No.115
とんかつの名門うめーや(再開)(00/1/29)
ジャンル 豚カツ
最寄り駅 京王、小田急多摩線 永山駅
電話番号 042-374-6630
住所 東京都多摩市貝取1−62−18
場所の目安 関戸から多摩ニュータウン通りを進み、鎌倉街道との分岐の交差点(乞田新大橋)を直進。交差点(愛宕交番)を左折。京王線のガードをくぐり、オリンピックを通過。その先の左側。道と川が平行となるあたり。川の向こう側にある。
営業時間 11:00〜14:00 17:00〜21:00
休み 月曜日 水曜日は昼の部なし
予約
駐車場 8台程度
お品 とんかつ定食1350円、ひれかつ定食1350円、チキンかつ定食1350円、クリームコロッケ定食1100円、チキンカツ・コロッケ定食1000円、メンチカツ定食850円、エビフライ・コロッケ定食1500円、エビフライ定食1650円、かつ、エビフライ盛り合わせ定食2000円。他
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コメント

 写真が汚いですね。そのうち昼間に行って取り直して来たい。
 掲示板で「とんかつ食いたい」って書いたら意外に大きな反響。沢山の情報をもらったのですが、とりあえずは近場のお店から、紹介させてもらいます。
 夜の営業時間。21時までになってますが、3月の中旬までは、20:30で終了する様なので、ご注意下さい。

 店の前は何度となく通っているのに、お店の存在にすら気づいていませんでした。情けないったらありゃしない。

 行ったのは土曜の夜7時過ぎ。休日出勤の帰り。家に帰って飯食えって言われても仕方ないのですが、食い物屋のレポート増やしたい。
 外観は、一応和風なのだろうか。大きな看板が目に付く。平日のランチには500円のお弁当があるようだ。表にたくさん宣伝が出ていた。

 駐車場から階段を上って店に入ると、結構古びた感じ。10年以上前からあるお店の様である。テーブルが10と座敷に座卓が2つ。詰め込めば50人くらいは入りそうである。洗練されたものではないけど綺麗にはしてました。
 客数は10人くらい。でも、ほとんど食べ終わった人。隙間から厨房が見える場所に座った。

 ご主人と思われる方は、白髪の年輩の方。きっと、とんかつ揚げ続けてうん十年なんだろうな〜

 スタンダードなとんかつ定食を頼みました。出てくるまで、10分くらい。手際はいいですね。

 さて感想なのですが、とんかつの感想はどう書こうかな?スタイルが決まっていないので、食べた順番に書いてみます。

 最初に気づいたのは、割り箸。普通の安物かと思ったが、角を落としているもの。何となくこだわりが感じられました。

 定食として出てきたのは、とんかつ、別盛りの野菜、キュウリの漬け物、御飯、みそ汁。

みそ汁
 白味噌の豆腐のみそ汁。薬味に白ネギ。ちゃんとダシをとったもので、なかなかいいみそ汁でした。ダシの香りがいい。メインのとんかつ以外にも気配りがされている。好感が持てました。

とんかつ
 とんかつは、キャベツの千切りなどとは別盛りになってました。また、竹で作った置物の上にスノコがしかれ、敷紙が一枚置かれてその上にとんかつ。これ、よく考えてあると思った。
 キャベツと一緒の皿にとんかつ盛られると、キャベツの水気でとんかつの衣がベショベショになってしまう。あれがいやだったのです。スノコの上に置かれる事で、とんかつの下側の水分も逃げるし、竹のスノコなので、保温効果もある。最後までアツアツのカリッとしたとんかつが食べられました。

 とんかつは、サイズは小さいが、厚みのあるもの。衣は薄目で、パン粉も細かいものを使っていました。衣が厚くなると、肉汁を逃がさないのはいいけど、どうしてもしつこくなる。
 衣をあっさり仕上げて、サッパリ目のとんかつを目指しているようです。

 肉はロースでありましたが、筋があったりしてそんなにいい部位ではなかった。また、衣が薄い分ジューシーさに欠けました。でも、肉は軟らかく、脂身にも臭みはない。箸で切れると言うようなものではないが、しっかりした歯ごたえがあって、満足感を与えてくれます。肉の味はちょっと弱かった。

 レモンと辛子が添えられていました。レモンは絞り器に入っているので、使いやすい。辛子の方は、人参の飾り切りの上に添えられており、寒椿に見えるようになってました。

 そうだ、もう一つ。-注文が終わると小さなすり鉢に、青海苔と白胡麻が入ったものが出てきます。とんかつが出来上がるまで、これをゴリゴリして待つことになります。とんかつと一緒に来るソースにこの胡麻を混ぜる。香りが良くていいですよね。まあ、どこにでもある趣向と言う話もあるけど。

 ソースは辛さを押さえた濃厚なもので、野菜と果物の味が強い。自家製かな?とんかつにたっぷり付けても辛くならないソースはなかなか良かったです。

野菜と果物
 野菜は、とんかつとは別盛りです。機械切りと思われるキャベツとキュウリ、トマト。ドレッシングが付いてきます。(別盛り)。キャベツは水にさらしている時間が長いようで、シャッキリはしていましたが、味が薄い。旨みと栄養が水に溶けてしまうんですよね。もったいない。
 トマトは完熟のもので良かった。

 最大の不満はキャベツの量が少ない事。とんかつには、大量のキャベツの千切りがないとだめ。ここのは少なすぎます。
 リンゴとミカンも一緒に付いてきた。とんかつでべたついた口の中をサッパリさせてくれるデザートの果物は嬉しい。
 野菜の盛りつけにも、笹が飾ってあった。

 漬け物のキュウリは、浅漬け。塩味は弱かったがこれが結構美味しかった。

御飯
 黒米(古代米)とうるち米のミックス。あんまりいい炊きあがりではなかった。古代米って栄養価は高いのかもしれないけど、値段も高いんだろうな。今の世。御飯に栄養価を期待しなくても十分に栄養はとれる。美味し米と炊き方にこだわってくれた方がいい。


 いろいろ書きましたが、なかなかいいとんかつだと思います。また、随所にこだわりが感じられる。ご主人に一度話を聞いてみたいけど、とんかつヤル前は和食をやっていたのではないだろうか。
 竹の器といい、飾りといい、見栄えを気にした丁寧な料理だと思った。
 コストパーフォーマンスもなかなかいい。

2002/06/17
 閉店したのかと残念に思っていたのですが、休業中だそうです。

2002/10/16
 この前行ってみたら、再開していました。但し営業は夜のみの様です。メニューにも多少の変更がありました。そのうち、ちゃんとレポートします。  

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