0歳教育関係へ
胎児はみんな天才 1
常識を打ち破る画期的な方法
【胎児はみんな天才 2へ】
【胎児はみんな天才 3へ】
〔 1 『胎児』はみんな天才! 〕
〔 2 胎内教育で、四姉妹がそろって天才〕
〔 3 『子宮対話』こそ、天才児の秘密 〕
〔 4 胎児の知的好奇心を刺激する方法 〕
〔 5 いつ、何を、どう教えるのか 〕
〔 6 お父さんからのプレゼントとは 〕
〔 7 奇跡のスセディック式胎内教育法 〕
〔 8 1日のカリキュラム 〕
【 1 『胎児』はみんな天才! 】
●ジツコ・スセディック(館林実子)さんは、夫ジョセフの信念に同意して胎内教育を始めた。
ジョセフの信念
「赤ちゃんは生まれる前から学び始めるんだ。五ヵ月目からは、ちゃんと耳も聞こえるし、私たちの言っていることがわかるようになる。君のお腹の中で、赤ちゃんは何もすることがなくてきっと退屈しているにちがいないさ。さあ、大きなやさしい声で本を読んであげなさい。動物たちや草花のことを話して、外の世界のすばらしさを教えてあげなさい」
そして、その方法についてこうアドバイスしている。
「母親である君の気持ちをいちばんよく理解できるのは、今、お腹の中にいる赤ちゃんなんだよ。だから君が自分のお腹の中の子に意識を集中させれば、その子は君が話していること、教えようとしていることを、きっと、わかってくれるにちがいない。君はけっして投げやりになったり、この子を非難してはいけないよ。イライラしたり、不安な感情を抱くのもよくないよ。いつもやさしく、平和で穏やかな気分で、この子が外の世界への扉を開けるまで見守ってやることが大事なんだよ。そうすれば、この子は安心して、君の話に耳を傾け、多くのことを学び取るだろう」
●ジツコさんの赤ちゃんが3ヵ月の時の様子
生後2週間で言葉を喋った。「オッパ」「ママ」「キリー」
3ヵ月目、単語の数は加速度的に増えた。そして、センテンスで話しかけるようになった。
「ママ、抱っこ」「ミスティ(犬の名)ラン(走る)」「ミスティ、バンク(吠える)」
5〜6ヵ月目、おまるの使い方を習得、絵本をつかんで読んでほしいという合図
9ヵ月目、歩き始めた。文字を読める。
●平凡なジツコさんが、何故「胎内教育」に成功したのか
胎児の能力に深い関心を寄せ、子どもの人生の幸せと希望を願って、愛情・時間・労力を惜しまなかった。
〔「胎内教育の驚くべき効果」というタイトルで、画用紙に生後の様子をまとめて、自分の勉強部屋の正面高めの位置に、掲示するとよい。色紙に配色してまとめ、額に入れればなお良い。色紙額は1500円くらいで販売している。(3歳まででよい)〕
【 2 胎内教育で、四姉妹がそろって天才 】
●出生後のジツコさんの実践
話しかけ・・・ 授乳、抱っこ、お風呂、絶えず話しかけていた。 部屋の中の様子、戸外の景色、その一つ一つを説明した。
絵本を見せながら、心を込めて朗読した。
アルファベットや数字のカードを使い、教え始めた。
生まれて3日目から、指を使って数を教え始めた。
生まれて1週間ほどで、ガラガラを握らせて振ってやった。
時間の許す限り、子どもと一緒にいた。
心地よい歌をたくさん歌ってやった。
美しいピアノ曲、軽やかなワルツのリズムに合わせて、抱きながら優しく踊ってやった。
●ジツコさんの夫、ジョセフの主張
「この子は、お母さんのお腹の中で、すでにいろいろなことを学んできたのですよ。お腹の中にいるときは、今よりずっと多くの脳細胞を使って記憶しているのです。私たちはその使用する記憶細胞を、本を読んでやったり、算数を教えたりして、ふつうより50%、あるいは70%ほど増やしてやったのではないかと思っています。
この誕生前の大切な時期を、何もしないでぼんやりと過ごしてしまうなんて、とてももったいないことです。不思議だと思うのなら、あなたも次のお子さんが生まれる前に胎内教育をなさってご覧なさい。天才だと言われる子どもは、きっと何らかの形で胎内教育を受けてきたにちがいないのです」
ジョセフの主張は何故可能なのか
胎児は、脳細胞にESP(超感覚的知覚)を備えているから。
●マスコミはジツコさんの姉妹をどんなタイトルで報道したか
「世界でいちばん頭のいい姉妹」
「スセディック夫妻がつくった子どもたち」
「子どもの才能を引き出す鍵は、忍耐と愛」
「College Kid(大学生少女)」
「The Child Geniuses(天才少女)」
●スーザン姉妹の年齢と在籍学年
スーザン・・・・・・・5歳で幼稚園から高校1年に飛び級入学
10歳で大学入学資格試験SATを受け、
690点という最高に近い高得点でアメリカの最年少の大学生
ステイシー・・・・・9歳で高校1年生
ステファニー・・・・7歳で中学2年生
ジョアンナ・・・・・4歳で家で小学校高学年の勉強中
スーザン姉妹はさぞや勉強に明け暮れる毎日を送っているに違いないと想像するかもしれませんが、彼女たちは四人とも、それぞれ学園生活をエンジョイしており、趣味や遊びに興じる時間もたっぷり持っている。
子どもたちに勉強を強制したことはないし、1日に何時間勉強するというようなことも決めていません。
●四姉妹の好きなこと、得意なもの
スーザン 音楽と踊り、料理
ステイシー 作文と水泳が得意の感受性豊かな子
ステファニー 科学、草花に興味
ジョアンナ 絵をかくことや釣りに興味
●スーザンが貰っている奨学金と奨励金
14歳、American Academy Achievementから年間 15000$の奨学金と生活費として年間7500$(合計300万円余り)
【 3 『子宮対話』こそ、天才児の秘密 】
●「子宮対話」の学習
お腹の中の子どもにぐーっと意識を集中させながら、基本的な単語を大きな声で教えます。この「子宮対話」というこの学習方法を、子どもが産まれてくるまで毎日続けます。
対話の内容
言葉、数、自然界のこと、社会的知識、物語、歌
いつもあたたかい大きな声で本を読んだり、その内容を自分の頭の中にくっきりと写し出しながら、想念伝達していきます。
楽しい物語はほがらかな明るい声で、ときには笑い声をあげて読み、科学の話のときは真面目な声で、一語一語をはっきりと読み聞かせます。
●胎内教育は脳内のどの部分にインプットするのか
大脳の新皮質にインプットしていきます。
●胎内教育の目的
自分の人生をより幸せに、より有意義に過ごせるよう、いろいろなことに興味を持ちそれを理解する能力を身につけることを目的とする。それは子どもへの愛情であり、子どもの幸福を願う心であって、決して天才児を産むことを目的にしてはいけません。
●胎児が記憶力を持っているという具体的事例
母親以外の人の声には反応しないが、赤ちゃんは母親の声には反応する。
1982年、ベネズエラの首都カラカスの国立産院を訪れたときのことですが、前日に生まれたばかりの赤ちゃんを真ん中に、お母さんがベットの片側に腰をおろし、反対側に看護婦さんがいて、両側から赤ちゃんに声をかけるということをやっていました。ベネズエラでは、生まれたときには赤ちゃんの名まえが決まっていますので、二人がその名まえをゆっくり呼びかけるのです。何回か繰り返し呼ぶうちに、赤ちゃんはゆっくりお母さんの方を向く。それを私に見せてくれるために、何人かの赤ちゃんで、何回も実験してくれたのですが、みな、お母さんの方ばかりを向くのです。私はお母さんに頼んで、お母さんは声を小さく、看護婦さんの方の声を大きくしてみてもらったのですが、それでも結果は同じでした。
私は、胎児が音を聞いているということは知っていましたが、じっさい生まれて2日目の赤ちゃんのこんな様子を見せられて、すっかり感激してしまいました。胎児期に学習なされていることが証明されたのです。 井深 大『0歳』37頁
お母さんの声を聞き分ける実験(国立小児病院小児医療研究センター所長の小林 登先生を中心にした厚生省母子相互作用研究班)
まず、生後3日目の赤ちゃんにお母さんが語りかけます。それを聞いた赤ちゃんはさかんに手を動かします。次に看護婦さんが、同じように赤ちゃんに語りかけます。今度はあまり体を動かしません。
おもしろかったのは、お母さんをはじめいろいろな人の声を機械で合成したテープを聞かせたときの赤ちゃんの反応でした。いちおう言葉にはなっているのですが、この合成の声のときには、赤ちゃんはまったく手足を動かそうとはしませんでした。それどころか、不機嫌になって、おもしろくなさそうに横を向いてしまったのです。先生方は、こうした赤ちゃんの動きをビデオカメラに収め、それをコンピューターで分析して、語りかけによって赤ちゃんの反応がどのくらいちがうかを調べました。その結果、お母さんが語りかけた場合と他の人の場合では、明らかにちがいがあることがわかったのです。
これまで、赤ちゃんはお母さんの呼びかけなどにただなんとなく反応しているように思われてきましたが、この結果から、赤ちゃんはたんに人の声や物音に反応するのではなく、それがお母さんの声だから反応しているのだ、ということがわかったのです。 井深 大『0歳』40頁
俳句の記憶実験
「猫の子のちょいとおさえる木の葉かな」という一茶の俳句を、アナウンサーの人に吹き込んでもらい、そのテープを妊娠しているお母さんに渡して、毎日聞いてもらいました。1日2回、3分ずつテープを流すと、同じ俳句が何回もくり返し流れてきます。同じ刺激を何回もお腹の赤ちゃんに聞かせるようにしたのです。俳句のリズムは、日常の言葉や音楽にない独特のものですから、あとであかちゃんがそれを記憶しているかどうか調べるのに都合がよいのです。
1日に6分間とはいえ、同じ俳句をくり返し聞かされるので、お母さんはさぞ閉口なさるだろうと心配したのですが、どなたも熱心に協力してくださいました。
赤ちゃんが生まれると、生後2日から6日までのあいだにテストをします。お腹の中で俳句を聞いていた赤ちゃんと、そうでない普通の赤ちゃんに同じテストをして比較しました。赤ちゃんに聞かせるのは、「猫の子の・・・」という実験テープの俳句、それとは別の俳句、普通の話し声、の3種類のテープです。それを聞いた赤ちゃんがどんな反応を見せるか、この実験では赤ちゃんの心拍数の変化を記録してみました。
結果は、非常に興味深いものがありました。胎児のときに俳句を聞いていなかった赤ちゃんは、3種類のどのテープを聞いても同じように反応しました。ところが俳句を聞いていた赤ちゃんは、胎児のころにくり返し聞いていた俳句が聞こえてくると、聞きなれたものだからでしょうか、反応は安定していたのですが、はじめて聞く別の俳句が流れてくると、脈搏や心拍に変化がおこり、つよい反応の変化を示したのです。これに対し、普通の話し声のときの反応はやはり安定していました。
この結果から、赤ちゃんは、聞いていた俳句と、似てはいるがちがうものを、ちゃんと区別したのだということがわかりました。そうすると、やはり赤ちゃんは、お腹の中で俳句を聞いて記憶していたのだと考えられるわけです。そのなじんだ俳句と同じリズムでちがうものが聞こえてきたので「なんだ?」と思って反応したのかもしれません。 井深 大『0歳』42頁
胎内記憶の実例
ソ連の有名なバイオリニストである故レオニード・コーガンさんから私自身、こんな話をうかがったことがあります。コーガンさんが、ある音楽会で、ソ連の作曲家の新しい曲を弾くことになり、奥さんの伴奏でその曲を短期間に練習したことがあったそうです。そのとき、奥さんはちょうど臨月でした。そして男の子が生まれたのですが、その子が4歳になってバイオリンを弾くようになったある日、突然、教えもしない曲のメロディーを奏ではじめたのだそうです。それが、あの音楽会の曲、後にも先にもその音楽会のためにだけしか弾いていない曲だったのです。その曲はレコードにもなっていなかったので、息子さんは生まれてから一度もその曲を聞いたことがなかったはずなのだそうです。
まことに不思議なことで、コーガンさん自身もびっくりされたのでしょう。私が幼児教育や胎教に興味を持っていると知って、ご自身の体験を話してくださったのです。
こうした例を見ていくと、赤ちゃんは私たちの想像以上にたくさんのことを吸収し、学習している、ということを思い知らされます。 井深 大『0歳』44頁
赤ちゃんにお母さんの心臓の音を録音したテープを聞かせると、それまでなきじゃくっていたのがピタリと泣きやんだり、その音に安心してしまうため、体重がほかの赤ちゃんよりずっと早く増えると言われている。
チェコスロバキアの精神科医、スタニスラフ・グローフ博士の本の中に、次のような内容の話がある。
「ある男性の話に、その男はある薬物を飲むと、自分がお母さんのお腹の中にいた頃のことを思い出すと言います。母親の心臓の音がドクッ・ドクッと心地よく鳴っているのを覚えていて、それと同時にたくさんの人の笑い声や叫び声、またトランペットが高鳴るような音が聞こえてくると話しました。半信半疑で聞いていた博士は、彼の母親に聞いたところ、なんと、その母親はカーニバルに行けばお産が早まると聞いて、妊娠中たびたび出かけていったというのです」
英語の素養をもって生まれてきたフランス人の赤ん坊
パリの医科大学教授アルフレッド・トマティスの報告
教授が治療していた自閉症の4歳になるオディールという女の子のことです。オディールはかなりひどい自閉症で、いつも固く口を閉ざし、人のしゃべることにも耳をかそうとしなかったのですが、治療をはじめて1ヵ月ほどたった頃、この子にフランス語ではなく英語を語りかけることで、自閉症が治っていったというのです。
しかし家では誰も英語をしゃべらないので、いったいどこでどうして英語を覚えたのか、教授も両親も不思議でなりませんでした。それがある日、やっと納得のいくひとつの事実を、教授は母親から聞きだしたのです。
それは、彼女が妊娠中、かなり長い間貿易会社に勤めており、その会社では彼女をふくめ全員が英語をしゃべっていたというのです。つまり、オディールはお腹の中にいるときに、母親や周囲の人たちから英語を聞かされることが多かったため、生まれてから耳にするフランス語に対してある違和感を感じたのでしょう。言い換えれば、オディールは胎内で英語の素養を身につけてしまったのです。赤ちゃんはお腹の中で聞いたり感じたりしていることを、ちゃんと脳に刻みこんでいるのです。
お腹の中の赤ちゃんがどんなに暴れていても、子守歌を歌ってやるとおとなしくなる。
生まれた赤ちゃんが泣いているとき、母親の心臓の音を録音したテープを聞かせると、安心して泣きやむ。
生まれた赤ちゃんは母親の声をちゃんと識別できる。
超音波診断装置によれば、母親が悲しみ泣き叫ぶとき、赤ちゃんは七転八倒の苦悶を表現する。
超音波診断装置によれば、母親が穏やかで楽しいときには、胎児はのびのびと姿態を動かしている。
ジツコさんの体験報告によれば、「子宮対話」により、知識・情感のビットは、相当量大脳へインプットされている。
母親の愛情を基にし、胎児のESPを信じ、環境をどのようにセットしていくかによって、胎児の記憶能力を、どのようにも高めることができる。
胎児に音楽や言語を教えれば、生まれたときその能力を身につけている。
胎内教育の第一歩、『母親の心の持ち方』
胎児は、母親の心脳の在り方をそのままエネルギーとして発育をとげるということを、妊娠中ずっと自分に言い聞かせること。
(ピアスのマトリックス構築理論と一致している)
平和で、明るく、やさしい心をもつこと。
(怒りや恐れ、イライラで心を乱したときには、お腹の中の胎児はお母さんそのままの、怒りや恐れ、イライラで心を乱す。母親の情緒不安やストレスは、猛スピードで複雑な発育をしている胎児にとっては一大事である)
儒学の古典『小学』にある胎内教育の根幹を実践すること。
「婦人子を妊めば、寝るに側せず、坐するに辺せず、立つに蹕(かたあしだち)せず、邪味を食わず、割(りょうり)して正しからざれば食わず、席正しからざれば坐せず、目邪色を視ず、耳婬声を聴かず、夜は則ち瞽をして詩を誦し、正事を道わしむ。此の如くならば則ち生子形容端正、才人に過ぐ」
(正しい生活リズムと、心身の在り方)
「胎児は見ている」を一読すること。最近の胎児医学の論理を知っていること。
母親が怒ったり、イライラしたり、悲しんだりすると、それによって分泌されたホルモンや脳でつくられた物質が、胎盤を通過して胎児へ流れこむため、母親と同じような精神状態になるという論理です。
このように、母親の感情のメッセージは、ホルモンなどが、それを仲介することで胎児に伝わり、あたかも胎児は母親の感情や思考までをも読み取っているように反応するといいます。
[猿の実験]
実験では猿をつかって、胎児の心臓の拍動や血圧、それに母猿の血圧や子宮の内圧を記録しながら、かるい刺激を与えるというものです。実験は母猿のストレスが胎児にどのように影響するかということを調べたものです。母猿にリンゴを見せて与えるふりをしパッと後ろへ隠す方法をとります。
すると、母猿はもちろんがっかりするのでしょうが、その影響は、母猿の血圧や心拍には少ししか現れないのですが、かえって胎児には大きく反映するというものです。2分間そんないじわるを続けると、母親の欲求不満がこうじてくるにつれ、胎児の血圧や脈搏がグングン下がってしまうそうです。
きっと人間の場合にも、同じようなことが起こっているにちがいありません。
【 4 胎児の知的好奇心を刺激する方法 】
●胎内教育法の conception(=概念)
胎内教育法の基本は「妊娠中の母親が、見たり、聞いたり、考えたりすることは、母親の声や身体的変化、そして、精神のありようによって胎児に伝わり、それを受けた胎児は生まれながらにして、ある知的な能力、少なくともその素質を備えている」ということ。
●ジツコさんの夫、ジョセフの「胎内教育」に対する vision(=未来像)
ジョセフは「胎内教育」に対する自分のビジョンを妻のジツコにしばしば話している。
「聖書にも書かれているんだよ。神はエレミヤとヨブがまだ胎内にいるうちから、彼等に話しかけた、と。だから彼等はその当時、最高の賢人になったんだ。今の私たちは、胎内教育をなおざりにしているが、これは、まだ医学の進歩をみない古代から、人類の知恵だった。かのレオナルド・ダ・ビンチも、『手稿』の中でこういっている『同じ魂は二つの肉体を支配する。母親が望んだことは、その望みを抱いたときに、身籠もっている胎児に、しばしば影響を与える。母親の抱く意思、希望、恐怖、そして精神的苦痛は、母親よりもその胎児に重大な影響を及ぼす』と。また私は、祖母からこんな話を聞いたことがある。スラブ民族は妊娠すると、揺り椅子にすわって胃のあたりに手を当て、先祖伝来の歌を歌ってやるということを。
そして、私がまだ高校生だった頃、テレビのある番組を見てひどく感銘をうけたことを覚えているが、それは、エスキモーの家族の生活を記録したもので、その中の妊婦が、自分のお腹の中の赤ん坊に話しかけていた。他愛のないことかもしれないが、私はこういった昔の母親たちがやってきたことに立ち戻って、私たちの子どもに外の世界のすばらしさを教えてやりたいと思っているんだ」
●「胎内教育」にいけないもの(箇条書きにして、すべて挙げてください)
<心・脳・体>を正しくすることが基本
明るい・清い・和やか、の心身以外のこと。
望ましい食事以外のこと。
望ましい教育以外のこと。
正しい生活リズム以外のこと。
酒、煙草、コーヒー、薬など、胎児が嫌がること。
食事については、関係書籍を調べること。
●胎児中心の生活に切り替えたとき、何を変えたらよいか
『子は親に似る』諺通り、自分をすてきにすることが基本
一日の生活プログラムを作り、それに準拠する。
夫婦の在り方を相談して位置づける。
衣食住全般のプログラムを整える。
「子宮対話」の内容を選び出し、学習し、教え方を調べ、実践する。
母親は、「子育て専業」にする。
●父親はどのように母親に協力したか
「子育ての基本対策」を夫婦で相談し、プログラム化する。
たえず胎児に愛情をかけ、朝夕の挨拶、帰宅後の胎児への話しかけ教育にあたる。
●『出生前心理学』『胎児医学』でいう聴く力(聴力)とスセディック夫妻がいう聴力
学問的な成果については、現れた結果によって聴力の証明をするしかない。
スセディック夫妻は、ピアスのいう母のマトリックスの中で胎児は母のマトリックスからあらゆるものをビットとして自分のマトリックスを構築していくという立場を取り、知情意体すべて想念伝達法または胎児自身のESPによる獲得能力によってあらゆる能力開発をすすめている、ということを信じて「子宮対話」を実践した。
●「声とともにイメージを胎児に伝える方法」
@具体的方法
母親は「胎児教育の中身」すべてを、知・情・心・体すべてイメージ化し、臍帯から胎児に伝えている。
規則正しい生活の中で、学習は決まった時間帯でおこなうことが大事なポイントになる。胎児もリズムを大事にしている。
A環境
α波の状態のとき、別の言い方では精神統一ができたとき、また別の言い方では中国式気功法によって体が一つ気になったとき、親子の伝承が可能となる。
α波の状態は、ある種の音楽によって可能であるし、禅宗でいう座禅によっても可能であるし、気功法によっても可能である。
明・清・和の環境であること。、母親自身も、胎教をするときの場所もこの環境であることが大事なことである。
●『妊娠前期の一日のプログラム』
時間 生活・行動 胎内教育の内容
A.M
6:00 起床 ●「おはよう」
朝食の準備・洗濯 ●音楽を聴く
7:00 朝食
後片付
8:00
部屋の掃除 ●歌を唱う
9:00 「子宮対話」 ●創作物語や絵本を読んで聞かせる
10:00 ↓
11:00 「子宮対話」
昼食
12:00
P.M 午睡(ひるね)
1:00 編み物・手作業 ↓ ●対話による communication
2:00 アイロンかけ
雑用(家計簿・日記)
3:00 散歩・ショピング ●自然科学の学習
4:00
休憩
5:00 夕食準備 ●音楽を聴く
6:00
夕食
7:00 後片付け
入浴
8:00 夫婦の語らい ●社会、科学等、夫による対話の時間
子宮対話
9:00 読書
10:00 就寝 ●「おやすみ」
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