No.174

三歩(02/05/19)

ジャンル ラーメン
最寄り駅 JR南武線 長沼
電話番号 042-378-0661
住所 東京都稲城市大丸640−12
場所の目安 府中街道(川崎街道)を大丸から、川崎方向に進み、オートバックスの先の左側。向かいには、セブンイレブンとマクドナルドがある。
営業時間 11:30〜14:00 
17:30〜麺無くなり次第閉店
休み
予約 不可
駐車場 なし
お品 しょうゆ味
らーめん600円、海老入りワンタン麺800円、ちゃーしゅー麺900円
塩味
らーめん650円、海老入りワンタン麺850円、ちゃーしゅー麺950円
特製つけ麺
つけ麺700円、海老入りワンタンつけ麺900円、チャーシューつけ麺1000円
大盛り+100円、めんま100円、味玉100円

麺は4種(太さ2種)からセレクト
卵麺
玉子無麺
変海苔麺+50円
はるゆたか麺+100円
ホームページ  

地図はこちらから
コメント

 食い物屋のページ。番外編を除くと実に11ヶ月ぶりの更新となってしまった。サボってばかりでご免なさい。
 さて、このお店は、4月27日にオープンしたばかりの新店。GWにオープンと言うことで、連休中は行列が出来ていて、近寄れなかった。連休明けも休日は行列。ネット上で話が出たこともあるだろうが、稲城のラーメン屋としては、異例のスタートだろう。

 場所は川崎街道沿い。大丸から、川崎方面に進んだトヨタの先。もうちょっと行くと手打ちそばの篠宮がある。道を挟んだ向かいにはマクドナルドと華屋与兵衛がある。

 そろそろ味も安定してきただろうと、今日は、11時前に家を出て、店についたのは、開店直後の11時35分。店の前は行列はなく、ラッキーと思いながら、店に入ると、満席(^^;
 カウンター6席とテーブル6席で、一杯の店内。厨房はまっさら、木を使った店内もまだ真新しい。この席数だが、厨房には4人も人がいる。
 これなら、早いかなと思って待つことにしたが、席に付けたのは12時過ぎ。この間に店の外には行列が出来た。

 スープは、醤油と塩の2種。つけ麺がある。また、自家製麺の麺は何と8種もある。
 開店当初は、普通の麺と変わり麺の2種であったが、客の要望を聞いて、玉子アレルギーでも食べられる玉子を使っていない麺が出来、先週からはハルユタカ(小麦の銘柄)を使った麺も登場。
 これに太麺と細麺の2種があるから、麺は全部で8種からのセレクトとなるのだ。

 さて、感想です。私が食べたのは、メニューの一番右側のしょうゆ味のラーメン。

スープ
 混濁したトリガラ、トンコツベースのスープと、海産物のスープのダブルスープ。海産物のスープは、調理の時に雪平で温めてから出している。海産物の香りを残すためだろう。
 混濁したトリガラトンコツと海産物。テーストは青葉系ですね。
 でも、シャープさがない。それぞれの食材の味をまだ引き出しきれていない感じがした。
 元ダレの方も工夫が欲しいな。醤油や味醂の味と言うのは、微妙な分量の差で、スープの味に大きな差を作る。特にここの様な繊細な味を目指しているラーメンの場合には。
 でも、近所に、青葉系の味を作る店ができた事は嬉しい。
 

 オーダーの時に、細麺か太麺かを聞かれたので、「標準はどっちですか?」と問い返すと、オーダー取ってた人は、しどろもどろ。 店主が横から「醤油は細麺に合わせています」と言ってくれたので、細麺にする。
 縮れのある普通の太さの麺で、加水率はちょっと低め。茹で時間が短いわけではないと思うのだが、ちょっとぱさついた感じがした。また、加水率が低い分、スープを吸うかと言うとそうでもない。私はこの手のラーメンには、もっとしっとりした麺の方が合うと思う。


 チャーシュー、めんま、ほうれん草、味玉半分 +トッピングの味玉1つ。
 チャーシューはホロホロの柔らか系。ジューシーさもあってよいが、このくらいのチャーシューは今ではどこでも出てくる。メンマはたぶん自家製、味玉の出来も標準的。今じゃ半熟味玉も当たり前になってきてますから。

 麺、スープ共に、あのあたりでは高いレベルにはあるが、今後の改良を期待する。店主も改良の余地があることを認識していると思うから期待は大。

 それから、これは、開店間もない店だから仕方ないのだろうが、店員の教育と動きが悪い。私が店に入ってから席に着くまでの30分で、出されたラーメンはわずか12杯。2〜6杯を1ロットで作っているのにその間の時間が長いのである。店主が次のラーメン確認したり、前のロットのフォローしたりで余計な時間がかかっている。今の行列の原因はこれ。

 12杯の中には、ワンタンを忘れるというのがあった。普通のラーメンだけ出して食べてもらって、後からワンタンを入れていた。ワンタンから出る汁がスープに入るか入らないかで味はずいぶん変わるだろう。私のらーめんもオーダーミス。大盛りが抜けていた。
 ラーメンが出てきた時に、「これ大盛りですか?」と確認したときに、オーダミスが発覚。オーダー取ったおにーちゃんが大盛りを書き忘れていた。
 これは、新店では良くあることだが、ラーメンを出した女性の言葉に驚いた。「大盛りの分をたしますから、お待ち下さい」って。
 大盛りの分が茹で上がるまで、そのラーメンをそのままにする気?? 「替え玉にするって言うことですか?」とこっちから助け船だしたが、替え玉の意味がわからない様子。またもや店主が「替え玉にしましょう」と言ってなんとか終息。

 出来上がったラーメンを、大盛り分が茹で上がるそのままにしていたら、最初の麺は伸びて後から足された麺とでどんな状態にわかっていない様だった。
 ご主人は、「いつでも(替え玉を)言って下さい。」とさらにフォロー。たぶんこの店初めての替え玉にはチャーシューが2切れ付いて来た。

 でも、もともと替え玉など想定されていないラーメンは替え玉が入ることでスープがずいぶん薄くなってしまった。

 つけ麺食った、かーちゃんの意見。
 スープは、量が多くて薄くならないのはいいが、味が結構濃い。その上、小さい椀に、いっぱいのスープだったので、スープ割した時に味が濃くて飲み干せなかったとの事。

 塩ラーメン食った娘のスープを強奪して味見。醤油より、いろいろと工夫されて面白い味。

 店員の教育+スープや麺の改良。大変だろうけど、頑張ってもらいたいな。あの、店主さん、やる気有りそうに見える。

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