No.133
ひ鬚張魯肉飯(ひげちょうるうろうはん)(00/4/26)
ジャンル 台湾屋台料理?
最寄り駅 京王井の頭線神泉駅
電話番号 03-5428-0686
住所 東京都渋谷区円山町5−4
場所の目安 246号から道玄坂に入り、しばらく行った先の左側。交番前の交差点まで行ったら、行き過ぎ。
カルビ丼のお店の近所です。
営業時間 11:00〜23:00
休み 無休
予約
駐車場 なし
お品 魯肉飯(小)250円、(大)380円、三層肉(皮付きバラ肉)360円、腱子肉(すね肉)360円、帝王肉(ほほ肉)400円、(青菜)250円、豆芽菜(もやし)250円、巻心菜(キャベツ)250円、筍絲魯(メンマ)250円、魯蛋(煮たまご)120円、清湯(スープ)200円
ホームページ
higetyou.JPG
コメント

 ちょいと渋谷に用があった帰り、このお店の事を思い出したので、行ってみた。ネットで知り合った方のお兄さんがやっている店。
 評価を書くのは気が引けるのだが、そんなに悪くはなかったので、まあいいですかね。

 写真は撮ったのだが、操作ミスでデータを消してしまった。代わりにもらってきたパンフレットの写真を載せておきます。
 お店の名前にも、メニューにも、日本の漢字では表せない文字がいくつかあって苦労しました。インターネットで情報の伝達をしようとすると辛いお店です(^_^;)

 台湾屋台料理のお店です。外観は、それほど毒々しいものではなく、あっさりしてます。ただ、パンフレットにもある、髭のおじさんは、ちょっと不気味。
 この絵の人は、友人のお兄さんではなく、”ひげちょう”って言うこのお店を台湾で始めた人らしい。
 寝る時間も惜しんでお得意さんの為に料理をしているうちに髭が伸び。髭の張さんと呼ばれるようになったんだって。

 店は奥が広く、2,30人の収容が可能。すべてテーブル席。前金制かと思ったけど、席についてオーダして最後に精算する普通のシステム。

 席には、説明のついたメニューがあるのだが、どんなものか想像がつかない。魯肉飯がベースで、後はトッピングなのかと思っていたのだが、魯肉飯以外は、小皿に盛られて出てきた。魯肉飯は、いわゆるどんぶりに盛られて出てくるでっかい物を想像していたが、(小)の方は、普通の御飯茶碗。(大)もそんなに大きなものではなかった。
 私がイメージしていたのは、際コーポレーション系のお店で出る土鍋に入ったあんかけ御飯だったのですが、全く別物でした。

 どんな物なのか想像ができない、日本の普通の呼び名とちがって混乱するのは、スターバックスに近いものがあった。
 スターバックスの方は、あえて排他的にやっている様な気がするが、こっちは説明不足の様な気がする。金髪のねーちゃんにシステムを聞いたけど、明快な答えが出てこなかった。あんまり細かい説明されるのもうざったいが、説明なしだとちょとつらい。

 日本には今までないものなので、このあたりは説明か、写真が欲しい。食事のみなら、魯肉飯が主食で小皿がおかずになる。一杯やる気なら、小皿料理をつまみにして、最後に魯肉飯と言うところなのな〜〜〜。


 さて、そんな訳でよくわからないままに、同行したやつと二人で、魯肉飯(小)2つ、三層肉(皮付きバラ肉)、帝王肉(ほほ肉)、魯蛋(煮たまご)、清湯(スープ)を食べて来ました。

 さて、感想です。

魯肉飯(小)
 豚のどこかの部位(どこだか忘れてしまいましたm(__)m)、と皮の間にあるゼラチン質を煮込んで、とろみを付けた物が、御飯茶碗の御飯の上にかかってきます。魯肉の量は、オプションでダブルにもできる(100円増し)。
 ゼラチン質の部分は、千切りになってます。他になにが入っているのかは、よくわからなかった。

 味付けは醤油ベース。もっとしつこい物かと思っていましたが、以外にあっさり。豚の臭みもなくサラサラとかき込めるものでした。御飯は、タイ米の様な細長いものですが、一時期の米不足の時に使ったタイ米とは違って臭みはなく、硬めに炊きあげられておりアンをよく吸います。魯肉との相性はよかった。

三層肉(皮付きバラ肉)
 日本で言えば、三枚肉の煮込み。いわゆる豚の角煮です。皮付きなのでトンボウロウと呼ぶのがいいのかな。名刺の半分くらいの大きさのもので厚みは1cm程度が4枚。値段から考えると安いと言えるでしょう。

 味の方は、これも甘さ控えめ。脂は抜ききれてはいませんが、そんなにしつこくない。味は中までしっかり染み込んでいます。豚の臭みもなかったし、まあまあ。

帝王肉(ほほ肉)
 ほほ肉と聞いて、最初に浮かぶのは、山頭火のチャーシューでありますが、それほどの物ではありませんでした。
 荒く千切りにされた物でしたが、固いと感じるもの。帝王肉と言う言葉に期待したのですが、バラ肉の方が柔らかくてよかった。

 でも、このあたりは、難しいですね。食感を残したこの調理方が台湾ではスタンダードなのかもしれないし。

魯蛋(煮たまご)
 味はしっかり染みていましたが、表面がちょっと固かった。漬け込んでいるスープの濃度が高すぎるのではないだろうか。表面の水分が浸透圧の関係で吸い出されてしまっている感じでした。

清湯(スープ)
 澄んだあっさりしたスープで、口の中をリセットしてくれます。私はデフォで頼みたいと思った。


 野菜系の料理を試さなかったのは、ちょっと失敗。

 パンフレットには、”アジアン・ファーストフード”と書かれていました。アメリカの映画によく出てくる中華系のファーストフードと同じ様な容器でのテイクアウトも可能。
 対抗馬として頭に浮かぶのは、牛丼。価格的には、トントンだと思いますが、ボリューム感には欠けるかな。でも、御飯系のファーストフードしては、十分流行りそうな気がします。
 出される物は、今までのファーストフードとは別の流れにあるから、若い人たちの間で話題になれば、一気に人気のお店になる可能性がある。

 今の所はここ一店。場所が不利ですね。早期に複数の場所に展開するか、初期の赤字覚悟で駅前の一等地に出すか、もう一歩思い切りが必要なのかもしれません。

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