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コメント 多摩からは外れる場所。でも、鶴川からは車なら意外と近い。まあ、私の行動範囲と言うことでご勘弁を。 この店は、石神さんのラーメン王の本に紹介されていた店。 何度かふられていたが、やっとありつけた。場所は子供の国の駅から近い。スーパー三和の近所である。調布方面からなら、鶴川街道をまっすぐ。鶴川で曲がらすそのまま進み、子供の国の前でY路右に進めば着くことになる。 店はビルの一階。ちょっと引っ込んだ感じがあり、注意していないと通り過ぎてしまう。歩道に出ている小さな看板か、道を挟んで反対側にある高圧線鉄塔を目印にしてください。 外観は、ラーメン屋としては、控えめなもの。店内も白を基調としたあっさりしたもの。カウンターのみ15席。カウンターは低く、すべての席から厨房のすべてが見渡せる。 行ったのは、夜の9時前。客数は9人。結構賑わっている。スープ無くなり次第閉店となっているが、平日は結構遅くまでやっているようである。店のオヤジさんは、太めで髭を生やしている。なんだか似てるな〜 店のスープは2種類ある。トンコツのラーメンとトリガラベースの鎌倉ラーメン。石神さんの本によると、鎌倉ラーメンのスープは、肉付きのトリガラ、煮干し、羅臼昆布、するめ、干しエビ、モミジ、リンゴ、にんにく、キャベツ、生姜、ゲンコツなどが入る。 さて感想です。 スープ 東京風の澄んだスープで、表面には鶏の脂が膜を張っている。中はアツアツのスープなので、猫舌の人は要注意。いろいろ入っているは、香りは鶏のもの。スープは、野菜と昆布の為に、甘く感じる旨みがある。雑味はなく、にんにくや生姜が特に強いと言うこともない。上品な洗練された感じのあるもの。煮干しが入っているが苦味はない。化調の量は少なく、最後まで飽きずに飲めた。後味もいい。 今でも味を思い出せるいいものであった。 麺 太麺の縮れ麺。かん水の少ない白っぽい卵麺で、腰があり、表面はツルッとした食感がある。ちょっと甘めの味がある。玉子の為だろうか。 湯きりはそれほどしっかりやっていた訳ではないが、スープとの絡みもよく、さらっとしたスープに太麺の組み合わせでも、十分に楽しめた。加水率の高い麺は、それほどスープを吸うこともなく、最後まで伸びなかった。 具 チャーシュー、メンマ、海苔、アサツキ チャーシュは、豚の肩肉の煮豚。厚みもあり、巨大なものが、2枚も入っている。最初はチャーシューメンと間違えたのかと思った。多少筋張った部分はあるが、しっとりした食感があり、豚の味をしっかり出している。醤油の味付けもいい。700円と言う値段は高くない。メンマは戻し方が良く臭みはない。多少固い部分はあった。味付けはチャーシューと似た感じ。アサツキは大量に入っている。なぜアサツキなのか、これだけ大量に入れる必要があるのか。ちょっと疑問であった。 トータルバランスもいいし、なかなかのラーメンだった。複雑な味のスープが好きな人にはお勧めです。鶏の香りと甘いスープ。私は結構気に入りました。300円プラスのチャーシューメンは、どれだけの肉が入ってくるか、考えると怖いものがある。 |