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印旛沼ミニ時典

VOL.3 「アサザってなに?」

アサザ(ミツガシワ科)とは、浮葉性植物の一種で、葉と花は水上に展開する水草で、根は水底に固定されている。 国から準絶滅危惧種に指定されており、千葉県から重要保護指定を受けている

ユーラシア大陸に広く分布しており、日本では北海道から九州まで分布しているが、水質汚染と湖沼の不自然な水位の変動によって、 多くの産地で絶滅の危機にある。県内では、利根川に面している香取市と銚子市の池に分布が見られるが、全体としては減少の一途を辿っている。 印旛沼の周辺では多くの標本採集記録があるが、現在では、印旛沼に自生ものは見られず、NPOいんばの水生植物園栽培されているのみである。 地下茎で繁殖し、湖面の一面に被う姿がかつては各地で見られた。地下茎の節から水中茎をのばし、その上部から葉を出し、それが水上に展開する。 花は6月から9月にかけて水面すれすれに咲く。一日花で、異花柱性があり、通常、短花柱花と長花柱花の間でしか種子ができない。 種子は水に浮き、春に水際で発芽して、その水位の上昇とともに、水位の深い方に地下茎を伸ばす。数十センチの深さのところに好んで生息する。

出典:印旛沼の水草の変遷〜笠井貞夫先生を偲んで〜
執筆:千葉県立中央博物館 植物学研究科 天野誠 理学博士

アサザ

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