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コメント 登戸の田舎やに行って以来、一度は行かなければ思っていた店。やっと行って来ました。 田舎やは、一昨年、たまプラザに出来た店。この支店が、登戸の田舎や。そして、たまプラザの田舎やの主人は、屋台屋のを起こした人らしい。そんな訳で、田舎やのルーツにあたるこの店に行ってみたかったのです。 場所は246の上り線を、用賀方面から進んで、環状7号線との立体交差点を左折して環状7号線の本線に合流する手前にあります。ちょっと奥に引っ込んでいるので、注意しないと通り過ぎてしまう。 外観は、ラーメン屋と言うより飲み屋に近い。91年に創業と言うことで、それなりに古いお店だが外観がその古さがいい雰囲気を作っている。店に入るとそこはまさに屋台。テーブル席とカウンターがあるが、共に、木製の長椅子。そう、あの屋台の椅子なのである。 店内には、多数の有名人の色紙があるが、脂で汚れている。 壁に張り出されているメニューの数は多い。基本となる湯麺(とんみん)は、蕎麦で言えば、かけそば。具は、小さなのり一枚。スープと麺を味わってもらいたいと言うものである。 これをベースにメニューには多数の物が列ぶが、基本は、セット麺(湯麺に、青菜、チャーシュー、メンマのトッピングセット)に、トッピングを追加したものである。 醤油の元だれ以外に、塩を選ぶことも可能。とりそばは、塩でトリのみのトッピング。 その他、トッピングを酒の肴とするメニューが多数。一杯飲んでから、ラーメンと言うコースが楽しめる店。 従業員の女性2人は、中国人。これも田舎やと共通ですね。 私は、セット麺、チャーシュを追加したチャーシューメンを食べました。 さて、感想です。 スープ 丸ごとの南部地鶏を使ったスープ。ネギなどの野菜が入る。トマトも使っているとか。透明感のあるスープ。元だれは醤油ベースの物を選びました。元だれはあっさり、味は薄めである。スープのトリを味を大切にしたもの。スープはトリの味がしっかり出た物で、丸で使っている為に、単品のスープでありながら深みのある味を出している。トリの香りもいい。 表面には鶏の脂が大量に浮かび層を作っている。スープが冷めないのはいいが、これが結構しつこい。あっさり目のスープを期待していたのが、この脂の為に重たいものになっている。スープの出来は良かったのだが、最後にはちょっとしつこく感じて、スープを残してしまった。5歳若ければ、なんら問題なし。 麺 普通の太さの縮れ麺。八ヶ岳の湧き水で、日本蕎麦業者に作らせていると言う麺は、透明感のあるもの。加水率は高め。表面のツルッとして食感と、腰は独特のものである。 うま味を感じる麺は、なかなかいいです。手打ちうどんの製法を感じさせるもの。 具 チャーシュー、メンマ、青菜、のり、ネギ チャーシューは、バラ肉を丸めて作った物。厚みはあるが、柔らかく豚の臭みもない。脂の処理もまあまあ。箸で摘むとバラバラに崩れるほど柔らかい。トロトロのチャーシューがお好みの方にはお勧めの一品。海苔は名刺の半分くらいの大きさの物が一枚。質は悪くないがあまりにも小さい。青菜は、一枚。シャッキリ感があって茹で方はいい。メンマは柔らかいがちょっと臭みがあり、あんまり好みではなかった。 あちこちのメディアで紹介されるだけの事はある。個性のあるラーメンだし、スープ、麺、具ともレベルは高い。鶏ベースのあっさりラーメンを期待すると裏切られるかもしれないけど。 ここのお店はルーツは、亀有の13(かずさん)と言うお店にあると言う。こっちはきっと試すことはないと思うが、屋台屋よりはあっさりとしたラーメンの様である。 また、田舎や@登戸とは、ここの発展系と感じた。ここは鶏のみ。田舎やはこれに豚足や傘産物が加わる。ベースにある味は確かに近い。 麺に関しては、明らかにこちらのお店の方が上。と、言うより、田舎やはなんで、あんな麺を使っているのか、わからない所がある。 |