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町田。週末に車で行くところだったが、勤務地が変わったので帰りに寄り道が出来る。
でも、歩いてゆける範囲に意外とラーメン屋は少ない。昨日も町田で降りたのだが、いい店は見つけられなかった。
昨日の晩、インターネットお勉強。行ってみたいお店が見つかった。たぶん、レベルから言ったらそんなに高くないと思うが、私は引かれるものがあった。
行ったのは夜の７時過ぎ。ＪＲ町田駅を出て、東急の２つの建物を間を入って行く。正面にはトタン板で囲われたエリアがある。ちょっと前までラーメンの有名店も入っていた市場のあった所。町田もどんどん変わって行く。
ここを右に曲がってしばらく行ったところにお店がある。繁華街のど真ん中。立地条件はいい。
お店の外観は白を基調としているが、最近、どこでも問題になっているあのスプレーペイントのイタズラ書きがいたるところにある。なんともかわいそう。
この手のペイント、大半は景観を悪くするのみ。何を目的としてこんな事をやるのか？昔は暴走族がなわばりの誇示にやっていたけど、今のってそんなんじゃないでしょ？
多少の腹立たしさを感じながら、自動ドアを入る。店内は昔ながらの中華料理屋さんという雰囲気。厨房は奥にあって、店からは見えない。
テーブル席のみで、３０人程度かな。客は私の前に２人。その後は誰も入ってこなかった。
繁華街の真ん中で、金曜日の７時。大丈夫なのかとこっちが心配になる。
メニューは麺類が中心で、定食屋や中華料理屋でないことがわかる。ラーメン専門店と言っていいだろう。メニューの種類は多い。カレーラーメンなんてものまである。
基本はメニューの一番右ってことで、ラーメンを食べるべきなのだが、今日はワンタンメンにした。
さて、感想です。
スープ
トンコツに鶏ガラが入った東京風のもの。スープは透明で表面の脂も少ない。昔ながらの東京風。そうコレが私の引かれた理由。
もとだれは醤油ベースで、海産物が入ったもの。全体にはシンプルで懐かしいスープ。もちろん化調は多い。たぶんそのスープが完成されてから数十年。昔の味をそのまま伝えているのではないか？
日曜日のお昼に出前で取ってもらったラーメンのそのもの味だった。すごいラーメンではないが、懐かしいラーメン。久々に出会った。
麺
ちょっと細めの縮れの強い麺。加水率は若干低め。味は普通。のびるかと思ったが以外といい腰を保ったまま最後まで食べられた。
加水率低めで縮れが強いと、見た目はインスタントラーメンに似てくるが、見た目よりずっといい麺だった。
具
ワンタン、メンマ、ほうれん草、海苔
ワンタンメンにしたら、チャーシューがなかった。残念。
ワンタンは大きめのものが８つくらい入っていた。皮は厚め。わたしはもうちょっと薄い方が好き。具は挽肉にショウガやネギが少量。メンマは、堅めで食感はいい。ちょっとにおいがある。ほうれん草はもうちょっと堅めの方がいい。海苔は質が悪い。
ラーメンにして置けばよかったかな〜〜〜。チャーシュー食べて見たかったし、ラーメンにはナルトが入っているかもしれない。ナルトが入っていれば、完璧に昔の東京ラーメンだもんな〜。
若い人には、お勧めしません。きっと「なーんだ」って事になるから。昔のラーメンを知りたいと言うなら行ってもいいかも。
爺ちゃん、婆ちゃんには、行ってみてもらいたいな。
となると、私はすでに爺か？
