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コメント 仕事を早めに切り上げて、吉祥寺へ行く。目的は、どん花と言うカツ丼のお店だった。先週「どっちの料理ショー」で紹介されたお店。店は閉まっていた。「材料切れの為、4時に閉店」との張り紙。テレビに出たら、しばらくは食べられないと思った方がいい。 どこか新しいお店にぶらっと入るかとも思ったが、お店が思い浮かばない。結局手っ取り早くまめ蔵でカレーを食べることにする。そう言えば、ここでもまだ紹介していなかった。 まめ蔵は、結構古くからあるカレーと喫茶のお店。場所は、吉祥寺の路地裏である。今でこそ周りにお店が増えたが、まめ蔵が出来た頃は、このあたりは民家の方が多かった。 外観は写真の如く、ペンションの様な構え。店内もレトロっぽい。テーブル席のみで40人程度の収容力。入口の内側にも外に椅子があり、待ち行列が出来る時もあるようだ。 この店もよくマスコミに登場する。ちょっと前にもテレビに出ていた。吉祥寺のカレーとしては一番有名かもしれない。 ベースのルーに加わる具が数種類。手間のかかったカレーとしては妥当なお値段か。 スペシャルカレーを食べました。さて、感想です。 ルー ルーには、大量の炒めタマネギが入っている。多種のスパイスも入っているが、このタマネギがあるために、全体をまろやかにしている。ルーのとろみもタマネギによるもので、小麦粉などでつくるとろみとは別のもの。 辛口にしたが、辛味もこのタマネギが柔らかく包んでくれて、ピリピリとしない。ルーの量は多く、御飯にたっぷりからめても、後で足りなくなることはない。 具 ビーフとナス、シシトウなどの野菜。ゆで卵。皿には一緒にサラダ盛られて来る。また、別皿で福神漬けとらっきょう。 ビーフはもも肉。表面を焼き固めてから、煮込んだものだと思う。ルーとは、別に煮込まれたものの様で、ルーの味が染み込んでいない。肉のジューシーさはたっぷりとある。ナスは、バターで炒められていた。このバターの味がルーとよく合う。ゆで卵には包丁が入っており、スプーンで簡単に切れる。簡単な事ではあるがよく工夫されている。 サラダは、サラダ菜とコーンなど。昔は別皿で出てきていたが、今はカレーと同じ皿になった様だ。福神漬けは着色のない醤油色のもの。 御飯がちょっと軟らかかった。カレーにはもう少し硬めに焚いたものの方が合うだろう。 完成度の高いもので、まめ蔵のカレーとして誇れるものであろう。 ただ、スパイスのインパクトはインド風のカレーに比べると弱い。プーさんのカレーを食べ慣れていると、インパクトに欠けるのである。いや、プーさんのカレーの個性が異常に強いのであろう。 |