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天才児を創る 4
おすわりまでの才能教育
あんよの前までの才能教育


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        〔 1 おすわりまでの才能教育 〕
        〔 2 あんよの前までの才能教育 〕

  1 おすわりまでの才能教育
  (3〜4ヵ月から6〜7ヵ月まで)

●漢字カードで言葉を教えはじめましょう

▼体の機能の発達は知能の発達と密接に結び付いています
人間の体は、かならず上から下へと発育・発達していきます。首がすわり、腰がすわり(おすわり)、つかまり立ち、歩く・・・というわけです。そして運動機能と知能の発達、言語の発達は、とても深い関係にあります。

▼言葉カードは、赤い大きな文字で、かならず漢字を使います
「驚くべき秀才づくり赤ちゃん育児の秘密」120ページにある、『赤ちゃんが好む色の意外な事実』を見ますと、赤ちゃん用のおもちゃというと、たいてい、色はピンク、ブルーといったパステル・カラーと相場が決まっていて、白黒などはまず見かけません。でも、これはまったく赤ちゃんの好みに反するのです。赤ちゃんが一番好きな色は白黒のツートン・カラーです。
このような内容が説明してあります。いろいろの色の着いたモビールを選ばせると、ほとんどの子は白黒のモビールを選ぶといいます。従って、チャイルド・アカデミーとしては、黒マジックを使うようにします。
しかし、ドッツは、ドーマン・メソッドによると、赤の20mmを使っていますので、そうしたいと思います。
まだネンネの時代だから、ことばなんて早すぎるわ・・・と思ったら大間違いです。才能教育に早すぎるということはありません。

▼まず「お母さん」「お父さん」、赤ちゃんの名前カードからはじめてみましょう
1日目 「お母さん」3回繰り返して見せます。1日に何回やってもよいが、1回の時間は短いほうがよい。サッとみせて、サッと伏せます。
2日目 次の日は「お父さん」の言葉にします。
3日目 赤ちゃんの名前にします。
4日目 今までの3枚のカードを見せます。
     しばらくの間、3枚のカードで構いません。

●動作と結びついた言葉がけで脳に配線ができます

▼なにかをするときには、かならず声をかけましょう
言葉はすべての学習の基本です。カードのパターン読みも大切ですが、お母さんの語りかけは同じように大切です。
いつでも、どこでも。ことに行動しようとする前には、かならず声をかけましょう。
「さぁ、おむつを取りかえましょうね。お尻が気持ちいいから」
「今日はおばあちゃんの家に行くのよ」
「これからおつかいにいきましょうね」

▼言葉がけは、言葉を覚えさせると共に、赤ちゃんに安心感を与えます。
「お母さんは、今、洗濯ものを干してくるから、ちょっと待っててね。○○ちゃんのお洋服を、お日様がかわかしてくれるからね・・・」
「おいしいご飯を作るから、ちょっと待ってて」
「お母さん、ちょっとトイレに行くから、待っててね」
「お電話がなってるね。ちょっと待っててちょうだいね、お話してくるからね」
「郵便局のおじさんがみえたようね。玄関まで行ってくるから、待っていてね」
赤ちゃんを待たせるときは何時も言葉をかけることにします。
一つには、言葉の意味と行動を結び付け、言葉を覚えさせるということ。
一つには、この時期は、お母さんの姿が見えないと不安を持ちます。
「待っていてね」
と言葉がけすることで、お母さんがいなくなってもすぐに戻ってくるのだということがわかり、安心感がでてきます。これを繰り返していると、赤ちゃんは『待つこと』も覚えてきます。
赤ちゃんが安心感をもてるようになると、やたらに泣くこともないし、お母さんのほうもイライラしないですみます。

●散歩や体操は脳の発育によい刺激となります

▼外の空気をたくさん吸わせて、呼吸器を丈夫にします。
この時期に大切なことは散歩です。日光浴もよい。土・日の休日に出かけるなら、遊園地などよりも、すこし遠出して山などの空気を吸わせるほうがよいでしょう。遊園地の乗り物は、刺激が強すぎます。
日光浴は冬・春・秋は日ざしのよい午前と午後2回、5〜6分で十分です。夏は午前中にします。裸にして、手足をこすり、マッサージしながら、話しかけましょう。
「お天気がよくて、気持ちがいいね」
「裸になると、いい気持ちでしょう。足はどこかな」
「すずめがとんできたね。おなかが空いて、ちゅんちゅんと鳴いているよ」
など、何でもいいのです。語りかけることがいいのです。

▼腹ばいにして、首をもちあげさせましょう

▼あおむけにして、足と手の体操
手、足の体操のあと、足の裏をくすぐって刺激するのもよいでしょう。足の裏は「第二の脳」といわれるほどですから、適度の刺激はよいことです。
赤ちゃん体操は1日1回やってあげるとよいのですが、赤ちゃんの機嫌がよくないときや、元気のないときは、やってはいけません。また赤ちゃんが疲れる前に止めることが大切です。

▼ゴロンゴロンところがしましょう

●こんな遊びが脳の発達を促します

▼親指の運動は言語中枢を刺激します。
自分の意思でものをつかむようになります。手指の運動は脳の発育を促します。この時期は、赤ちゃんは目覚めていると寝ているのを嫌がりますから、お母さんの手が空いていれば、抱っこして、物を握らせてください。プラスチックの積み木とかスプーンやピンポン玉などよいでしょう。

▼「ボール遊び」と「イナイ・イナイ・バー」

2 あんよの前までの才能教育
  (6〜7ヵ月から1歳まで)

●足裏刺激、ハイハイ、指遊びで脳を活性化させます

▼急激に知恵づきがよくなってくる時期です
お母さんからもらった免疫力も少しずつ衰えはじめ、かぜをひいたり病気になったりするのも、この時期です。そんな時には、ゆったりと休んで、カード遊びも才能教育も無理にはやらない。いろいろなことをどんどん吸収する時期ですから、積極的にチャレンジしてみましょう。

▼足の裏への刺激は脳の神経を刺激します。

▼ハイハイは、たくさんの酸素を脳へ送り込みます。
ハイハイの時期は赤ちゃんの脳の発育にとって、とても大切な時期です。
グレン・ドーマン博士のところでは、障害児はこのハイハイを毎日かならずやらされます。立てるようになってもハイハイは日課に入れてあります。肺を強くし、呼吸を深くし、脳にたくさんの酸素を送りこむようにするためです。 歩行器はやめましょう。ハイハイの時は、靴下ははかせません。
「よく走れたわね」
「とてもじょうずなハイハイね」
ほめてあげること。

▼指遊びは、お母さんがやりやすい知能訓練
子どもの目の前に指を出して動かしてみせます。掴めるようになると、今度は自分の口にもっていって、しゃぶりはじめます。
この時「ゆび」「ゆび」とゆっくり教えます。「指」と書いた漢字カードと、指の絵を絵がいたカードを交互に見せます。漢字カードの裏に指の絵を描いておくのもよいでしょう。
こうして赤ちゃんの体の各部分の漢字カードを見せて、赤ちゃんの体、お母さんの体を使って教えていきます。

●漢字カード、名前カードを増やしていきます

▼幼い頭脳には「木」よりも「椿」のほうが覚えやすい
バターン認識による(井深 大「0歳」その他に多く解説されている)

▼「冷蔵庫」「洗濯機」「壁」などに名前カードを貼りましょう

●絵本の繰り返し読みが、若い脳を成長させます

▼赤ちゃんのお気に入りの絵本を繰り返し読んであげましょう
6ヵ月になったら、絵本の読み聞かせをしてください。
赤ちゃんも6ヵ月になると、直ぐ目をそらしてしまう本と、じいーっと見ているお気に入りの本が出てきます。文字カード遊びなどを続けているお母さんなら、赤ちゃんの微妙な心の動きを感じとることができるはずです。
最初はお気に入りの本を繰り返し読んであげます。お昼寝のとき、夜、ネンネのときなどがよいでしょう。お母さんの優しい声と大好きなお話は、赤ちゃんの心にグングンしみとおっていき、安定した情緒を作ると共に、脳にはとてもよい成長の源となります。
同じ本を繰り返し読むことは、赤ちゃんの集中力を養う土台となります。そして『快』という感覚は、赤ちゃんにとっては何ものにも代えがたいものです。

▼赤ちゃんにとって、おもしろい本とは?
何回も繰り返し聞きたい本、あるいは見たい本がいい本です。
絵本は固い製本となっているものを選ぶことが大切です。この時期は破ってしまいますから、固くてしっかりしたものがいいです。

▼ひらがな文絵本は、漢字まじり文に作りかえます
「むかし、うさぎとかめが、はしるきょうそうをしました」
    ↓
「昔、兎と亀が、走る競争をしました」

▼絵本は、原典を逸脱していないものを選ぶ
絵本を買ってきたら、難しい表現と思われる部分を書きかえ、ひらがな部分は漢字に書きかえます。漢字まじり文は、絵本のひらがな文字部分へ貼りつけます。

●赤ちゃんにハサミやクレヨンを持たせる

▼“切る”という機能だけにとらわれず、まず持たせます

▼クレヨン遊びのなかでも、漢字カードを活用しましょう
もちろん、この時期はなぐり書きです。大きな紙を与えて、自由に書かせます。今は水性のクレヨンがありますから、床にはみだしてしまっても、直ぐに消せます。
色を教えるにもいい時期です。漢字カードも併用します。

●童謡も赤ちゃんの才能教育に最適の教材

▼早期才能教育の面で、多くの要素が含まれています
童謡ほど赤ちゃんの才能教育に最適な教材はありません。

▼漢字まじり文で、オリジナル童謡絵本を作る
片ページに漢字まじりの歌詞を書き(マジックで大きく楷書で)、片ページに絵本や歌の本から、歌詞に合った絵を切り抜いて貼りつけるだけです。大きめの厚紙で作るとよいでしょう。(文字は、5×5cm)

▼童謡絵本遊びには、赤ちゃんは確実に反応する
赤ちゃんが喜ぶからといって、やりすぎはよくありません。赤ちゃんが疲れる前にやめることが大切です。
0歳児で1日やってもらった才能教育は、8歳になって1週間やっても追いつかないのです。それほど赤ちゃん時代は吸収がよく、10倍以上の効果がありますので、ぜひ、やってみてください。

●散歩は絶好の学習チャンス、戸外でカード遊びを!

▼赤ちゃんが散歩好きなのは、学習したがっているからです
ずっしりと重くなりますが、赤ちゃんに話しかけれる抱っこスタイルがいい。野の花、道草、草むらの虫、ちょうちょ、あお虫、とんぼ、なんでもよい、あかちゃんに話しかけてください。

▼自然の状況に合わせて、歌を歌ってください。(予定に組んでおくとよい)

▼散歩のとき、かならず1回は4行詩を口ずさんでください。
4行詩を作るには、次のことを知っているといいでしょう。
イ ・ 天候、明暗、寒暖、風の有無、時、距離、空、雲、
  ・ 山、川、草、木、鳥、虫、花、
  ・ 色、形、大小、数、量、比較、
  ・ 形容詞、副詞、感嘆文、疑問文
ロ ・ 目を閉じて感ずること    (耳)
  ・ 目に見えるもの       (目)
  ・ 臭ってくるもの       (鼻)
  ・ 味がわかるもの       (舌)
  ・ 肌で感ずること       (皮膚)
お話をするつもりで、見えるもの、聞こえるもの、肌に感ずるものなどで組み立てて、詩を作ってください。
赤ちゃんの様子によって、4行詩からだんだんと行数を増やしていくといい。お母さん自身とともに、赤ちゃんの美的感覚とすてきな表現力をしらずしらずのうちに育てて参ります。
※ 私製本「0歳教育」の70頁参照

▼人見知りは知能が発達した証拠、じょうずに導いてあげましょう
「こんにちは。ほら、八百屋のおばさんよ。いつも○○ちゃんにおいしいトマトを売ってくれるのよ」
「きれいなお姉さんでしょう。大きくなったら遊んでもらいましょうね」
「おとなりのおじいちゃんですよ」
など、簡単な言葉で構いません。上手に導いてあげましょう。
          ・       ・        ・
「まあ、この子ったら、人見知りでイヤンなっちゃうわ」
「人の顔を見ると、子の子は泣くんですよ」
など、否定的な言葉は決して言わないことが大切です。赤ちゃんを一人前として考え、いつも、よいほうに方向づける言葉使いをしてください。


▼散歩には、紙とマジックを持っていって、カード遊びをしましょう
道端や公園で石を拾ったら、「石」とマジックで書いて「いし」と教えます。「砂」「ブランコ」「水道」「蟻」「蝶」「鳩」など、「虫」「木」「鳥」のように抽象的なものより、そのものズバリの名前の漢字にします。赤ちゃんの興味を示すものについては、このように「カード」に書いて教えていきます。

●指先は「第二の脳」です、どんどん使わせましょう

▼小さなものをつまんで楽しむのは、脳への刺激があるからです

▼いたずらは、赤ちゃんの知能の発育にとても有効です
赤ちゃん専用の引き出しを用意してあげ、そこには、出して遊べるものを入れておきましょう。ガラクタでいいのです。スプーン、フィルムのから、ちいさな鍋のふたなどに赤ちゃんは興味をもつようです。

▼あかちゃんの握っているものを、泣かせないで取りあげる方法
音の出るおもちゃなどを、頭の上でならし、「あーら、何だろう」と声をかけます。赤ちゃんが興味を移し、上をむいたら、だんだん目の前に下ろします。手を出したときにそれを渡し、もう一方に持っているものを取ります。

●テレビを教材にするなら、お母さんと二人で

▼赤ちゃん一人だけにテレビを見せるのは、よくないことです
8ヵ月ころになると、幼児番組を見てキャッキャツと喜びます。喜ぶというのは、それだけ吸収はしますが、それには対話が必要なんです。お母さんが話しかけることが、才能教育の土台です。『ひらけ!ポンキッキ』や『お母さんといっしょ』を見せるのなら、一緒になって歌ったり、話しかけたりしてほしいものです。
ビデオがあれば、幼児番組はビデオにとって、お母さんが暇なときに一緒に見て、お相手をしてあげることが大切です。

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