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折々の記 2008 A

【心に浮かぶよしなしごと】

【 01 】05/03〜        【 02 】05/11〜
【 03 】05/17〜        【 04 】05/26〜
【 05 】06/10〜        【 06 】06/18〜
【 07 】06/24〜        【 08 】07/02〜


【 07 】06/24〜

  06 24 データ収集 from ANN(朝日新聞アジアネットワーク)
  06 26 東アジア統合日本は指導力発揮の好機 from ANN
  06 27 (健康)年齢と衰え

06 24(火) データ収集 from ANN(朝日新聞アジアネットワーク)

膨大な情報が飛び交っています。 必要最小限という言葉はありますけれども、その分別もつきません。

そこで取り上げたいものの一つがAAN(朝日新聞アジアネットワーク)です。 その趣旨は次のように表記されています。

   朝日新聞アジアネットワーク(AAN)は、アジアの人と情報のかけ橋を目指しています。
   その事業の一つが、学者・研究者とジャーナリストのネットワークを育て、
   アジアが直面する喫緊の問題について議論を深め、
   アジアの相互理解に貢献することです。

   同時に、
   アジア各国から気鋭のジャーナリストを客員研究員として招き、
   日本研究をサポートすることにも力を入れています。

そのURLは次のとおりです。

   <http://www.asahi.com/international/aan/index.html>
   【AAN アジアネットワーク】

   <現在位置:asahi.com>国際> AAN>

更に次のようなジャンルがあってバックナンバーを開いて見ることができます。

@http://www.asahi.com/international/aan/hatsu/index.html
   【AAN発 朝日アジアフェローのコラムやシンポジウムの詳報 バックナンバー】

Ahttp://www.asahi.com/international/aan/issen/index.html
   【一線から 研究の過程で考えたことなどを随時リポート バックナンバー】

Bhttp://www.asahi.com/international/aan/column/index.html
   【コラム 内外の識者がアジア・日本を語る バックナンバー】

Chttp://www.asahi.com/international/aan/kisha/index.html
   【アジア人記者の目 AANで研修する客員研究員の記事 バックナンバー】

Dhttp://www.asahi.com/international/aan/haiken/index.html
   【研究拝見 AANの客員研究員・OBを中心にアジア関連の最近の研究を紹介します バックナンバー】

Ehttp://www.asahi.com/international/aan/review/index.html
   【書評 アジア関連書籍の紹介 バックナンバー】

内容構成に感心して見ていると、

Ehttp://www.asahi.com/international/aan/review/index.html の【書評 アジア関連書籍の紹介 バックナンバー】の中の2004年に発行された本で「日本人・中国人・韓国人」があります。 それを開いてみますと次のような解説がのっておるのです。


 書評
    アジア関連書籍の紹介です

 『日本人・中国人・韓国人』金文学著、白帝社・1400円(税別)

朝鮮族3世として中国で生まれ、広島大大学院などで学び、呉大学の講師を務める金文学さん(41)のエッセー風比較文化論。日中韓3カ国の違いを活写する。

「日本人は何事にもケチくさい!」と題した序章では3カ国のトイレ事情、つばを吐く風習、おならなどの卑近な話題を取り上げた。生活習慣の違いを驚きの目で見つめ、日本の清潔さをたたえながらも、「あまりにも洗って磨きすぎると福が逃げる」という韓国と中国のことわざを挙げ、潔癖性にくぎを刺している。

偶数好きの中国と奇数好きの日本。スイカにかけるのは塩か、それとも砂糖か。女性の美の基準を比較すると、韓国人は「顔」で、中国人は「脚」、そして日本人は「胸」――。言語、風俗習慣など様々な切り口から民族の本質に迫ろうとしている。

金さんは「同じ漢字文化圏なので、お互いによく知っていると思いがちだが、それは錯覚。違いを知った上で認め合うことが大切だ」と話している。   評者:花野 雄太(広島総局)


こんな解説を見ると、アマゾンから古本でも手に入れようかな……とも思うのです。 それと一緒に『漢詩紀行辞典』も手に入れたい。


 書評
    アジア関連書籍の紹介です

 『漢詩紀行辞典』竹内実編著、岩波書店・4935円

 歴史は遡(さかのぼ)ればどこまでも奥深く、空間を極めようとしても果てしがない。この中国のつかみようのない魅力は古来多くの詩人を旅に誘ってきた。

 広大無辺の世界をうたったあまたの詩の中から330編を厳選。これを読み解いて時空を超えた旅を試みようとしたユニークな辞典が本書だ。

 最古の夏王朝は長く幻といわれたが、近年の研究で実在が証明された。夏の初代皇帝は治水で名高い禹だが、この聖人の名にちなみ中国大陸は「禹域」とも呼ばれる。

 本書は、この「禹域」を江南、北京とその周辺、中原、長安と辺境、巴蜀(はしょく)、長江悠々、長江下流域、華南とその奥地の八つに分類。それに域外として扶桑(日本)と序章の「禹域」を加えて10章から成る。

 項目としてたてられた80カ所の地名には杭州や桂林、三峡といった名高い景勝地からチベットのラサや海南島といった辺境の地までが網羅される。詩人も杜甫や李白といった盛唐の詩聖から近現代の梁啓超、毛沢東と実に幅広い。

 読みたい詩、知りたい地名や人名がすぐ引ける目次と作品がついているのは便利。中国の旅には格好の伴(とも)となる一冊だ。


そんなわけで、ANNの情報はその趣旨に副っておりますから役に立つのです。

06 26(木) 東アジア統合日本は指導力発揮の好機 from ANN

  http://www.asahi.com/international/aan/hatsu/hatsu080616.html<東アジア統合日本は指導力発揮の好機> このサイトは簡単には削除されないと思いますが、日本が活躍すべき方向を提示していると思うので記録のために保存しておきます。

EU経済圏、アメリカ経済圏、それに対応する東アジア経済圏としての潮流は既に始まっています。 日本はいつまでもアメリカ傘下を良しとせず、「東アジア経済圏」を大切な国是として歩まなくてはなりません。

この方向については、以前にもふれたようにトインビーの歴史から見た予見が紹介されていました。 このトインビーの予見は間違いない方向でしょう。

としますと、慶応大教授・木村福成が勧める方向は世界の潮流を見定めた方向であるといえます。 私たちの思潮の基本になる潮流として位置づけて諸事万端を展開していくことが大事になってきます。

そんな気持ちもあってこの記事を長く保管しておきたい。


  現在位置:asahi.com>国際>AAN> AAN発

 東アジア統合 日本は指導力発揮の好機

   木村福成/慶応大教授〈国際貿易論、開発経済学〉  2008年06月16日

 今年4月、日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)との間の自由貿易協定(FTA = Free Trade Agreement) が署名に至り、中国とASEAN、韓国とASEANとあわせ、ASEAN+1のFTAが出そろった。

 …参考のための註書…

3つのFTA(ASEAN+1)の妥結を優先 ?第10回ASEAN日中韓経済相会議?  (ASEAN・日本・中国・韓国) 2007年8月27日

ASEANと日中韓3ヵ国(ASEAN+3)は8月25日、フィリピン・マカティ市で第10回ASEAN日中韓経済相会議(AEM+3)を開催した。 会議では、ASEAN+3の計13ヵ国による自由貿易協定(FTA)締結を目指す東アジアFTA(EAFTA)構想の第2フェーズ研究に関する報告が行われたほか、各国がWTOドーハ・ラウンドの年内合意に向け努力することで一致した。


  □  ■  □

 それを踏まえ、大きく五つの変化が認められる。これらの変化は、対応次第で、日本にとって危機とも好機ともなりうるものである。

 第一に、東アジアでは、当分の間、構成国を絞って政治統合まで踏み込んでいく統合ではなく、外に開かれたFTA網が重層的に形成されていくことがはっきりしてきた。 日中韓のFTAが結ばれない限り、統合地域としての東アジアは完結しない。 そうなる前に、東アジア諸国は次々と域外国とのFTAを結びつつある。 ASEANは東アジア経済統合の「運転席」に座っているが、地域をとりまとめるだけの力量はない。

 しかしこれは、東アジアとアジア太平洋の間のバランスをとっていくことを外交の要諦としている日本としては、そのための条件が整ってきたということでもある。

 第二に、モノの貿易の自由化を超える、より深い統合が必要との認識は、抽象論としては共有されるに至った。 しかしサービス、投資、その他の分野についてのさらなる自由化のシナリオはまだ定まっていない。 ASEANはASEAN経済共同体の青写真を発表し、より深い統合への意欲を示している。 しかし、その内容は、日本を含む域外国がそのまま採用できるような成熟度には達していない。

 これは本来、先進国が主導権を発揮しうる分野である。 単に多国籍企業の活動についての障壁を撤廃するだけでなく、制度の構築・改善まで踏み込んだ政策改革の設計など、日本が貢献しうる部分は大きい。 日本がASEAN諸国と結んできた2国間FTAよりもさらに深掘りした内容が求められる。

 第三に、より深い経済統合の実現と同時に各国内および国際間に残る開発ギャップの縮小を目指すべきだとの認識が、地域全体で共有されるようになった。 経済統合は格差拡大につながるとの懸念を払拭する必要が生じている。

 この点も、日系企業その他が展開している生産ネットワークを後発地域に拡大していくことで対処可能である。 投資促進策や経済・技術協力に一日の長のある日本の貢献は重要である。

 第四に、環境・エネルギーなどの制約を考慮した持続的経済発展への関心が急速に高まっている。 特に拡大東アジアには中国とインドという発展途上の大国が含まれており、地域大での政策対応が求められる。

 この問題も、経済成長を押し下げるものとばかり考えるのではなく、長年にわたる技術ノウハウの蓄積を有効に使っていくならば、日本は大いに貢献できる。

 第五に、東アジアおよびアジア太平洋地域では自由化度の極めて高いFTAが出現しつつある。 世界貿易機関(WTO)の下でのドーハラウンドが終結した後、各国が新たな自由化の課題を求めていくとすれば、それは質の高いFTAが先導する形となる可能性が高い。

 この波に乗っていくためには、日本はタイミングを逃さずに残された宿題を片付け、経済外交の自由度を高める必要がある。宿題とは、残存する貿易障壁の撤廃、特に農業保護の見直しである。関税や輸入量制限などの国境措置を撤廃するスケジュールを明示した抜本的改革プログラムの実行が必要条件となる。

 このように、五つの変化を日本の東アジアにおける地位向上のための契機としていくには、大胆な戦略的発想が不可欠である。

  □  ■  □

 日本の強みは東アジアに対し知的貢献をなしうるところにある。私もかかわっている東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)は、知的貢献の努力の一つである。 6月3日に設立総会が開かれ、正式に発足した。 ジャカルタに仮事務所を置くことが決まっている。 拡大東アジア16カ国の研究所の協力を得て、有用な政策研究を行っていく下地ができつつある。

 ERIAにおける研究では、経済統合を単に通商政策の問題として取り扱うのではなく、経済格差の縮小という開発の視点といかに両立させるか、さらにそれを環境・エネルギーなどを考慮した持続的経済発展としていくかが主題となる。

 日本の知的貢献についての絶対的優位も、中国をはじめとするアジア諸国の教育熱と若手研究者の台頭により、案外早く失われてしまうかも知れない。 強みを有するうちにそれを十二分に発揮して地域に貢献し、日本にとって住み心地のよい東アジアを作っていかねばならない。(2008年6月16日紙面掲載)


◆ アセアンってなに

@ 概要説明

    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E5%8D%97%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%A2%E8%AB%B8%E5%9B%BD%E9%80%A3%E5%90%88
   <東南アジア諸国連合-Wikipedia>

設立

1967年8月、タイ王国のバンコクで反共産主義の立場をとる東南アジア諸国によって結成された。原加盟国はタイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシアの5ヶ国。設立の宣言は、各国の外相による共同宣言で、東南アジア諸国連合設立宣言、バンコク宣言などと呼ばれる。

ASEANの前身組織として東南アジア連合(ASA)が挙げられる。これは1961年にタイ、フィリピン、マラヤ連邦(現マレーシア)の3国によって結成されたもので、ASEAN の設立によって発展的に解消される形となったとされる。また、マレーシア、フィリピン、インドネシアの包括的な連合構想(マフィリンド構想)も加わっている。

加盟国

1967年8月8日加盟(結成時)
インドネシア
シンガポール
タイ
フィリピン
マレーシア

1984年1月8日加盟
ブルネイ

1995年7月28日加盟
ベトナム

1997年7月23日加盟
ミャンマー
ラオス

1999年4月30日加盟
カンボジア

A 詳細説明

    http://www.asean.or.jp/GENERAL/base/outline.html
   <アセアンってなに?/アセアンに関する基礎知識(from ASEAN-JAPANE CENTRE)>

 このサイトは日本アセアンセンターからのもので、この「アセアンに関する基礎知識」のほか、事務総長の挨拶・日本アセアンセンター概要・事業内容・所在地・マップ・アセアン関連リンク集、その他いろいろのデータが載せられております。

06 27(金) (健康)年齢と衰え

今年は12月で満80才になります。 このごろ年齢とともに体の衰えについて考えるようになりました。

タイトルを(健康)としたのも、自分の記録として残しておきたいと思うからです。

きのう郭の姉が兄様の一周忌についての連絡に来てくれました。 腰は曲がってきているが、電動の四輪車に乗って来たのを見るとまだまだチャンとしている。 阿智村へ嫁いだ淳子が一周忌についてあれこれと取り仕切ってくれている様子を話してくれましたが、昔からの話口の按配はあまり変わりがない。

姉の駆動車の充電が心配だというので、伊久間の兄のところへの連絡のため軽トラックへそれを乗せて同乗していきました。 一周忌の連絡をしていたが、どうも話の返事の仕方など様子を見ているとだいぶ歳をとったなと感じました。 話し方が以前の様子とちがってきているのです。 阿島の姉は「わしより長く生きておれんなあ」と帰りの車の中でもらしていました。

このごろ、昔年の伊久間の両親の姿や小川の父親の姿をあれこれと思い出して、往時の親の気持ちが分かるようになりました。

「やがてわが身」という言葉が痛烈に心に響くようになったのです。 

いろいろの問題に対して、口を噤(ツグ)んで遠慮するようになりました。 畑や家の回りの様子を見ていて、離れたところから老人としての自分の位置と景観を見下ろしているような感覚になるのです。 別の言い方をすれば、数年後も或いは亡くなった後もこんなふうな景色なんだろうなという感覚になるのです。 

いままで、こんな感覚になることは先ずなかったと思います。 けれども悲しいという感覚はありません。

梅雨の合間の日差しに照らされた景観、ハナミズキは風にそよぎツバメが飛び交い、消毒のエンジン音が伊久間原から聞こえてきます。 自然の姿は人の生滅や世情の変態とはかかわりなく、恒常ということがありません。

般若心経からくる一つの無常観によるものかもしれません。 最近の金銭欲に対する嫌悪感が拍車をかけているのかもしれません。

寂滅為楽の思想が体中に染みわたってきたのかもしれません。 いろいろの人たちの感化のせいかもしれません。

体力とともに気力の衰えがじわじわとわが身に迫ってきています。

● ひまわり

       

        ひまわり畑                          ひまわり(2008/6/27)

播種は06/06ですから、ちょうど20日経った時の写真です。

● 画像のアップロードができなくなった。

画像のアップロードを実行すると、

  <452 Error witing file:Disc quota exceeded>

   quota : 割り当て
   exceed :〈限度・権限・予想などを〉超える

詳しいことは分からないが、ディスクの割り当て限度を超過したようです。 FFFTP の C:\My Documents 下欄にある ローカル空 118280.13 M Bytes とあり、C:\My Documents\image も ローカル空 118280.13 M Bytes とある。

サーバーの‘ざんまいADSLワイド’では「50MB」までHPで使えるようになっているから、この ローカル空 118280.13 M Bytes の意味が分からない。

ともあれ、htmlも画像もアップができなくなったのです。

【 08 】からブログ編集になるかもしれません。

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