02 19(火) 高速道建設に「抜け道」1850キロは審議不要 |
高速道建設に「抜け道」1850キロは審議不要 2008年02月19日03時02分 政府が道路整備中期計画で整備方針を決めた高速道路など「高規格道路」2900キロのうち3分の2にあたる約1850キロは、国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)の審議を経ず建設できることが分かった。国道として着工するが、高速道路の規格で整備、完成後に高速道路に「格上げ」される路線も450キロ含まれ、一部は着工済みだ。冬柴国土交通相は国幹会議が道路建設の必要性について判断するとしていたが、なし崩し的に造られる恐れがある。 高規格道路の現状と計画 《図面あり……C:\Users\y-shimo@ai.wakwak.co\Picturesをドラッグし>道路整備計画をポイントし、プレビューを開くと見れます》 政府には、高速道路や自動車専用道路など高規格道路を1万4000キロ整備する構想があるが、うち2900キロは具体的な整備計画が未定だった。昨年末の道路整備中期計画(08〜17年度)で「採算性に問題がない」として、今後20兆円をかけ、この2900キロを整備する方針が決まった。 この方針には野党などから「いつの間に造ることを決めたのか」との批判が出ていた。これに対し冬柴国交相は「計画段階」としたうえで、「国幹会議の議論を経て厳しく査定しながら真に必要なものを造っていく」として、野党議員を含めた国幹会議を経ることで客観的に必要性の有無が決まる、と説明していた。 しかし、国交省などによると、この2900キロのうち1400キロは、一般国道の自動車専用道路(B路線)。高速道路会社が管理する高速道路より最高速度を抑えられている路線が多く、国幹会議の審議は必要ない。 さらに残りの高速道路(A路線)1500キロのうち約450キロ(事業費2.3兆円)は「高速道路に並行する国道」(A′路線)という位置づけで、国幹会議の審議は不要なことが分かった。 その根拠は、建設省(現国交省)の審議会が88年に出した答申にある。高速道路の建設計画路線に並行した国道の建設であれば、高速道路の規格で整備することを認めた。将来、高速道計画が正式に決まった場合に、この国道を高速道路に格上げする仕組みだ。 国交省は、すでにこの手法で約60路線(事業費4.8兆円)の整備を進めている。これまでに2路線が完成しており、高速道路に編入された。 今回明らかになった450キロは、99年の高速道路整備計画で決まった9342キロには含まれない。こうした手法が広がれば、整備計画の「枠外」の高速道路建設が増える可能性もある。 冬柴国交相は18日の衆院予算委員会で、A′路線について「建設後に高速道路に繰り入れる必要があれば国幹会議に諮る」と説明した。しかし、松本剛明氏(民主)は「先に造って後で高速道路に編入するのであれば、国幹会議の意味がほとんど無い」と批判した。 ◇ 〈国幹会議〉 正式名称は「国土開発幹線自動車道建設会議」。高速道路の建設すべき路線や整備方法を審議する、国土交通相の諮問機関。衆院議員6人、参院議員4人、財界・学識経験者10人以内の委員で構成される。民主党議員も委員を務めている。 高速道路の建設には始点と終点を示した「予定路線」から具体的なルートを示した「基本計画」、事業費などを盛り込んだ路線ごとの「整備計画」があり、国交相は国幹会議の審議を受け、段階的に格上げさせていく。 |
02 24(日) 般若心経 |
摩訶般若波羅蜜多心経 | 摩訶般若波羅蜜多心経 |
観自在菩薩 | 観自在菩薩は、 |
行深般若波羅蜜多時 | 深般若波羅蜜多を行ぜられし時、 |
照見五蘊皆空 | 五蘊は皆空なりと照見され、 |
度一切苦厄 | 一切の苦厄を度したまえり。 |
舎利子 | 舎利子よ、 |
色不異空 空不異色 | 色は空に異ならず、空は色に異ならず。 |
色即是空 空即是色 | 色は即ち是れ空、空は即ち是れ色なり。 |
受想行識 亦復如是 | 受・想・行・識も亦復(マタマ)た是くの如し。 |
舎利子 | 舎利子よ、 |
是諸法空相 | 是の諸法は空相にして、 |
不生不滅 不垢不浄 不増不減 | 生ぜず滅せず、垢ならず浄ならず、増ぜず減ずることなし。 |
是故空中無色 無受想行識 | 是の故に空の中に色なく、受・想・行・識もなく、 |
無眼耳鼻舌身意 | 眼・耳・鼻・舌・身・意なく、 |
無色声香味触法 | 色・声・香・味・触・法なし。 |
無眼界 乃至無意識界 | 眼界もなく、および意識界もなし。 |
無無明亦 無無明尽 | 無明もなく、亦無明の尽きることなし。 |
乃至無老死 亦無老死尽 | および老死もなく、亦老死の尽きることなし。 |
無苦集滅道 無智亦無得 | 苦・集・滅・道もなく、智もなく亦得もなし。 |
以無所得故 | 得る所なきを以ての故に。 |
菩提薩?(タ=土偏に垂) 依般若波羅蜜多故 |
菩提薩?(タ)(土偏に垂)は、般若波羅蜜多に依るが故に、 |
心無?(ケイ=皿の下に圭)礙 無?(ケイ)礙故 無有恐怖 |
心に(ケイ)礙なし。(ケイ)礙なきが故に、恐怖あることなく、 |
遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃 | 一切の顛倒夢想を遠離して、涅槃を究竟す。 |
三世諸仏 依般若波羅蜜多故 | 三世の諸仏も、般若波羅蜜多に依るが故に、 |
得阿耨多羅三藐三菩提 | 阿耨多羅三藐三菩提を得たまえり。 |
故知般若波羅蜜多 | 故に知るべし。般若波羅蜜多は、 |
是大神呪 是大明呪 | 是れ大神呪なり、是れ大明呪なり、 |
是無上呪 是無等等呪 | 是れ無上呪なり、是れ無等等呪なり。 |
能除一切苦 真実不虚 | 能く一切の苦を除き、真実にして虚ならず。 |
故説般若波羅蜜多呪 即説呪日 | 故に般若波羅蜜多の呪を説く。即ち呪を説いて日わく、 |
羯諦 羯諦 波羅羯諦 | 羯諦。羯諦。波羅羯諦。 |
波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 | 波羅僧羯諦。菩提薩婆訶。 |
般若心経 | 般若心経 |
為 | 願文または回向文(書かなくてもかまいません) |
平成 年 月 日 氏 名敬写 | . |
◆和訳 * 上記玄奘訳(◆漢訳)を元に、仏教や哲学の専門用語をなるだけ使わずに日常語で意訳しました。ただし、玄奘訳で欠けている部分の大筋などを「大本(完全版)」やサンスクリット原本で補いました(青字部分)。また、分かりやすくするため説明を付加しました(緑字部分)。 私はこのように聞いています。お釈迦様が大勢の出家した弟子達や菩薩様達と共に王舎城の霊鷲山にいらっしゃった時、お釈迦様は深い悟りの瞑想に入られました。その時、観音さま(観自在菩薩)は深淵な“智慧の完成(般若波羅蜜多)”の修行をされて次のように見極められました。人は私や私の魂というものが存在すると思っているけれど、実際に存在するのは体、感覚、イメージ、連想、思考という一連の知覚を構成する5つの要素(五蘊)であり、そのどれもが私ではないし、私に属するものでもないし、またそれらの他に私があるわけでもないのだから、結局どこにも私などというものは存在しないのだ。しかもそれら5つの要素も幻のように実体がないのだと。そして、この智慧によって、すべての苦しみや災いから抜け出すことができました。お釈迦さまの弟子で長老のシャーリプトラ(舎利子)は、観音様に次のように尋ねました。「深淵な“智慧の完成”の修行をしようと思えば、どのように学べばよいのでしょうか?」 それに答えて、観音様はシャーリプトラに次のように説かれました。 「シャーリプトラよ、体は幻のように実体のないものであり、実体のないものを本当にある物のように思っているのです。体は幻のように実体のないものに他ならないのですが、かといって真実の姿は我々が見ている体を離れて存在するわけではありません。体は実体がないというあり方で存在しているのであり、実体がないというあり方が体の真実の姿なのです。これは体だけでなく感覚やイメージ、連想や思考も同じです。(つまり、私が存在するとこだわっているものの正体であるとお釈迦様が説かれた「五蘊」は、小乗仏教が言うような実体ではありません。) シャーリプトラよ、このようにすべては実体ではなく、生まれることも、なくなることもありません。汚れているとか、清らかであるということもありません。迷いが減ったり、福徳が増えたりすることもありません。 このような実体はないのだという高い認識の境地からすれば、体も感覚もイメージも連想も思考もありません。目・耳・鼻・舌・皮膚といった感覚や心もなく、色や形・音・匂い・味・触感といった感覚の対象も様々な心の思いもありません。目に映る世界から、心の世界まですべてありません。(つまり、お釈迦様が説かれた「十二処」は小乗仏教が言うような実体ではありません。)迷いの最初の原因である認識の間違いもなければ、それがなくなることもありません。同様に迷いの最後の結果である老いも死もないし、老いや死がなくなることもありません。(つまり、お釈迦様が説かれた「十二縁起」のそれぞれは小乗仏教が言うような実体ではなく生まれたりなくなったりしません。)苦しみも、苦しみの原因も、苦しみがなくなることも、苦しみをなくす修行法もありません。(つまり、お釈迦様が説かれた「四諦」のそれぞれは小乗仏教が言うような実体ではありません。)知ることも、修行の成果を得ることもありません。また、得ないこともありません。 このような境地ですから、菩薩様達は“智慧の完成”によって、心に妨げがありません。心に妨げがないので恐れもありません。誤った妄想を一切お持ちでないので、完全に開放された境地にいらっしゃいます。 過去・現在・未来のすべての仏様も、この“智慧の完成”によって、この上なく完全に目覚められたのです。 ですから知らないといけません。“智慧の完成”は大いなる真言(呪文)、大いなる悟りの、最高の、他に比べるものもない真言であり、すべての苦しみを取り除くものであり、偽りがないので確実に効果のあるものなのです。さあ、“智慧の完成”の真言はこうです。 「ガテー ガテー パーラガテー パーラサンガテー ボーディ スヴァーハー」 (智慧よ、智慧よ、完全なる智慧よ、完成された完全なる智慧よ、悟りをもたらしたまえ。) シャーリプトラよ、深淵な、“智慧の完成”の修行をするには、以上のように学ぶべきなのです。」 この時、お釈迦様は瞑想を終えられて、「その通りです」と、喜んで観音様をお褒めになられました。そして、シャーリプトラや観音様やその場にいた一同をはじめ、世界のすべての者達はお釈迦様の言葉に喜びました。 以上で“智慧の完成”の真言(真髄)の教えを終わります。 |
………………………………………………… 一行目はあける 摩訶般若波羅蜜多心経……………………… 二行目に巻頭の経名を書く(内題という) 観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五…… 三行目から書く経文を本文と呼ぶ…一行17文字ずつ書きます 蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空空不 異色色即是空空即是色受想行識亦復如 是舎利子是諸法空相不生不滅不垢不浄 不増不減是故空中無色無受想行識無眼 無意識界無無明亦無無明尽乃至無老死 亦無老死尽無苦集滅道無智亦無得以無 所得故菩提薩?依般若波羅蜜多故心無 ?礙無?礙故無有恐怖遠離一切顛倒夢 想究竟涅槃三世諸仏依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提故知般若波羅蜜 多是大神呪是大明呪是無上呪是無等等 呪能除一切苦真実不虚故説般若波羅蜜 多呪即説呪曰 羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶… 最後の行は18文字 4-4-5-5の字群となるよう間をあける 般若心経……………………………………… 経名を省略した形でもう一度書く(奥題という) ………………………………………………… 一行目はあける 為…………………………………………… 願いをこめて写経する場合(願文=ガンモン)、為は省いてもよい 平成 年 月 日 氏 名敬写 |
03 03(月) 千両と万両 |
03 05(水) 脳内世界はパソコン世界 |