★第二章〜ますます深みにはまっていくのだ!〜★

【1】日光草津方面 1976.11.03〜11.07
 六月の雨の中を、あまりの寒さで死ぬ思いをして林道越えをしたことが忘れられない。
 その悔しさから、少しは良い思いをしてもいいだろうと、再度、山王林道を逆コースで草津まで足を延ばして走ってきた。
 出発の前日に発熱。部屋で寝ていると、日光は吹雪とか...。また、林道の山越えで泣かされるのだろうか...?
 また、自転車も、食う物も食わずに節約をして輪行用のけっこう高いヤツを購入した。その試乗会を兼ねて上野駅から黒磯駅まで電車で行き、帰りも高崎駅から上野駅まで電車で移動した。−黒崎駅泊−
※写真をクリックすると今回の行程を見ることができます。
【2】
 飯だけは何度炊いてもうまくいかない。黒こげの飯も慣れっこになってしまい、走りながらずっと「ご飯の上手な炊き方」ばかりを考えていた。
【3】
 輪行用の自転車は軽いのだが、フレームが非常に華奢になってしまう。タイヤのスポークが折れることを心配して、リュックサックを背負って走ったが、これが失敗だった。やたらと肩がこる。リュックの荷が重い上に、那須高原有料道路の登りがきつくて、2回ほど足がけいれんを起こした。
【4】
 よせばいいのに岩の上でポーズを決めようと、足場の位置やカメラまでの歩数まで数えてセルフ・シャッターを押し、走り出したら一歩目がすべり水の中へ...。寒いというのに体中びしょ濡れ。なんてこったい...
 11月3日の出来事...
【5】再び「瀬戸合峡」をトライ!!
 6月の雨の中、この場所を走っているはずなのだが、まったく覚えていない。やっぱり自転車は天気のいい日に走るものだと痛感。
 しかし、残念ながら紅葉も終わり、すっかりシーズンオフ。リュックを見ると塩を吹いている。
【6】思い出すだけでも涙が出る山王林道。
 ここは6月の工事の続きか、つい最近まで通行止めだった。6月は雨の中を6時間。今回は逆コースを6時間。世界広しと言えども自転車で往復したのは私だけだろう!!!(自己満足)
 その世界で唯一の人間を記念して、豪華に国民宿舎「日光湯元レークロッジ」に泊まる。
【7】
 日光の滝などを巡り、志賀・草津有料道路、浅間白根火山ルートをひた走り、「草津高原ユースホステル」に泊まる。これが記念すべき、最初のユースホステル利用。
【8】
 草津から碓井バイパスを抜け、高崎に向かう。(写真は碓井バイパスから)
 峠を降りれば高崎はもうすぐ。今回の旅も終わる。
【9】おまけに鎌倉 1976.11.15〜11.21
 テレビドラマのタイトルは忘れたが、この頃、長谷直美(だったと思うけど...?)がヒロインで鎌倉の極楽寺を舞台にした青春もののドラマがあった。そのロケ地である鎌倉のお寺をのんびりと訪ね、そのまま城ヶ島、横須賀市を走ってきた。