0歳教育関係へ

0歳からの英才食 その1

知育・徳育・体育に続いて
0歳教育には食育が欠かせない


【『0歳からの英才食』2 へ】

        1 “生きる力の低下”がめだつ現代っ子
        2 食育こそ子どもの未来を救える
        3 食育の決め手は乳幼児期にある
        4 精白米、漂白パンでは健康を保てない
        5 副食、おやつの改善は買い出し栄養学で
        6 骨粉こそが英才児を育てるポイント
          他の4つと組み合わせればまず間違いない

                 食育の5原則
             1 主食の改善
             2 「2・1・4」の買い出し栄養学による副食の改善
             3 おやつの改善
             4 ビタミンの上手な補給
             5 骨粉療法



1 “生きる力の低下”がめだつ現代っ子

☆ 体位は向上、体力は低下した戦後っ子
☆ 問題は体力の低下より、生きる力の低下
☆ 恐るべき成人病症候群が子どもに
 1 子どもの体に異常が起きている
  ・つまずいてころんだとき、とっさに手がでず、顔や頭にケガをする。
  ・まばたきが鈍く、目にゴミや虫が入る。
  ・ちょっとしたことで、骨折する。
  ・いつ骨折したか分からないケースがめだつ。
  ・朝礼のときなど、バタバタ倒れる。
 2 長く歩けない子ども
  ・土ふまずの形成が遅れ、遠足などで長く歩けない。
  ・バランスをくずしたとき、踏みとどまれない。
  ・棒登りなどで、足の裏を使って登れない。
 3 異常信号が体の各所に
  ・なんでもないときに、鼻血を出す子が多い。
  ・奇声を発する子どもが増えている。
  ・汗をかかず体温が低く35度代の子どもが増えている。
 4 子どもが老化している
  ・高血圧や動脈硬化が目立つ。
  ・腰痛の訴えが目立つ。
  ・神経性胃潰瘍などが目立つ。
  ・肩こりを訴える子が目立つ。
 5 背すじがおかしい
  ・背すじのおかしい子が目立つ。
 6 精神が植物化してきている
  ・朝からアクビをする子が目立つ。
  ・大脳の興奮水準が低く、目がトロンとしているのが目立つ。
  ・ものごとに関心を示さず、ボーッとしている。
☆ ムシ歯、貧血、骨折の急増は見過ごせない
☆ 胃潰瘍、糖尿病など成人病が子どもに急増
☆ 現代っ子は30代から心筋梗塞の可能性
☆ 骨のもろい人は早死にする
☆ 親が子どもの「老後」をみる時代がくる

2 食育こそ子どもの未来を救える

☆ 環境で遺伝を肥えることができる
☆ 食生活が環境の最大要因
☆ 胎児から始めるのがベストだが・・・
 ・生物は環境次第、植物の栽培なら、基肥え、追肥え、管理である。
☆ 運命を食事で占って百発百中
 ・人相見・水野南北の話「ムギとダイズ」。
☆ 食事でズバリ性格を判断する
☆ 好みで分けた3タイプの性格と健康
☆ 食育の欠けた教育のむなしさ
 ・知育、徳育、体育を支える食育。
☆ 食育の徹底は難しいが・・・
☆ たよりになる子に育てよう

3 食育の決め手は乳幼児期にある

☆ 母乳と人工ミルクは、比較にもならない
 1 あらゆる角度からみて、母乳でなければならない。
 2 人工ミルクの欠陥
  ・食欲にむらがある。
  ・顔色が悪い。
  ・疲れやすい。
  ・あきっぽい。
  ・湿疹がでやすい。
  ・皮膚がざらざらしている。
  ・咳っぽい。
  ・お腹をときどき痛がる。
  ・自家中毒症を繰り返す。
  ・頭を痛がる。
  ・車酔いがある。
  ・夜尿がとれない。
  ・親子の相伝・きずなづくりができにくい。
☆ 母乳汚染は心配ないか
☆ 赤ちゃんにはこわい、母親の貧血
 1 貧血自己判定法
  ・ツメに、たてみぞやしわ状の線があらわれていないか。
  ・ツメを、指で強く押してサッと引いてみて、もとの赤味が1秒半以内に戻るか。
  ・ツメの根元の白い半月が、5分の1はあるか。
  ・顔色がすぐれないとか、唇の赤味が薄くなっていないか。
  ・めまい、耳なりなどないか。下痢と便秘が繰り返さないか。全身がだるいとか、
   ものごとにあきっぽいということはないか。
 2 貧血とは
  ・100gの血液中、血色素が12g以下を貧血という。
  ・血色素は鉄と蛋白質が主成分だが、鉄分は少量しか吸収されないため、ふだん 
   に摂取しないと貧血症状を起こすことになります。
  ・妊娠初期に母体の鉄分が不足すると、流産したり、胎児貧血や胎児の抵抗力減
   退などの原因ともなります。
☆ どうすれば母乳がでるか
  ・群馬大学名誉教授 松村龍雄博士
   「母乳は出そうとすれば、かならず出るものです。それには、第一に、母乳で
   育てようという確固たる意思をもたなければなりません。その気持ちに、いさ
   さかの偽りもなく、その決心に、わずかな動揺もあってはいけません。出そう
   と努力しなければだめだということです」
☆ ミルクの場合は自律授乳を
☆ 「ミルク嫌い」はお母さんに責任がある
☆ 消化吸収、このすばらしい体の仕組み
☆ よく噛むことが幼児食改善のポイント
☆ ほおっておけば、よい食習慣はつかない
☆ 離乳食の与え方が食育の決め手
 1 スコットの実験 
  乳離れをしたモルモットを1匹ずつ飼育籠にいれ4枚の皿を入れて飼育した。
   カゼイン(牛乳蛋白)
   砂糖           4いろすべて食べたねずみはどんどん成長した。
   塩類
   マーガリン
   砂糖
   塩類           カゼインを食べないねずみは、死んだ。
   マーガリン        (蛋白質不足の場合)
 2 乳幼児期の親の食物摂取、食物パターンが子どもにとって特に重要である。

4 精白米、漂白パンでは健康を保てない

☆ 頭脳の働きをよくする必須条件

    蛋白質 と VitaminB類(B1 ・B6 ・B12・パントテン酸)、A、E

 1 白米の害
  ・判断力がにぶる。
  ・排他的、利己的な性格になる。
  ・脚気症状、心臓・血管病が起こる。
 2 ビタミンB
   胚芽が外側にあって、そのまわりにビタミンB類があるので、精白するとまっ
   たくB類欠乏食になる。
   胚芽には、ビタミンB類(B1 ・B2 ・ニコチン桟・パントテン桟・イノシッ
   ト・コリン・葉酸)とくにビタミンB1 が多量に含まれています。
   B1 含有量の比較
        白米飯   100g中  0.03mg
        7分搗き飯 100g中  0.08mg
        玄米飯   100g中  0.16mg
        パン類   100g中  0.08mg
☆ 現代人は「ビタミンB足らん病」
☆ ビタミンEの効果
 1 Eの発見
  ・1936年に発見
 2 Eの効果
  ・心筋梗塞の特効
  ・欠陥病一般の特効
  ・老化防止
  @毛細欠陥の血行をよくし、欠陥をひろげる。
  A脂肪や蛋白質の代謝を調整して欠陥を保護する。
  B細胞や組織における酸素の要求を減少させ、血液が固まらないようにする。
  CビタミンAの働きを高め、脂溶性ビタミン(A,D,Eなど)や植物油が酸化
   分解するのを防止する。(酸素の要求が少なくてすむ。酸化が速すぎると血液
   中に脂肪酸が増えて血液が濁り欠陥栓塞の原因になる)
  DビタミンEの第一の作用は、肺臓の脂肪を「酸か的破壊」から守ることにあり、
   さらに大気汚染(オキシダント)によるビタミン類の破壊を防止する。
  EビタミンEは、副腎皮質ホルモン(コーチゾン)をおさえ、ストレス解消の働
   きがある。
  ※ビタミンEは、ビタミンA,Dなどと同じく油にとけるビタミンで、野菜や肉、
   乳や卵にも含まれていますが、一般に動物性の油脂には少なく、植物油に多く
   含まれています。とくに穀物の胚芽、コメ、ムギの胚芽に多量に含まれていま 
   す。
  ・ビタミンEの含有量
         玄米  100g中  3.70mg
         白米  100g中  0.42mg
☆ 白米、白パンは欠陥食品
☆ 食育はまず主食の改善から
☆ 主食を改善する5つの方法
   米の栄養分(100g中)
            玄   米  7分搗米   精 白 米   
       蛋白質(g)   7.4    6.9    6.8
    脂 質(g)   3.0    1.7    1.3
    糖 質(g)  71.8   74.7   75.5
    繊 維(g)   1.0    0.4    0.3
    カルシュウム(mg) 10.0    7.0    6.0
    ビタミンB1(mg)   0.54   0.32   0.12
    ビタミンB2(mg)   0.05   0.04   0.03
    ビタミンE (mg)   3.70          0.42
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