係 |
中国駐日大使ら、李前総統にビザ発給の日本政府批判 中国の王毅駐日大使は21日、都内で講演し、日本政府による台湾の李登輝・前総統へのビザ(査証)発給について、「(李氏は)分裂運動を進める急先鋒で、トラブルメーカーだけでなく、戦争メーカーになるかも知れない。中国を中傷、攻撃している人物に日本が好意を示すことは理解に苦しむ」と述べ、日本政府を批判した。 また、「李氏のような危険な政治家に、周辺諸国は赤信号を出しているのに、日本が再び青信号を出そうとしている」と述べた。 来日中の劉洪才・中国共産党対外連絡部副部長も同日、公明党の神崎代表と会談し、「(李氏の来日は)観光といっても、政治的な意図があるのではないか。中国国民の対日感情は最低の状況にある」と懸念を示した。 (読売新聞) - 12月21日22時13分更新 中国、対抗措置を検討中 【北京=伊藤正】日本政府が台湾の李登輝前総統に対し訪日ビザを発給したことについて、中国外務省の劉建超報道官は二十一日の定例記者会見で、「強い不満」を表明、日本側に「誤った決定」を正すよう要求した。しかし対抗措置をとるかについては明言を避け、政府内で慎重な検討が続いていることをうかがわせた。 劉報道官は「李登輝の訪日が国家分裂活動の後ろ盾を求める政治的意図をもっていることは明白」とし、中国側の申し入れを無視し日本政府が李氏を「完全な私人」としてビザを発給したことを強く批判、決定を撤回し「中日関係の大局を損なわないようにすべきだ」と強調した。 中国は二〇〇一年四月に李登輝氏が訪日した際、当時の李鵬全国人民代表大会常務委員長(国会議長に相当)の訪日計画を延期するなどの対抗措置をとったが、今回について、日中関係筋は「検討中ではないか」と述べた。 同筋によると、中国政府内には対日政策をめぐり、小泉純一郎首相の靖国神社参拝や対中ODA(政府開発援助)停止論、新防衛計画大綱の「中国仮想敵」規定などへの反発から、強硬論が台頭している半面、十一月の日中首脳会談で関係改善への兆しが出たと評価する柔軟論があるという。 中国が「台湾独立派の頭目」とする李登輝氏へのビザ発給は、「小泉政権の反中姿勢の新たな表現」と対日強硬派を勢いづけた。国営新華社通信の電子版では陸軍少佐の肩章をつけた写真入りで軍人が「日本政府と小泉首相の関係改善に関する一連の言動は両国人民と国際社会を欺くもの」と攻撃した。 日中関係筋によると、軍部には元来、対日強硬論が多く、特に台湾問題が絡んだ李登輝氏の訪日への反発が強いという。しかし政府部内には、対日関係をこれ以上悪化させることを避けるべきだとして対抗措置には慎重論も強く、結論には至っていないもようという。 近年、中国政府の対日外交に影響を与えているネット上では、数日前から強硬意見が多数を占め、今後さらにエスカレートするのは必至。中国は日本側の出方とともに、国内世論の動向を見極めた上で、対抗措置を取るかどうかを決めることになろう。 (産経新聞) - 12月22日2時37分更新 中古護衛艦の輸出、政府が検討…「3原則」例外で 政府は21日、海上テロ・海賊対策のための東南アジア各国への中古護衛艦などの輸出について、武器輸出3原則の例外として認めることを前向きに検討する方針を固めた。 来年1月にシンガポールやマレーシアに表明する予定だ。輸出する船としては、海上自衛隊が沿岸海域用に保有する1000―2000トン級の小型護衛艦や、海上保安庁の巡視船が検討対象となる。実際に引き渡す際は、大砲など、海賊などの取り締まりには不要な重装備は取り外すことにしている。 大砲や銃を装備した艦船は従来、武器輸出3原則に抵触するため、輸出できなかった。今月10日に新たな「防衛計画の大綱」を閣議決定した際の官房長官談話で、「テロ・海賊対策支援」などの場合は、個別の案件ごとに検討するとして、3原則を緩和する方針が打ち出された。海賊取り締まりなどに再利用するために退役した中古艦船を輸出しても、「国際紛争の助長にはつながらない」との判断によるものだ。 政府は、シンガポール、マレーシアの両国に対し、こうした方針転換を説明するとともに、両国の要望などを踏まえて、具体的な協議を始める考えだ。 中古艦船の輸出については、政府は新防衛大綱の決定前、全面的に解禁する案を与党側に提示したが、公明党内の慎重論に配慮し、個別案件ごとに検討することになった。 ただ、公明党内の一部には、「相手国の要望があり、国際協力に資する場合には認めてもいい」という前向きな意見もある。 このため、政府は今後、与党内の議論や、相手国の意向などを慎重に見極めたうえで、中古艦船の輸出の可否を最終的に判断することにしている。 ◆武器輸出3原則=共産圏向けなどへの武器輸出を禁止するため、1967年に定められた。76年の三木内閣当時、全面輸出禁止に強化された。今月10日の官房長官談話で、弾道ミサイル防衛システム関連の日米共同開発・生産を例外扱いとしたほか、テロ対策などの案件も「個別に検討」と緩和された。 (読売新聞) - 12月22日3時11分更新 |
<飛び降り自殺?>男子高校生2人が死亡 東京・北区 21日午後5時40分 (前略) 生徒手帳は16歳の男子生徒のもので、両親あてとみられる「転校して努力しようと思ったけどもう限界。吹奏楽部と勉強についていけなかった。ごめんなさい」という記述があった。(後略) (毎日新聞) - 12月22日0時44分更新 |
日付 | トレー | ガゼット | 化粧箱 | 4kg箱 | 加工 |
. | . | . | . | . | . |
12/02 | AL.3 | . | . | . | . |
12/03 | AL.1 | . | A.5箱 | . | . |
12/05 | AL.2/B2L.1 | . | . | . | . |
12/07 | AL.2 | . | . | . | . |
12/08 | (3) | . | . | . | . |
12/09 | . | AL.2 | . | . | . |
12/10 | AL.2/A2L.1 | . | . | . | 2箱 |
12/11 | AL.1 | . | . | . | . |
12/12 | AL.3 | . | . | . | . |
12/14 | AL.3 | . | . | . | . |
12/15 | AL.2/A2L.1 | . | B.10箱 | . | . |
12/16 | AL.1/A2L.1 | . | . | . | . |
12/17 | AL.1/A2L.3 | . | . | . | 7箱 |
12/19 | 0000/A2L.1 | . | . | . | . |
12/20 | AL.2/A2L.1/B2L.1 | . | . | . | . |
12/21 | AL.3/AM.2 | . | . | . | . |
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合計 | AL.26/A2L.8/B2L.2/AM.2 | AL.2 | A.5箱/B.10箱 | . | 9箱 |
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12 23(木) フィンランドの教育 |
個人の能力に柔軟対応 PISA好成績のフィンランド アラビア総合学校3年生の国語の授業 競争ではなく、達成度と柔軟性を重視した授業が、そこにあった。7日に公表された経済協力開発機構(OECD)の国際的な学習到達度調査(PISA)で、全4分野のうち読解力と科学的応用力が1位、数学的応用力が2位、問題解決能力が3位だったフィンランドの小中学校では、落ちこぼれを作らず、一人ひとりの力に目を向けた教育が行われていた。義務教育で「世界一」の評価を受けるフィンランドで、その秘密を探った。 ◆自分から特別授業選択 ヘルシンキ市中心部に近いクルーヌハカ中学校。ヤリ・アルビオ先生(36)が教える2年生の数学では、1次方程式の基礎を学んでいた。先生が練習問題の答えを説明中だというのに、教室後方の女子が手招きすると、男子が席を立って近寄った。アルビオ先生は何も言わない。このクラスでは、わからないところがあったら、まずは生徒同士が教えることになっている。 「一人ひとりが何ができて何ができないのかを自覚することが大事。出来ない子を教えれば、より理解を深められる」とアルビオ先生。フィンランドでは標準的な考え方だ。 同国には学校や生徒をテストでランク付けする仕組みがない。現行制度では、高校進学に影響する中学3年の成績を除き、成績をつけるための明確な基準もない。 数学が得意だというカッリ・コムシくんは「競争ではなく、自分がやりたくて、できるようになりたいから勉強している。数学が苦手な友達を助けてあげるのはいいこと」と話した。 教室の最後方に座っていたラウラ・レフティラさんは昨年度、数学だけ別の教室で個別に特別授業を受けていた。クラスの学習進度についていけなかったため自ら希望した。「みんなと同じ大きな教室に戻ったときは少し戸惑ったけど、成績が上がったので良い選択をしたと思う」 担当教師や子ども自身の判断で、子どもが別室へ移り、理解度にあわせた指導を受けるのはフィンランドでは一般的だ。指導は手が空いた他の教師が行う。入学時に国語、数学などで学習が遅れそうな児童を見つけ出し、早めに対策をとっている小学校もある。 ◆週11コマ、教科を決めず 94年に教育の目標や内容の決定権が国から地方に移され、国は大まかなカリキュラムを示すだけだ。学習が遅れた子どもへの特別授業は慣習だったが、06年度から施行される新カリキュラムでは制度化される。 新カリキュラムでは、義務教育の小中一貫化も明確にされた。小中に分かれていた教師の人材を集め、より効率的な学校運営ができるようになる。原案段階では学習内容を高度にし、評価方法をきめ細かくしようとしていたが、教育現場の反対で実現しなかった。 ヘルシンキ市の再開発地域で02年に新設されたアラビア総合学校は、モデル校として新カリキュラムを先行導入。すでに小中一貫になっている。 3年生のクラス担任、ミッコ・アウティオ先生(40)は、自分のクラスで英語(3年から必修)、音楽、宗教を教えない代わり、4年生の技術、5年の英語、8年(中学2年)の体育を教える。「教師が話し合い、得意な分野を生かし、苦手なところを補うようにしている」 新カリキュラムでも、教科書の選択を含め、現場の教師が学習内容を決める。アウティオ先生が授業の組み立て方を説明した。 「できるだけ子どもたちの生活と学習を関連させる。国語なら読み書きの正確さより、読んだ文章について考え、感想や意見をどう表現するかに重点を置く」 アウティオ先生のクラスの時間割りには「X」のマークがついている。1週間25時間のうち11時間。この時間はあらかじめ教科を決めず、学習の進み方などにあわせてどの教科に使うかを決めている。金曜日は5時間すべてがXだった。 ◇ 〈PISAとフィンランド〉 15歳が対象で今回が2回目。フィンランドは読解力が1位だった3年前の第1回に続いて好成績だった。 同国教育委員会は数学、科学の成績がそれぞれ第1回より向上した理由として、96年に始まった「数学・自然科学における技術向上プロジェクト」の影響をあげる。企業やメディアを巻き込んで、数学、科学への関心を高め、小学校の教師でも数学を専門に教える資格を取れば特別給が加算される制度ができた。 フィンランドの7〜14歳児の総標準授業時間は、01年のOECD調査によると、加盟国で最短だった。 ◇ ◇雇用良くして優秀な教師確保し、教育環境維持 教育相 トゥーラ・ハータイネン教育相にフィンランドの教育について聞いた。 ――PISAの感想は 「前回も1位だった読解力の1位は予想したが、数学、科学でも上位に入ったのは驚いた」 ――フィンランドの教育の強みは 「平等が原則だが、子どもがみな一様に扱われることはない。能力が劣ったり、社会環境が恵まれない子には支援がある。教師は修士課程修了が原則。さらに国の予算で継続教育をし、教師の質の向上に努めている」 ――国の財政は潤沢でないが、この教育環境をどう維持するのか 「教育関係の予算規模はOECDの平均値。それでもPISAで好結果だから、必ずしも金だけの問題ではない。財政に余裕が出てくれば、課題に財源を向けたい」 ――課題とは 「教師に大きな裁量があるので、能力の高い人材が必要だ。今後、退職を迎える教員が増えるのでその補充もしなければならない。現状では優秀な学生が大学の教育学部に集まるが、今後は他分野に進む若者が増えるはず。教職をいかに魅力的な仕事にするかが重要だ。給与水準の引き上げ。非常勤講師を減らして終身雇用を増やす。教師の継続的な教育機会を設ける。こうした施策によって将来も優秀な教師を確保したい」 (2004/12/20) |