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コメント 掲示板の方で話にでたお店に行って来ました。 場所は鶴川。最近このあたりも、激戦区である。駅前に集中と言う訳ではないが、車で移動するなら、つばさ屋、横濱家、恭榮、正ちゃん、そして雷文。そんな中に、今年の5月に出来たお店です。 場所は、鶴川の駅からまっすぐ進んで一度しか曲がらないから、わかりやすいと思います。鶴川街道を進むのですが、鶴川街道は途中で左に曲がってしまう。これを無視して直進。あとは、簡単です。お店のホームページに地図があるのでそちらを参考にされた方がいいでしょう。 看板が出ているのですぐわかりますが、お店は道からは引っ込んでいます。 住宅街ではありますが、住宅が密集しているわけでもなく、こんな場所でなぜラーメン屋?って言うようなところです。 スロープを登ると店の周りに駐車場。お店はラーメン屋と言うより、普通の住居を改造した様な感じでした。 入口には陶器の大きな犬。写真でみると本物の犬にも見えてしまう。犬の首には、営業中の札がかかっていました。 お店の名前も面白いですね。「風」に濁点を付けて、「佐風」を「さぶ」と読ませています。写真で見ると、「風」のかまえだけで、中が無いように見えますが、実際にみると白抜きで書かれています。 お店のなかは、まだ新しい感じ。掃除もしっかりしていて、清潔感があります。テーブル2つとカウンターで15人ほどの収容でしょうか。厨房は白のタイル張りで、業務用の厨房と言うより、家庭の台所の延長と行った感じ。夜の6時半で客数2。私の後に客は入って来なかった。 炒め物をするレンジの前に、エクストラバージンのオリーブオイル、赤、白のワイン、バルサミコソースの瓶が列んでいるのが、ラーメン屋と異質な雰囲気を与えています。 使っている厨房機器もプロ用ではないものが多い。アットホームな感じを与えています。 メニューには、トマトラーメン、ボンゴレ風ラーメンなど(ご主人が言うところの)洋風ラーメンが列ぶ。テーブルやカウンタには、粉チーズとタバスコが置いてある。お店の売りは、トマトラーメンの様であるが、ひとまずスタンダードなラーメンを注文する。 「大盛りもありますけど」っと声をかけられる。大盛りは、値段は普通の盛りと変わらない。私の体型をみて声をかけてくれたのだろうが、私は普通盛りで十分。辞退する。 さて、感想です。 スープ トリガラベースに海産物。貝ひもなども使っているそうである。澄んだもので表面に浮く脂は少ない。香りはそんなに強くない。非常にあっさりとしたスープ。酸味が強かった。これは、昆布を似すぎた時に出てくる雑味に近かった。 元だれは塩がベース。醤油の量は少ない。薄い色がスープの透明感をさらに強調する。 東京風のラーメンでもない。オリジナル性の強いスープ。あっさりしていることを売りにしている様であるが、ラーメンを求めて来た客にどこまで受け入れられるか。 麺 オリジナルのかん水の少ない麺との事。普通の太さのストレートで、加水率は多め。透明感がある。スープと同様であっさりしたもの。塩が多少入っている。ラーメンと麺と言うよりうどんに近いかも。 ツルッとした食感は、なかなかよい。 具 チャーシュー、ゆで卵、ほうれん草とアサツキ。いたってシンプル。 チャーシューは茹で豚、塩味のみの味付けで肩ロース。柔らかくて肉汁もしっかり残っているが、豚の臭みが強い。豚と一緒に香味野菜などを使って煮れば、臭みが抑えられるかもしれない。 ほうれん草は、ちょっと薬臭かった。 非常にあっさりとしたラーメンであったが、蕎麦やうどんの親戚ではなかった。洋風という物でもなく、オリジナリティーが高い。でも、みんなに受け入れられるかな? 試してみてって言われて、小皿にカレーライスをサービスしてくれた。 豚肉のカレーであった。粘性は高く、家庭のカレーに近い物。野菜がたっぷり入って、ラーメンのスープを使っているようで、うま味はあった。辛さもそれなりなのですが、スパイスの使い方が良くない。のっぺらした味になってしまっている。塩分も多い。 おやじさんの気さくな感じもいい。素人っぽいお店ではあるが、もうちょっと流行っておかしくないと思った。立地条件が悪いのが残念。 |