No.177

勇次(02/06/15)

ジャンル ラーメン
最寄り駅 どこからも遠い。鶴川からバス
電話番号 090-4596-6121
住所 東京都町田市金井2-3-25
場所の目安  スーパー三和金井店の向かい。
営業時間 11:00〜15:00(麺切れで終了)
休み 月曜日
予約 不可
駐車場 なし
お品 塩味700円、醤油味700円、名古屋コーチン鳥そば750円、つけそば750円。大盛100円増し。
トッピング チャーシュー250円、土佐ジロー味付玉子150円、伊野町竹の子150円、
ホームページ  

地図はここから
コメント
 勇次は昨年5月に出来たお店。自家製麺に、無化調のスープ。完成度が高いとネット上でも評判だった。食べに行かぬまま、1年たってしまったが、やっと行く機会があった。

 場所は、スーパー三和の金井店の向かい側。パン屋さんやケーキ屋さんの並びにあるが、落ち着いた店構えなので、目立たないと言うか、暖簾が無いときには、ラーメン屋と気づかない人も多いだろう。

 このお店の建物。勇次になる前は鰻屋だったとか。確かにそんな和風の雰囲気がある。内装も、和風で天上の高いもの。テーブル4つとカウンターで20人ほど入れる。行ったのは、2時過ぎ、閉店に近い時間なのか、人は少なかった。私たち以外に3人。ところが閉店間際の駆け込み組が多くいて、食べ終わって店を出る頃には満席。

 店の中には、張り紙があり、土佐ジローと言う地鶏の玉子や高知産の竹の子の紹介などが載っている。高知と何かの縁があるのだろうか?
 家族で行ったので、塩と醤油のラーメンとつけ麺を食べられましたが、私が主に食べたのはつけ麺だった。

さて感想です。

スープ
 つけ麺のスープは醤油味で基本はラーメンのスープと変わらない様だ。但し、元ダレの量が多いことと、柚子の絞り汁が入る。柚子といったらこれも高知が名産地ではないか。
 スープのベースは、トリガラでこれにトンコツと海産物(昆布、鰹節、何jかの煮干し)である。若干の濁りは、トリガラによるものだろう、全体には透明感のあるスープである。味の方も透明感がある。いたってシンプル。それほど多数の素材を使っているのではないと思う。トリガラばベースで海産物は意外に控えめ。スープの作り方がよほどしっかりしているのか、雑味と感じるものがない。良質な素材と手間がこのスープを作っていると思った。


 麺は細麺のストレート。土佐ジローの玉子を使った、自家製麺のもの。洗って締められた麺は、ラーメンのものよりさらによい。
 ツルッとした食感と、歯切れのよい腰。味の方も、玉子のためかかなりしっかりしたものになっている。


 チャーシュー千切り、竹の子、絹さやなど。
 特記すべきは、竹の子。高知から送られてくる竹の子自身も良質であることは間違いないが、味付けが絶妙である。煮物と言うのは甘みを染み込ませることが一番難しいが、ここのは、ほのかな甘みを大切にしており、これに少量の醤油や酒の味が加わる。


 全体的には、完成度の高いラーメンであり、我が家の好みの味と言っていい。また来たくなる優しい味である。
 元寿司職人のご主人がつくるラーメンは、素材の持ち味を生かしたラーメンであった。

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