花のある生活は、潤いと安らぎを与えてくれます。
ここでは夢工房のハーブや園芸種をまとめてみようと思います。
≪ア≫ アルストロメリア |
英名=リリー・オプ・ジ・インカ アルストロメリア科 花期:周年 別名=インカの百合、夢百合草、百合水仙 スウェーデンの植物学者アルストレーメルの名前に由来しているそうです。かつてはヒガンバナ科、 ユリ科などとされていましたが、両方の性質を持ち合わせているため、現在ではアルストロメリア科として 扱われているようです。現在栽培されている品種はほとんど南米チリ原産種。 ひとつの枝に多数の花をつけ花持ちが良いのですが、エチレンには弱いので、発生するリンゴやメロンなど 果物の近くに置くと、花びらが早くしおれてしまうようです。 (2002.9.17) |
アッサムニオイザクラ |
和名=アッサム匂い桜 別名=ルクリア アカネ科 開花期:10〜12月 インドのアッサム地方にある標高200m近い高原の花木です。花名も芳香のあるアッサム原産の花なので ついたようです。別名のルクリアは、ネパール地方でこの花をルクリ・スワと呼んでいたのに由来しているそうです。 花期は夏ですが、鉢花が流通するのは冬の時期が多いようです。 冬は乾燥気味に0℃以上に保ち、夏は半日陰の涼しいところで育てます。 (2002.1.22) |
オシロイバナ |
和名=白粉花 別名=ユウゲショウ 英名=Four o'clock オシロイバナ科 花期:7〜10月 “おしろい花の黒きたね 爪を入るれば粉のちりぬ。 幼なごころのにくしみは 君の来たらぬつかのまか。 おしろい花の黄(きな)と赤 爪を入るれば粉ちりぬ。” 北原白秋 黒い種子の中身がおしろいのような粉なので、この名があるようです。 夏の夕方4時頃に花開くのが英名の由来。フランスでは「夜の美人」と呼ばれているようです。 また夕暮れの暗くなりかけたときに、花が開くと明るくなることから「夕化粧」というロマンチックな名前も持っています。 (2002.9.11) |
≪カ≫ カーネーション |
学名=Dianthus 別名=オランダセキチク ナデシコ科 昔ローマに住んでいた美しいギリシャ人女性ソニクスは、カーネーションの冠作りの名人で、いつも 太陽神アポロンの祭壇を美しく飾っていました。しかし、彼女を妬む者に殺されてしまいます。太陽アポロンは、日頃の彼女の 行ないに感謝し、彼女の姿を虹色に輝くカーネーションに変え、弔いました。そこから、カーネーションの学名も「神の花」の意の「ダイアンサス」に なったということです。 (2002.1.25) |
カンガルーポー |
別名=オーストラリアン・スウォードリリー ハエモドルム科 ポーとは、毛で覆われた動物の手足のことで、花や茎にやわらかい毛が密生し、花弁の五つにとがった裂片は爪を思わせ、カンガルーの前足に似ているために この名がつけられたようです。 オーストラリア原産で、西オーストラリア州の州花です。花色は黄色、オレンジ、赤、黄緑などがあり、 毛皮のような独特の質感があります。 (2002.1.19) |
クリスマス・ローズ |
別名=レンテンローズ、ヘレボレ キンポウゲ科 花期=12〜3月 クリスマスローズと呼ばれる花には、名前通りクリスマスの頃に咲くクリスマスローズと、春に咲くレンテンローズがあります。 キリスト教では4月初旬に行われる復活祭前の40日間をレンテンといい、そのころ開花するのが 名前の由来のようです。根茎に有毒成分を含んでいます。 詳しくはこちらとこちらを、、、♪ (2003.4.3 夢工房で撮影2/5) |
ク レ オ メ |
別名=セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草)、スイチョウカ(酔蝶花) 英名=Spider flower フウチョウソウ科 花期:6〜9月 “よろこびは 束の間のこと 悲しみも また 明るさの中でみれば ちっぽけな かたまり 朝の庭に 燃えつきた線香花火の 玉を見つけた” 星○富弘 長いおしべを四方に伸ばして咲く姿は、夕闇に垣間見る花火のような、妖しいまでの美しさです。 英名はおしべを手足の長いクモに見立てたよう。夕方、花弁の下から6本のオシベがそれぞれ輪になって伸び、4枚の花弁は開き初め赤く、一日経つと白くなり昼には萎んでしまうという、 はかない夏の宵だけの花です。 (2002.9.6) |
コ ル チ カ ム |
別名=いぬサフラン ユリ科 花期=9〜11月 球根を土に埋めたり水をやったりしなくても、時期が来ると茎を伸ばし花をつけます。花はクロッカスに似ていますが クロッカスはアヤメ科。野生種の種子にはコルヒチンという劇薬成分が含まれており、通風の特効薬として 盛んに用いられてきましたが、副作用が激しく、一歩間違えると死を招く危険性があるそうです。 そんなことから花言葉は、『危険な美しさ』。ギリシャ神話に登場する王女メディアの生まれた町、コルキスにちなんだ名前のようです。 (2002.9.27) |
≪サ≫ シ ク ラ メ ン |
別名=カガリビバナ サクラソウ科 花期:10〜3月 羽をたたんだ蝶のような花姿は、かがり火のように炎が燃えたっているようにも見えます。 シクラメンの学名はギリシャ語をもとに、リンネがつけたとされています。「回る」と言う意味だそうで、花後の茎が1回転することから「サイクル」が 語源とされているようです。 また薬草としても取り上げられ、蛇の解毒や魔よけ、ほれ薬にも使われたそうです。 (2002.1.9) |
≪タ≫ ダ ン ギ ク |
和名=段菊 別名=カリオプテリス クマツヅラ科 花期:7〜9月 菊という名前になっていますが、キク科の植物ではありません。花が茎をとりまいて 3、4 …段と段になって咲きます。 葉はやや厚ぼったい感じ。寒さに強く、丈夫で育てやすく、さし芽でも簡単に増やせます。 写真は、ダンギクの蜜を吸う“イチモンジセセリ”、、、後羽に、白い点が4個一列に並んでいます。 (2002.9.15) |
チューリップ |
英名=tulip 別名=鬱金香 チューリップ属/ユリ科 花期:3〜5月 “チューリップのペンダントして歩く道 鈴のようにも涙のようにも” (○ 万智) 16世紀、トルコにやって来たオーストリア大使ビュズベイクは、初めて見る白い美しい花の名前を尋ねました。 返ってきた答えは「テュルバン」・・・トルコのターバンのことで、尋ねられたトルコ人が勘違いして 答えたのでした。これがチューリップの名の由来とされているようです。(2002.1.1) |
≪ハ≫ ハツユキソウ |
和名=初雪草 ユーフォルビア属トウダイグサ科 花期=夏 夏、花が咲く頃に出る葉の縁に白い斑が入ります。これを降り積もった初雪に見立てて、この名前がつけられたようです。 4弁の白い花がつきます。彩色される葉は苞で、ふつうの葉から花への移行部位にあたるそうです。 本種は葉緑素も他の色素も形成されず白いようです。 (2002.9.26) |
ハナショウブ |
英名=japanese iris 別名=ぎょくせんか アヤメ科 花期=5〜6月 野生のノハナショウブを改良した日本特産の花で、 外花被片と呼ばれる垂れた外側の花びらが、幅広く、中心に黄色いすじがあるのが特徴です。 現在では、江戸系、肥後系、伊勢系の3グループにわけられるそうです。 詳しくはこちらの解説をご覧下さい。 (2003.7.10 夢工房で撮影6/20) |
ハ ボ タ ン |
和名=葉牡丹 アブラナ科 観賞期:11〜3月 別名=牡丹菜、オランダナ、花キャベツ 葉の形が、美しい牡丹の花に似ている事から、名付けられたようです。 江戸時代にオランダからもたらされ、オランダナの名前で呼ばれていました。中国三国志時代の戦術家諸葛孔明は、行く先々の戦場で、キャベツを栽培して、 兵士の食料にしたそうです。 丸葉系は東京系(葉の縮みのない系統)と大阪系(東京系とちりめん系(名古屋系)の中間)の2種類があり、切れ葉系は耐寒性が強く、 ちりめん系は寒さに一番弱いようです。最新品種はさんご系です。 (2002.1.12) |
バ ラ |
和名=薔薇 英名=rose バラ科 花期:5〜6月、9月〜10月 別名=そうび(薔薇)、長春花(ちょうしゅんか)、月季花(げっきか) 花の女王バラは、ギリシャ神話の美と愛の女神アフロディテが、キプロス島の近くの海から生まれ出たときに、大地が 神々と同じような美しいものを生もうとして、アフロディテと一緒に生み出した花だといわれています。 roseとはケルト語のrhodd(赤の意)が語源で、赤いばらのこと。 (2002.9.3) 《寄り道9・秋薔薇の愉しみの時》 |
フ ユ シ ラ ズ |
和名=冬知らず キンセンカ属/キク科 花期:11〜5月 花径2cmの小輪多花性で鮮やかな黄花、成長が早く、冬でも庭で次々に花を咲かせる寒咲きキンセンカで、 冬の花壇には最適です。 耐寒性に強く-15℃までは大丈夫のようで、 日当たりの良い所を好みますが、土質を選びません。 (2002.1.6) |
≪マ≫ ノースポール |
別名=クリサンセマム・バルドーサム 花期:11〜6月 キク科の一年草で原産地はヨーロッパです。 マーガレットに似ていますが、草丈も花の大きさも小さめです。 花芯が黄色く花びらが白い、清楚で愛らしい花です。 厳寒期を除いて次々に開花します。暖かくなるとアブラムシがつきやすいので、オルトラン粒剤などを まいておきます。 (2002.1.28) |
ム ス カ リ |
別名=グレープヒヤシンス ユリ科 花期:3〜4月 ムスカリとは、香料のムスクからついた名前だそうですが、芳香があるのは一部の品種だけです。ふっくらしたつぼ状の小花が房をつくっている様子は、ぶどうの実に似ています。 英名のGrape hyacinthはこの形からついたようです。 青花の他に、白、紫、ピンクなどもあります。 (2002.1.31) |
≪ラ≫ ラベンダー |
和名=真正ラベンダー 別名=イングリッシュ・ラベンダー、コモン・ラベンダー、トゥルー・ラベンダー
シソ科 花期:5〜9月 ハーブの代表といえばこのラベンダー! 古代ローマ人は花を入れた浴槽で湯浴みしたそうで、「洗う」という 意味のラテン語「ラワーレ」が語源だそうです。ラベンダー色という流行語を作り出し、乾燥させたものを 下着やシーツなどをしまう棚に入れて移り香をさせたり、匂い袋にいれて身につけたりしていました。 ラベンダーには1日の疲れをとって、心身をリラックスさせる効果があるようです。 (2002.5.5) |