元祖一条流がんこ八代目直系(01/05/16)
|
||||||||||||||||||||||||
コメント レポート書き始めると、連続する。やっと、書く時間が出来てきたと言うことかな。 夜の営業時間が延長されたので、やっと行けたがんこ。わたしゃ、あんまり都心に行かないから、がんこってやつを食べたことがない。 恥ずかしながら、がんこ初体験であります。 場所は、溝の口の二ヶ領用水沿い。田園都市線の溝の口と高津のちょうど中間あたりである。府中方面から車なら、府中街道を進み田園都市線のガードをくぐった後、3つ目の信号のT字を、右折してその先。二ヶ領用水の橋渡って右折すると、店の向かいあたりにコインパーキングがある。 店の構えは写真の通り。うわさの真っ黒な外観に看板のないもの。営業中は、鉄の鎖に牛の骨がぶら下がる。 元祖の処で修行した八代目のお店で修行した人が出した店。言うなれば、孫である。 入口の扉には、骨の形の窓があり、中が見える。扉を開けると券売機。店内は、業務用のステンレスが基調厨房と、黒いカウンタ。白い壁。かなりシンプルな作りである。 カウンターのみで8席。ご主人と奥さんの2人で切り盛りしている。厨房は清潔感があってよい。 怖いお店かと思ったけど、愛想はいい。 醤油ラーメンにはアッサリ、チョッテリ、コッテリがある。チョッテリはアッサリとコッテリの中間。 私は、チョッテリを食べることにした。 さて感想です。 スープ 牛骨や鳥がベースで、海産物の入るスープ。そして塩味の強い元だれ。塩は別に加えているようである。表面には少量の背脂が浮くが、混濁のないスープは、見た目にも美しい。鼻をくすぐるような海産物の香りも素敵だ。 焦る心を抑えながら、丼の縁に口をつけて、スープを啜る。 塩っぺ〜〜〜。噂には聞いていたが、かなり塩の強いスープである。 私は世田谷出身ではあるが、祖父の代までは、農家であった。祖母や父が作る料理は、どれも塩っぱかった。味の濃い料理は結構好きなのだ。でも、かみさんや子どもに料理作っているとやっぱり塩は控えめになる。味の薄い料理に最近は慣れていた。 ガツンと来た。久々の塩辛さが脳天を突き抜けるような感覚だった。 でも、食べ進むに従って、薄味にならされてしまった私には、塩味が辛く感じて来た。いや、塩味自体は悪くないのだが、塩味が強いために他の微妙な味を感じられない。これは辛かった。塩味に慣れていれば、たぶん、神経が塩の味を麻痺させてくれただろう。でも、濃い味に最近遭遇していなかった私には、塩味が飛び出たスープの中の他の味を感じることが出来なかった。 海産物や牛骨の味を感じようと努力したのだが、これがつかめない。雑味がなくさわやかなスープであるのは確かなのだが、何のどんな味があるか全くわからないままだった。 私は何度もこの店の通うと思うが、この味に、多くのファンがあることは、不思議である。この店のスープががんこのスタンダードなのか、一度家元に食べに行ってみなければいけないと思った。 麺 細麺の縮れのある物。かん水の効いたものである。この麺の味も塩味が影響して感じることが出来なかった。 さらっと食えるラーメンだから、細麺でも伸びる前に食べ終わる。縮れがあるから、スープの絡みもいい。 具 チャーシュー、メンマにオプションの味玉。 チャーシューは、薄切りであるが、丸く大きい物。肉を巻き込んで煮たもの。豚肉らしい味がある。メンマの味は好きになれなかった。塩素みたいな味がするあのメンマ。味玉は半熟の物であるが、かなり味が濃い。 塩味が強いのが好きな人にはお勧め。味のバランスとか、調和とかそう言う物を大切にする人にはあまりお勧めしないラーメンだった。 私は、また行ってしまいそうだが、家族は連れて行かないと思う。 |