小学校の池を活用した印旛沼水草再生バンク実験事業
印旛沼の在来水草を増殖し、水草復元をするにあたり、移植して定着復元させる場所を小学校の池に着目しました。 ほとんどの小学校の校内には、池があります。池を活用することによって、 子どもたちには、「見て、触れる」水草により印旛沼に対する親水性が回復されると考えました。 佐倉市教育委員会の理解を得て、各小学校に協力いただいています。
★主な移植種
アサザ(タヌキモ)、ササバモ、ガマ、ヒメガマ、マツモ
★移植方法
・プランター方式=プランターに泥をいれ、移植種の根を泥中に差し込んで、手で押さえ、小砂利入り穴あきビニール袋で押さえて、浮き上がりを防ぐ
・直接移植=泥中に根を差し込んで、泥をかぶせ、小砂利入り穴あきビニール袋で押さえて、浮き上がりを防ぐ
・ガマ類=陸生種と同じ。根が太くて柔らかい部分あり。これを損ねないよう植える(少し大きめの穴を掘る)
★移植後の管理
・水位を保つこと。水位が下がったら、水を補給する。(水道水でよい)
・ガマ類は湿地も植物として、水はヒタヒタ程度。ヒメガマの水は十分に。
・10〜11月以降は、泥の上(水中)の植物体は枯れる。多年性植物は、根が泥中で越冬するので、そそままか、あるいは泥を補給する。
・NPOいんばで月1回訪問し、確認する。通常は、学校に管理をお願いする。
◆稼働状況◆ 2018年7月現在
No | 佐倉市内小学校 | 移植年 | 新規・補植(年) | 2019年度 |
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1 | 佐倉小学校 | 2004-2006 | 2007 | アサザ |
2 | 千代田小学校 | 2004-2006 | 2007 | アサザ |
3 | 志津小学校 | 2004-2006 | なし | アサザ |
4 | 和田小学校 | 2004-2006 | なし | アサザ |
5 | 弥富小学校 | 2004-2006 | なし | アサザ |
6 | 佐倉東小学校 | 2004-2006 | 2008 | アサザ |
7 | 間野台小学校 | 2004-2006 | 2008 | アサザ |
8 | 王子台小学校 | 2004-2006 | なし | アサザ |
9 | 寺崎小学校 | 2004-2006 | 2007 | アサザ |
10 | 山王小学校 | 2004-2006 | 2007 | アサザ |
11 | 染井野小学校 | なし | 2008 | アサザ |
12 | 印南小学校 | なし | 2008 | アサザ |
No | 印西市内小中学校 | 移植年 | 新規・補植(年) | 2019年度 |
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13 | 六合小学校 | なし | 2009 | アサザ |
14 | 宗像小学校 | なし | 2009 | アサザ |
15 | いには野小学校 | なし | 2009 | アサザ |
★弥富小学校
★間野台小学校