10 22(水) 五味子を一本に●パソコンの楽しい旅をしよう |
10 26(日) 予定君導入 |
10 27(月) 大学の女性研究者を増やす |
現在位置:asahi.com>社説 2008年10月27日(月) 学術研究―女性の力を生かす大学に 「大学の女性研究者を増やすために真剣に努力します」 東京大や京都大など国立の主要7大学の学長が先月末、男女共同参画をテーマにしたシンポジウムに顔をそろえ、こう宣言した。 共同宣言は「公正な評価に基づく女性研究者の積極的登用」に知恵を絞るという。学長たちのリーダーシップで、思い切って進めてほしい。 研究者のうちに女性が占める割合は日本では12.4%。先進国の中で際だって低い。たとえば米国は34%、英国は26%である。 独創的な発想が大切な学術研究の場には、多様な個性が欠かせない。とりわけ人口が減る時代、天の半分を支える女性の力を生かさない手はない。 女性の活躍が期待されているのにまだまだ少なく、重点的に増やすことが必要な分野として、内閣府は今春、公務員、医師と並んで研究者を挙げた。 先週施行された研究開発力強化法も、女性の力を生かすことをうたう。 実は、女性比率で全国平均を下回るのが国立の主要大学だ。共同宣言は現状への反省があってのことだろう。 具体的な対策も、少しずつ始まってはいる。 名古屋大は04年、「業績が同等なら女性を積極的に採用する」という方針を掲げた。教授や准教授への女性の応募が増える傾向があるといい、女性比率も11.7%で、7大学中トップだ。 北海道大が06年から始めた制度では、女性を採用したら、その人件費の4分の1を大学本部が学部に補助する。能力が同じなら女性を採用した方が得になる、というわけだ。 文部科学省も来年度から大学や研究機関に、女性研究者を採用するごとに600万円を支給する。 一方で、女性が研究を続けていくためには、育児や介護など家庭生活との両立をしやすくするとともに、出産・育児による中断が不利にならずに復帰できる仕組みも大切だ。 文科省は06年から、保育所をつくったり研究の補助者をつけたりする女性研究者支援モデル育成事業を、私大を含む全国の大学で始めている。 お茶の水女子大は、5時以降は公的な会議をしない、というユニークな原則を決めた。 よい仕組みは全国に広げてほしい。環境が整えば、採用する側も安心して女性を選べるようになるだろう。 学部別、あるいは教授などポスト別に、女性割合のデータもぜひ公表してほしい。努力の結果も見えてくる。 女性にとって働きやすい職場は、男性にとっても働きやすいはずだ。そんな環境であってこそ、次代を担う若者を引きつけることができる。7大学の共同宣言を機に、女性が活躍できる場をもっと広げていきたい。 日中条約30年―世界のために働く関係へ 1978年10月23日、日中平和友好条約が発効した。当時、日本は日の出の勢いだった。中国は文化大革命の混乱が終わって2年で、両国の経済力には大きな差があった。それから30年。この関係は劇的に変わった。 いまや中国は政治においても経済においても大国だ。世界の二つのパワーとして、日本と中国は次の30年をどう描けばよいのだろうか。 条約締結から間もなく、中国共産党は改革開放に踏み出すことを決めた。日本は翌年、中国に対する政府の途上国援助(ODA)を始め、資金や技術などで中国の発展を支えた。日本側には、日中戦争の賠償に代わるものとしての意識もあった。そしていま、両国には金融危機に見舞われた世界を支える役割を期待される。 30年間の成果といえる。だが一方で、国民の間の不信感は根強い。 30年の最初の10年は順風だった。政府の世論調査によると、中国に親しみを感じる人が7割前後あった。しかし、天安門事件が起きた89年に急落した。政治体制の違いを超えてつきあうことの難しさを日本人は痛感した。 サッカーの「反日応援」が問題になった04年、反日デモが起きた05年には3割台に落ち込んだ。中国側の対日感情の悪化と連動していた。本社と中国社会科学院との世論調査で、中国側の64%が日本を「嫌い」と答えた。 中国側には、小泉元首相の靖国神社参拝をはじめ、歴史問題に対する日本人の無理解への反発が根強い。日本側にはバブル崩壊後の自信の喪失もあって中国を脅威と感じやすくなったことなど様々な要因があるようだ。 こうした歩みに日中関係の難しさが浮かぶ。それでも、互いに利益になることからやっていこう。そんな「戦略的互恵関係」という発想にたどりついたのは2年前のことだ。 胡錦濤国家主席がことし5月に訪日した際、両国は協力してアジアや世界に貢献しようと合意した。麻生首相もきのうの30周年記念式典で「より活力ある、開かれたアジアのために、共に働き、共に伸びる」と述べた。 地域の経済危機への対応、北朝鮮の核廃棄、地球温暖化対策、大規模な自然災害や感染症に即時対応する地域システムづくり――日中が共同で取り組むことのできる問題は多い。 そのために、中国には政策決定や軍事、安保政策の不透明性を解消する努力をしてほしい。国際社会の共同作業への一層の協力姿勢も求めたい。 この地域では日米同盟が重要な役割を果たすが、このところ米中関係も密接だ。日米中3カ国の安定した関係維持がいっそう大切になるだろう。 日中が世界に貢献を重ねるにつれ、相互の信頼感が増し、心も開かれてくる。次の30年はそうありたい。 |
10 28(水) 「源氏物語」その時歴史が動いた |
およそ千年前に書かれ、世界最古の長編小説とされる「源氏物語」。時代を超えて「こういう恋ってあるよね」と共感させる恋愛描写と、宮中の政治抗争などのリアルな描写は、なぜ生まれたのか?それは、作者・紫式部の数奇な人生と文才、そして当時の時代状況が絶妙にからみあった奇跡の産物だった。 「源氏物語」誕生の秘密を、紫式部の恋と悲しみの生涯と「源氏物語」の名場面を中心に、藤原道長の権力抗争を交えながら描く。 |
10 29(木) 金融危機(円ドルグラフ)(株価指標) |
@ 現在位置:asahi.com>ニュース>ビジネス>市況・統計>記事 東証、一時7000円割れ 午後に入り買い戻す動き 2008年10月28日14時14分 【写真説明】日経平均株価は一時7000円を割った=28日午前10時17分、名古屋市中区、岩下毅撮影 28日の東京株式市場は、前日の米国市場が下落した流れを受けて続落して始まった。日経平均株価は一時、前日更新したバブル後最安値を下回り、1982年10月以来、約26年ぶりに7000円台を割り込んだ。ただ、午後の取引では割安感の出た銘柄を買い戻す動きも出ている。 午前の終値は前日終値から67円76銭(0.95%)安い7095円14銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は同18.24ポイント(2.44%)低い728.22。出来高は12億6千万株だった。 午後の取引では為替相場がやや円安方向に振れたことなどから買い注文が出て、日経平均は一時、前日比200円超の上昇。午後1時時点では同82円37銭高い7245円27銭。TOPIXは同2.00ポイント高い748.46。 政府が「空売り」の一部禁止を28日から前倒しで実施すると発表したことで、株価下落に一定の歯止めがかかるかもしれないとの見方から、買い戻しの動きが出ている可能性もあるという。 日経平均の午前の最安値は同168円安い6994円90銭。世界的な金融・証券市場の混乱が長引き、為替の円高傾向で国内企業もさらに業績悪化するとの懸念が根強い。 東証1部に上場する企業の時価総額は午前の取引終了時点で約234兆円となり、今年の高値だった1月の458兆円から48%、リーマン・ショック直前の9月12日から比べても37%目減りした。 メガバンクなど金融関連が大きく値を下げたほか、電機や精密機器など輸出関連企業株でも一時、売りが優勢となった。原油相場の下落を好感して、化学や電気・ガス業では反発も見せた。 為替の動きしだいで株価が前日終値をはさんで行き来する展開で、円相場をにらみながらの神経質な値動きが続いている。前日に過度な円高に懸念を示す主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁の共同声明が出されたが、市場では「さらに踏み込んだ協調介入を求める雰囲気が強い」(大手証券)という。 東京に続いて取引が始まったアジア市場では、シンガポールが一時7%以上下落したほか、中国・上海や台湾も下落基調となった。 A 現在位置:asahi.com>ニュース>ビジネス>為替>円ドルのグラフ 円ドルのグラフ 【過去一週間】 為替相場のデータは15分ごとに自動更新されており、最も早いケースで約10分前の相場を表示しています。 「レート」は直近の買い気配値(Bid)と、売り気配値(Ask)の平均値です。 「レート」の項目は各国の通貨1単位を日本円に換算するといくらかを、「1万円あたり」は日本円1万円を各国の通貨に換算するといくらになるかを、それぞれ表示しています。 時間帯に応じて、主要な取引が行われている東京市場、ロンドン市場、ニューヨーク市場での取引価格が表示されており、24時間更新しています。 なお、取引状況によってはデータ更新が行われない時間帯があります。 【過去三カ月間】 相場は銀行間での取引価格です。 銀行などで交換する際の対顧客電信相場とは異なりますので、ご注意ください。 「経済」ページの情報内容の更新には万全を期していますが、ネットワークの状況やシステム上のトラブルなどでデータが完全でない場合もあり得ます。 利用者の方が、掲載された情報に基づいて万が一、損害を被ったとしても、朝日新聞社では一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。 【過去一年間】 B 現在位置:asahi.com>ニュース>ビジネス>株価指標 日経平均株価のグラフ【1週間】 【1週間】世界の主な株式市場の動きを15分ごとに自動更新しています。 最も早いケースで約20分前の相場を表示しています。 ナスダックの単位は「ポイント」。 「金融経済」ページの情報内容の更新には万全を期していますが、ネットワークの状況やシステム上のトラブルなどでデータが完全でない場合もあり得ます。 利用者の方が、掲載された情報に基づいて万が一、損害を被ったとしても、朝日新聞社では一切の責任を負いかねますので、ご了承ください。 |