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コメント 営業時間が限られているので、当分は行けないと思っていたお店。今日は、私以外の家族は、子供会でカレーを作っている。車の1000km点検の後、ちょうど良い時間だったので行ってみることにした。 場所がわかりづらいのですが、黒川から柿生に抜ける道沿いの電柱に看板が出ていますので、これを頼りに行くのがいいでしょう。 練習グランドの横を上って行くと、突然にわらぶき屋根の建物が現れます。ここが桜屋。店の手前に、専用の駐車場がありますが、私が行ったときには満車。そして、店の前の道にもずらっと路註。交通量は少なく、路註があっても車のすれ違いは出来るので、まあ、仕方の無いことと思って、私も路註。 昔の農家だったのであろうか。わらぶき屋根の店は趣があるが、ごちゃごちゃと物が置かれていたりして、雑然としている。店の脇を入って行くと、奥に長く、お店の規模は大きい。詰め込めば、60人程度は収容できそうである。 行ったのは、ちょうど12時頃。店は満席に近かった。とりあえず、中に入ってみるが、店員は私に気づかない。忙しくてそれどころではないと言った感じ。 こちらから声をかけると、あっさりと奥の席に通された。 カウンタ席で、テーブルには10種ほどの総菜や漬け物が列んでいる。橋、取り皿、お茶なども全部。また、厨房の近くにはけんちん汁やお汁粉がある。これらのものは、好きに取って食べていいのだが、店員からの説明はなかった。初めて行ったお店、私は事前に情報を得ていたので適当に摘んでいたが、初めての人で予備知識がなったら、なかなか手を出せないような気がする。張り紙をするか、何らかの店員からの説明が欲しい。大量の客をさばいているここの接客態度には、ちょっと問題があるな〜〜〜。 天ぷら定食は、ボリュームがあって美味しいと聞いていたのだが、”手打ち”の看板はあると、やっぱり蕎麦を試したくなる。スタンダードにざるそばを頼みました。 さて感想です。 麺 極細の蕎麦。甘皮を少量含むものであるが、玄蕎麦をそのまま挽きぐるみにしたとすると、甘皮の量が少ない。挽きぐるみと2番粉のブレンドの様である。切断面がシャープなものである。手延べ、手切りにしては蕎麦の太さがあまりにも均一。手コネではあるのかもしれないが、伸ばしと切りには機械を使っている様である。 茹ですぎで、腰がない。極細にしているのは、茹で時間の短縮のためなのであろうが、極細の麺は、茹で時間が非常にシビアになる。秒の単位で食感が変わってしまうのである。茹でには熟練が必要。茹でに対する配慮は足りないようである。 福島の製粉所のカレンダーがあったので、たぶん福島産の蕎麦を使っているのであろう。香りや甘みは弱い。量は、普通の一人前。値段は、総菜の分を含んでいるのであろう。 温ものの方も、この麺を使っているのだろうか?同じ麺を使っているなら、蕎麦らしい食感は期待できない。 つゆ 鰹と昆布だしに本返し。後から、醤油を加えているかもしれない。味は、スタンダード物より、ちょっと辛目。極細の麺の為、水が切れていないので、麺をつゆにドップリ漬け込んで食べていると、薄くなってしまう。 ダシの取り方はよく、雑味はなかった。まあ合格点。 お総菜 薬味は、練りわさびと白ネギで、元からテーブルに置いてあったが、使わなかった。 テーブルにあった総菜は、大根、カボチャ、メンマ、厚揚げ、里芋等の煮物や、かまぼこ、ほうれん草のおひたし、漬け物など。どれもしっかりしたダシを使って調理されてもので、美味しかった。味は薄めななのだが、御飯が欲しくなってしまった。 はっきり言って蕎麦のレベルは高いものではなかった。あれだけ人が集まるのは、食べ放題のお総菜の為? それとも、うどんがいいのかな?次回行くことがあったら、うどんの方を試してみたい。 評判の割には、感動の少ない蕎麦であった。 |