No.114
ラーメン専門店陽々(00/1/24)
ジャンル ラーメン
最寄り駅 JR中央線 三鷹駅
電話番号 0422-42-7750
住所 東京都三鷹市下連雀4−15−25
場所の目安 三鷹駅南口から、中央通りをひたすら南へ進む。道の左側にある三鷹消防署下連雀出張所を過ぎて次の交差点を左に曲がって、左側
営業時間 11:30〜23:30
休み 金曜日
予約 不可
駐車場 なし
お品 陽々ラーメン550円、大650円、特製ラーメン850円、メンマ陽々650円、大750円、やさいラーメン650円、大750円、味玉50円
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コメント

 ラーメンのレポートが滞っていた。今日も残業ではあったのだが、ここままのペースだと2月までラーメンのレポートが書けなくなる。って、事で会社でまずい夕食を食べたのに、更にラーメン屋。これだから太るんだよな〜。

 三鷹まで遠征。多摩のラーメンとしては有名で、雑誌やムックで良く紹介されているお店。
 場所は、三鷹の南口の商店街をまっすぐ進んで連雀通りに出る1つ手前の信号を左に曲がった所にある。駅から歩くと15分くらいかかるのではないだろうか。
 車なら、三鷹通りを東八道路から三鷹方面に進み、三鷹市八幡前の交差点を右折。2つ先下連雀7丁目の交差点を左折して1つ目の信号の近所(一方通行で店の前までは行けない)。

 三鷹の商店街ではあるが、メインの場所からは離れており、夜10時と言う時間には、周りは暗かった。
 店の外観も綺麗なものではない。今風のラーメン屋からはほど遠いもの。開店は87年と言うことだからそれほど古い訳ではないのだが、寂れた感じがあった。

 内装もくたびれた感じで、カウンターのみの11席。メニューは、ラーメンのバリエーションとラーメンの具をつまみとしたものと、ライスのみ。店の名前の通りラーメン専門である。客数は1、私の後から1。

 石神さんの本の情報によると、名古屋の陽龍と言うお店で修行したご主人が開いた店。チャーシュの為に豚を1頭買いしているそうである。

 さて感想です。

スープ
 豚、豚である。ゲンコツのみではなく、各所の部位を使っているようである。豚以外は感じられなかった。豚のみであるなら、これもまた珍しいラーメンである。元だれは、醤油ベースである。多少濁りはあるが、コラーゲンの白濁ではなく、見栄えは東京ラーメン。ただし、表面には多量の背脂が浮く。豚の臭みはなく、醤油の量が多いため、見た目よりあっさりと食べられる。
 非常にシンプルなスープだが好感が持てる。


 普通の太さのストレート麺。加水率は低い方で、かん水がかなり多い。スープを良く吸うが、伸びるのも早い。また、かん水がスープの味にも影響を与えている。うどんやそばの様な腰を期待出来る物ではないが、柔らかめの麺の食感は以外といい。量は普通。


 チャーシュー、モヤシ、白ネギと、トッピングの味玉。
 チャーシューは、それなりの大きさで厚みもあるものが、4枚も入っている。肉の部位はバラバラ。バラ肉、モモ肉、肩ロースが入っていた。臭みはないが、固めの仕上がり。バラ肉の脂身の味や固さは良かったが、他の部分は固くてパサパサした感じがした。味は濃いめ。
 モヤシは、極少量が乗ってきたが、この食感はなかなかよかった。量が少ないのがいい。白ネギは多量。しばらく時間をおくとスープに味が溶けだしてあっさり感を作ってくれた。

 トッピングの味玉は、味薄目。黄身が大きくなかなか良かった。

 基本のラーメンが550円と言う設定で、しっかりしたチャーシューが4枚入っているのは、評価できる。ただそのチャーシューの調理法については、一工夫欲しい。
 ダブル、トリプルスープとか、薫製まで使って複雑な味を作っている今のラーメンにおいて、豚のみで作っているラーメンが十分対抗馬になるのは、これまた、すごい事である。

 三鷹って不思議な場所。今流行のラーメンではないけど、江ぐちや、このお店の様な、昔からのラーメンが頑張っている。たるまもそうだな〜〜〜。

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