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コメント 日曜の昼。たまには外食と言うことで、深大寺に行く。天気良かったし、新蕎麦時期だし。 深大寺前のこの通りには、門前蕎麦としてそば屋が並ぶ。深大寺と神代植物公園に来る観光客目当ての店ではあるが、古くから手打ちを守っている店が多い。 家族で店の前に着いたのは、昼の1時半。この店。駐車場が広い。駐車場の奥になる。入口の小さい看板がないと、そば屋なのかどうかわからない感じ。でも、週末の営業時間中は客が絶えることはない。 土間のテーブルと座敷、それに流行のオープンエリアがある(笑)。席数はかなりの数だが、バラの時期などは、待ち行列が出来たりしている。 入口の小屋で注文を言って料金を前払いして中にはいる。さすがにこの時期は空いている。深大寺そばと言うのが、普通のもりそば。私はこれを食べた。家族はたぬきそば。あと、みんなでそば豆腐と言う新メニューをつついた。 手打ちのそばは、ごく標準的な太さで、手切りらしいばらつきがある。つなぎの小麦粉は、2〜3割程度。二番粉で作られたごく標準的なそば。しっかりした腰があり、表面の艶もそれなりにある。そばの香りは薄い。一部くっついてしまっている所があるのは、打ち粉が足りないと言うより、そばの扱いが雑な為か。量は値段の割には十分。 そばのつゆは、だしは、鰹と昆布。雑味がある。また、返しの方も洗練されたものではなく、中途半端な甘みのあるもの。熟成が足りないのであろうか。 付け合わせに、野菜の天ぷらも食べた。からっと揚がっているが、衣には米粉が入っている。揚げ煎餅の様な味になるので、私が好きでない。 そば豆腐は、豆腐にそば粉を入れたもの。たぶん挽きぐるみのそば。そばの味があり面白いものであったが、それだけ。 深大寺のそば屋。いくつか食べた中では、私はここの蕎麦が一番好きである。手打ちではあるが石臼挽きではないし生粉打ちでもない。玄蕎麦の産地もわからない。付け汁も洗練されたものではない。だけど素朴な感じがあって好きなのである。 |