No.126
ごはん処大戸屋調布北口店(00/3/26)
ジャンル 定食
最寄り駅 京王線 調布駅
電話番号 0424-90-6678
住所 東京都調布市小島町1−35−3 濱乃家ビル2F
場所の目安 調布駅北口改札を出て、線路沿いを府中方面に進み、産婦人科の先の踏切の所(角は萬来軒)を右折してしばらく進んだ左側の建物2階。
営業時間 10:00〜23:00
休み 無休
予約 不可
駐車場 なし
お品 肉、魚などの和風定食を中心に30種ほど。580円〜700円
ホームページ
撮影していません。
コメント

 家族で行くと、写真を取り忘れる。我が家の定説の様です。ごめんなさい。
 さて、今日のお店は、最近多摩に広がりだした、和定食のチェーン店です。ラーメンを含めても大規模なチェーン店を、ここに取り上げるのは初めてです。ファミレスの対抗馬として面白そうなのと、職場の大戸屋ファンの要望により書いてみることにした。

 私は、ファミレス嫌いである。(この話は、そのうち、「食べるの大好き」に書きます。)なので、対抗馬となりそうなこのお店に興味があった。まあ、画一的なものを出すと言うことはかわりないのだろうが。

 おっと、オヤジのうんちくが先に始まってしまった。話を戻そう。

 大戸屋。私が知ったのは、今年になってから。吉祥寺には古くからあって、多摩の人でもお世話になっている人が多いらしい。
 インターネットで検索をしてみると、多数のグルメ関係のページにその名前が登場する。そのほとんどは、個人的な感想であるが値段とメニュー構成に満足している様である。
 そんな中で面白かったのは、国際証券のページで紹介されている大戸屋。

 家庭食の代行業を目指す〜大戸屋〜

 と言う記事。概略は以下。

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  (株)大戸屋の前身は、昭和33年1月に創業した「大戸屋食堂」。池袋に一店舗のみであったが、創業当時から全品50円均一と言うユニークな企画で連日1000人を越える来客数があったと言う。先代社長の他界に伴い、先代の長男にあたる現在の社長が店を受け継ぐ。昭和58年に現在の社名に変更した。現社長は、定食屋の将来性を認識し、直営チェーンでの店舗展開を積極的に行って現在に至っている。出店コストの短期回収を前提として、店舗は駅前ロケーションであっても、ビル2階や地下などの二等立地が中心となっている。
 今後は、年10店舗のペースで出店して行く予定であるとの事。

 同社の基本方針は「家庭におけるおふくろの味」を再現する事である。メニューは和食を中心に素材本来の味を生かした家庭的なもので、価格も700円程度に抑えている。また、素材の告知に加え、ソースなども無添加・無着色のものを用意しており、ヘルシー志向の女性客も多いと言う。明るく清潔感のある内装とスタッフの丁寧な対応により、家族連れにもいい。店舗に置かれるアンケートには、社長が目を通して素早く対応している。

 テイクアウト、デリバリーなどの多様な展開をねらっているが、「家庭食の代行業」と言うコンセプトを離れることはないと言う。
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 大衆食堂を、チェーンにした現行社長の力はかなりのものの様ですが、「家庭料理の代行業」って言うコンセプトは、先代の社長の遺志の様な気がする。年商は20億だって。

 大戸屋に通う若者達が、こんな社長の考えを知る訳もないが、学生や独身者、若い女性、家族づれ。すべてのニーズにあったお店のコンセプトはなかなかであると思う。
 私が感じた、ファミレスの対抗馬って感覚は、外れていない様である。


 さて、やっとお店の感想です。
 行ったのは、日曜日の夜。場所は駅前からちょっと離れたビルの2階。看板はあるものの、派手な佇まいではない。経営方針通りの二等立地。7時過ぎ、階段を登りガラス越しに店内を見ると10人程度の待ち。店の中には入れず、二階の踊り場で行列することになる。5分ほどで店内に入れた。店内に入るとメニューを渡される。レジで先に注文を行う前金制である。レシートがチケットとなる。

 店の中央には、15人ほどが座れる大きなテーブル。それを囲むように、2人掛けのレイアウト自由なテーブルと、6人が座れるファミレスの様なテーブル席がある。全部で50人程度が収容可能。

 客が席に着くと同時に、オーダは厨房に回される様である。

 で、食べた物の感想です。 私は味噌とんかつ定食を食べました。

 平べったい鉄鍋に入った味噌とんかつ、菜の花のおひたし、みそ汁、ぬか漬け、御飯。これが定食で700円。700円が一番高い。テーブルには、胡麻塩のふりかけや、無添加、無着色のソースや醤油が置いてある。

 味噌とんかつは、SPF豚を使った豚カツが、赤味噌で煮込まれたもの。豆腐と少量のキャベツが一緒に煮込まれている。この味噌のだれの味付け。私の作る肉味噌にそっくりの味だった。「家庭食の代行業」ってコンセプトを後から見て、納得してしまった。濃厚な味噌味だったので、化調をどのくらい使っているはわからなかったが、ファミレスよりはずっと控えめなのは確かである。

 豚は脂身の少ないロースで柔らかいが、薄い。量は少ないが、品質はなかなか。豚の臭みはなく、ジューシーさもちゃんとあった。

 季節に合わせて、菜の花のおひたしと言うのは嬉しかった。今シーズン初めてだったし、香りと苦味もちょうど良かった。見栄えもよく綺麗な緑色だった。発色剤など使っていない事を祈る。

 御飯は、非常に良かった。東京のスーパーで入手して自宅で少量焚く御飯よりずっと上質。みそ汁も、ファミレスのよりは、ずっとまし。

 娘の食べた親子丼をちょっと食べたが、こっちも薄味でうま味を大切にしたもの。なかなかの味付けだった。
 
 豚カツ使った定食が700円。これでこのレベルは、人気が上がるのがわかる。

 家族で食べた4品の中身を見て、1つだけ気になったのは、全般に野菜の量が少ないこと。メニュー全般を見渡しても、野菜を中心とした物がほとんどない。おふくろの味はやっぱり野菜の煮物でしょう。ここの料理を毎日食べてたら、繊維質不足になっちゃうぞ。  

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