0歳教育関係へ

0歳からの英才食  その2

知育・徳育・体育に続いて
0歳教育には食育が欠かせない


【『0歳からの英才食』1 へ】

        1 “生きる力の低下”がめだつ現代っ子
        2 食育こそ子どもの未来を救える
        3 食育の決め手は乳幼児期にある
        4 精白米、漂白パンでは健康を保てない
        5 副食、おやつの改善は買い出し栄養学で
        6 骨粉こそが英才児を育てるポイント
          他の4つと組み合わせればまず間違いない

             食育の5原則
             1 主食の改善
             2 「2・1・4」の買い出し栄養学による副食の改善
             3 おやつの改善
             4 ビタミンの上手な補給
             5 骨粉療法



5 副食、おやつの改善は買い出し栄養学で

☆ 細かい数字を並べても食事の改善はできない
☆ 大まかにとらえるのが実際的方法
 1 6つの基礎食品
  @ 緑や黄の濃い野菜
  A その他の野菜と果物
  B 鳥獣魚肉類、卵類、大豆とその製品
  C 穀類、イモ、砂糖
  D 牛乳、乳製品、骨ごと食べられる小魚、海草
  E 油脂、バター、乾物
 2 4つの食品群
  @ 牛乳、卵
  A 魚介、肉、豆、豆製品
  B 緑黄色野菜、淡色野菜、イモ類、果物
  C 穀物、砂糖、油脂
 3 3色食品群
  @ 赤群(血や肉をつくるもの・魚、肉、豆、乳、卵)
  A 黄群(力や体温となるもの・穀類砂糖、油脂、イモ類)
  B 緑群(体の銚子をよくするもの・緑色野菜、淡色野菜、海草、きのこ)
☆ 誰でもできる「買い出し栄養学」

  @ 動物性食品  (肉、魚介類、乳、乳製品、卵類など)   2
  A 豆類、豆製品 (納豆、豆腐、味噌など)         1
  B 植物性食品  (野菜、イモ類、海草など)        4
            穀類と果物を除く

☆ 知られていない食物アレルギー
☆ 乳、卵のとりすぎは危険
☆ 豆類、豆製品重視がポイント
☆ 緑葉野菜をおひたしにして
  ビタミンやミネラルは、調理・欠こうによって壊れたり失われたりする。
  抽出ビタミンの補給は、全体バランスを欠くことになり弊害になることすらある。
  緑葉野菜とは、小松菜、ホウレン草、春菊、ピーマン、パセリ、大根葉などであ
  る。
☆ 買いだし栄養学のコツ
  @ 朝晩の食事に「豆腐とワカメのみそ汁」をとる(豆類と海草と味噌)。
  A 朝晩の食事に「緑葉野菜のおひたしか煮物」をとる。
  B 豆類をとる(冷ヤッコ、湯豆腐、納豆、上げ、豆乳、煮まめ、いり豆、黄な
    粉)
  C 毎日1本、牛乳かヨーグルトをとる。
  D 肉屋、魚屋で買った目方の2倍の目方の野菜を買うこと。
    卵は1個(成人は半分でもよい)
    少量多種の考え方を徹底する。
☆ 果物はいまや「有害食品」
  果物は多くとってはいけない(糖分が多い)。
☆ 「成人病の元凶=砂糖」
 ・砂糖は、グリコーゲンと中性脂肪となる。
 ・中性脂肪は皮下脂肪となり確実に太る。
 ・中性脂肪は血管壁に沈着して動脈硬化となる。
 ・中性脂肪は心臓や肝臓に溜まれば心臓肥大や脂肪肝となる。
☆ 100%果汁ジュースモ安全ではない。
☆ 植物性油はなぜいいのか
 ・脂肪酸は、飽和脂肪酸(固体)と不飽和脂肪酸(液体)に分けられる。
 ・飽和脂肪酸(固体)は、動物性食品に多く含まれる。
 ・不飽和脂肪酸(液体)は、植物油に多く含まれる。
 ・飽和脂肪酸(固体)を多く取りすぎると老化が早まり動脈硬化や脳卒中、心臓病
  の原因となる(ミリスチン酸とパルミチル酸がコレステロール合成に使われる)。
 ・不飽和脂肪酸(液体)の中のリノール酸はコレステロールを減らす。
 ・必須脂肪酸(リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸など)1日必要量は2.5g〜
  5gで、コメ胚芽油でとるのが賢明、胚芽米・玄米がよい。
 ・不飽和脂肪酸(液体)ほど空気、湿度、細菌の作用でいたむ。加熱するとさらに
  酸敗がすすむ。(脂質過酸化物)
 ・ポテトチップスなどのスナック菓子やインスタントラーメンなどの脂質過酸化物
  は酵素作用の障害をおこし、生命活動を阻害する。ガンの引きがねになるという
  主張がある。油であげた菓子類は避けるにこしたことはない。
☆ 日常生活を補うものとしての健康食品
 ・ビタミンC発見の歴史、ビタミンの効用。
 ・厚生省の所要量では、ビタミンB1 0.9mg
            ビタミンB2 1.1mg
  実際には 2mg、疲れたときには 5mgをとりたい。
 ・厚生省の所要量では、ビタミンC 50mg
  実際にはストレス時には、500mgとるとよい。薬局の合成ビタミンC剤よりも、
  健康食品の天然系のビタミンC含有食品のほうがよいのは言うまでもない。
 ・厚生省の所要量では、ビタミンE 14mg
  実際には 150mgまで増やしてよい。薬局の合成ビタミンE剤よりも、健康食品の
  天然系の「コメ胚芽油」ビタミンE含有食品のほうがよいのは言うまでもない。
  ただし、取り過ぎないこと。
 ・おやつの取り方、5つのポイント
  @ 果物はとってもとらなくてもよい。とりすぎは害になるのでほどほどにする。
  A 菓子、ケーキも害になるので、ほどほどにする。
  B ジュース類はさける。野菜ジュースと牛乳は1日に1本までか限度。
  C 油揚げ菓子、スナック類はさける。インスタントラーメンは不可。
  D 日本人に不足するビタミンB類は主食の改善で解決する。
    ビタミン“C”“E”は「健康食品」でとる。
6 骨粉こそが英才児を育てるポイント
  他の4つと組み合わせればまず間違いない


☆ 日本のカルシュウム不足
 ・日本は火山国であめため土壌中に含まれるカルシウムが、諸外国とくらべ比較に
   ならないほど少ない。水にても食物にしても牛乳や卵にしても少ない。
 ・その逆に、カルシウムに桔抗するマグネシウムが多いため、さらにカルシウム不
   足に拍車をかけることになる。
☆ 減少する日本人のカルシウム摂取量
 ・厚生省発表の「国民栄養調査」での「不足する栄養素」は、ビタミンB群とカル
  シウムだという。
  ビタミンB群の不足は、白米食。
  カルシウムの不足は、土中のカルシウム不足とマグネシウム過多。
  ビタミンB群の不足は、胚芽米で改善すればよい。
  カルシウムの不足は、「骨粉療法」で改善すればよい。
☆ 胃病、結核など万病にきいた「骨粉療法」
 ・「骨粉療法」の創始者は、藤本武平二。
  明治18年、愛媛県大州市に産まれ、昭和49年90歳で死亡。
  研究の様子は169p〜173p。
   鶏は、鶏の骨をやるとよく卵を産む。
   虚弱体質の人が鶏骨粉を飲んでいると、風邪をひかない。
   慢性消化不良の下痢便の二歳児は、一週間でとまった。
   結核治療にも効果があった。
   骨粉(カルシウム)には、消炎作用、分泌制限作用、止血作用、白血球の食菌
   促進作用、神経鎮静作用、結核菌発育阻止作用がある。
   患者報告
    結核患者、胃腸の調子がよくなり食欲がすすむ。
    胃酸過多症、慢性胃腸疾患患者、顕著な効力が認められた。
    湿疹患者によかった。
    神経痛患者、リウマチ患者にもよい。
    高血圧患者、貧血患者、低血圧患者、冷え性患者にもよくきいた。
   妊婦は安産でき新生児の首がしっかりしていた。
   妊婦から「安産のうえに、産まれた子どもが丈夫で、知能が優れている」
☆ なぜ骨粉(カルシウムだけではない)には偉効があるのか
 ・炭酸カルシウムより貝殻粉がよく、それより魚骨粉がよく、それより鳥類骨粉が
  よく、それより人間に近い哺乳動物の骨粉がよい。
 ・脱脂脱水の牛骨(骨髄を含む)の組成
  カルシウム      約37%
  リン酸        約28%
  マグネシウム・フッソ 約 2%(以上無機物)  カルシウム作用で一元的
  膠原質        約 3%         に説明できない
  ムコ多糖類      約20%
  その他の有機物    約10%(以上有機物)
 ・人体の骨の組成
  水          約27%
  脂肪         約17%    人体中の骨は大小合わせて223個
  膠原質        約 3%    あり、体重の15%を占めている。
  ムコ多糖類      約10%
  その他の有機物    約 5%    老化がすすむと、カルシウム塩の割
  カルシウム      約20%    合が増加し、膠原質、ムコ多糖類が
  リン酸        約15%    減少するため骨がもろくなる。
  その他の無機物    約 3%
☆ 骨粉療法のナゾ
 ・火葬場の隠亡さんの話 結核で死んだ人の骨は、一様にもろい。
             交通事故で死んだ人の骨は、硬くてしっかりしている。
 ・骨の生理作用
  @ 身体各部の支柱となっている。
  A 身体に腔所をつくり、脳髄、肺、心臓、胃腸などの容器である。
  B 筋肉の支点である。
  C 骨髄での赤血球や白血球の造血作用をする。
  D 「カルシウム、リン酸」などのミネラル代謝の中枢である。
  ◎ 砂糖は骨を弱めるものである。
☆ 骨は血管、神経を守る健康中枢
 ・生きている人の骨は、たえず新陳代謝し1年間に98%が入れ替わる。それだけ
  に、たえず補給することが必要になる。
 ・膠原繊維は、骨に弾性を与え、血管壁の結合組織などの弾力繊維の供給源であり、
  血管病、高血圧、心臓病を防ぐ役割をはたしている。
 ・ムコ多糖類も、骨のミネラル成分の接着剤の働きとともに、間接腔、神経鞘の潤
  滑剤や皮膚の湿潤剤の供給源である。
☆ 実験で確かめられた骨粉の驚異の効果
 ・福島県川俣町小綱木小学校2年生昭和33年10月より1ヵ年「骨粉服用調査」

               骨粉を 飲んだグループ 飲まなかったグループ
   流行性感冒で出席停止の者     7人         14人 
   年間無欠席者           8人          4人 
   ムシ歯が生じた者         1人         12人 
   増えたムシ歯の数         7本         54本 
   伸びた知能指数          6          3.29

☆ 骨粉児の平均知能指数は“125”(182p〜参照)
☆ ミネラルにはどんなはたらきがあるか
☆ 英才児を育てる5つのポイント
  @ ビタミンB類の摂取        主食の改善と胚芽油
  A カルシウムの摂取         骨粉
  B 毎日、緑葉野菜おひたしの摂取   
  C ビタミンCとEの摂取       天然系の健康食品コーナー
  D 砂糖、果物、塩分を取り過ぎない

※ 骨粉の入手法  栄養科学研究所 神奈川県平塚市錦町 15-24
                  0463-23-1330(代)
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