無坊(02/06/12)
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コメント 本年4月にオープンしたこの店は、瞬く間にネット上で話題になった。すでに有名店となっている、西立川の太陽堂と東大和の狼煙屋のもと同僚が始めたお店とのこと。(早い話、際コーポレーションにいた3人が会社を辞めて、それそれに独立してお店を持ったと言うことらしい。) 場所は東八道路。府中方面から調布方面に東八通りを進み、府中自動車免許試験場の手前、大和自動車教習所の入口にあります。 外観は、和風?小さな建物で、店が閉まっているときは、何の店かわからない感じ。店内はカウンターのみで10席程度。 先客が3人、私の後から2人。話題になっている割には、人は少ない。東八道路、交通量は多いが、飲食店も多い。その上、このあたりで食事をしようとする人はなぜだか少ない。行列を作るほどの店は非常に少ないのである。客が定着するには、たぶん半年以上かかるだろう。 ラーメンの味は、塩と醤油。塩の方が話題に出るのだが、私は自分の好きな醤油。無坊らーめんの大盛りを頼みました。 さて、感想です。 スープ トリガラ、トンコツに海産物系が入る。若干の濁りと粘性がある。ここも流行の青葉系のスープ。 トンコツは控えめで、トリガラがメイン。スープの粘性もトリガラのものだろう。丼の底にたまる魚の粉があるとの話だったが、その量は少なく、海産物の香りは弱めだった。 スープに酸味を感じるのは、具の山くらげの味付けと関係があるようだ。元ダレは、そばの返しに近い感じの味。海産物の入るスープには、こう言うのがあうのだろう。 麺 多少太めのストレート麺で、表面は、ツルッとしている。硬めの茹で加減である。最近、この手の麺が増えている様な気がする。この店の近所で考えると、この太さの麺を使いだしたのは、たけちゃんあたりが早いほうだと思うが、それ以前の東京風ラーメンは、普通の太さか、それより若干細いものが多かった。太めの麺は、つけ麺にした時もいい。大勝軒も(池袋系)も太めですよね。 腰もあり、最後まで伸びなかったし、なかなか良い麺であった。 具 チャーシュー1枚、山クラゲ、海苔。 チャーシューはバラ肉のもので、食感を残しているが柔らかい。山クラゲはコリコリした食感があってアクセントに良い。酸味のある味付けになっており、この味がスープにも影響を与えている。 シンプルな具だが、値段を考えると、チャーシュー2枚くらいにはしてもらいたい。 新しい店の割には、まとまりのいいラーメン。このまとまりの良さがこのままに留まってしまわないかが心配。でも、あのあたりの店としては、斬新な味であり、今後の発展に期待する。 |