No.65

虎心房(99/6/22)
ジャンル ラーメン
最寄り駅 JR南武線 矢野口駅
電話番号 042-378-0968
住所 東京都稲城市矢野口310-1
場所の目安 矢野口駅の前。改札を出て、踏切を渡るとすぐ左側。鶴川街道沿い。
営業時間 11:30〜14:30 17:00〜25:00
休み 月曜日
予約 不可
駐車場 4台
お品 かに玉涼麺 750円、かに玉湯麺 750円 煮豚拉麺750円他
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コメント

 さて、新店の紹介です。6月20日にオープンしました。
 ここはこの前まで、「男と女亭」のあったところ。リニューアルしてオープンです。お店にいたのは同じ人でした。
 
 テレビ東京の「愛の貧乏脱出大作戦」に出るそうです。そのために店名も変えて、メニューも一新。お店の外観は派手になりました。店内は厨房がちょっと変わったという程度。

 土曜日から、このページの掲示板で情報をもらって早速行って来ました。昨日も行ったのですが、定休日でした。
 行ったのは、夜8時半ごろ。隣の飲み屋の常連さんだったと思われる人2人とあと一人。
 8時半じゃ売り切れになっているかなと思ったのですがそんなこと事はなかった。

 常連さん相手に、店のおやじさんが話していることが聞こえてしまった。テレビ番組の裏側と、出演者の裏側的話。テレビ放映前だし、ラーメンの味とは関係ないし、横から聞いてしまった話なので、ここには書くのやめておきます。
 私は、今の味が維持されさらに良くなることを祈ることにします。

 自分で見て、味わった事だけ書きます。
 メニューは、上に書いた3つだと思うのですが、ホワイトボードに書かれた他のメニューが存在した。このあたり、すでに貧乏脱出の教えを守っていないのでは?などと思ってしまいます
 涼麺と言うのも食べて見たかったのですが、基本はたぶんかに玉湯麺だろうと言うことで、それにしました。

 出てきたのは、かに玉の乗った澄んだ醤油ベースのラーメン。湯麺と言う言葉に、野菜の入った乳白色のスープを想像していたのですが、ちょっとはずれた^^; さて、感想です。

スープ
 澄んだ醤油ベースのものです。スープは鶏ガラとネギのみだそうです。トンコツも入っているかと思ったのは、化調の様でした。味は良く出ているし、雑味もなくそれなりのものでした。このスープの味維持してもらいたいです。もとだれは、醤油ベースで甘めのもの。ストレートな醤油の味はかんじなかったから、煮込んだものでしょう。
 味は薄めかなと思ったのですが、最後まで同じ濃さを感じさせてくれた。


 これがおもしろい。ウーロン茶の入ったものです。林達人創作となっていました。林達人がどこのだれなのか、業界に疎い私にはわからない^^;
 麺は、細麺の縮れ麺。ちょっとボソボソとしてて、簡単に切れる。腰もあまり良くなかった。味は確かにウーロン茶の味が感じられ、さっぱりとした感じがある。涼麺と言う方に、向いているかもしれない。


 かに玉とネギのみ。表面には、ラーメンのスープにとろみをつけたものがかかっているが、とろみが弱くすぐスープと混ざってしまった。
 かに玉の具はキクラゲとカニとネギ。シンプルなものです。カニはあまり質のいいものではない。かに玉のポイントは、カニの味がどれだけ卵の中に出てくるかだと思うのですが、ここのは弱かった。
 そして最大の問題は、かに玉の調理。私が思うベストのかに玉は、表面はしっかり焼けているが焦げ目はなく、うまみを内側に封じこめるもの。そして内側は半熟。決して生ではなく半熟状態がいいと思っている。ここのは、表目は、焦げていて、中には生の部分がある。かに玉を箸で割ると生の部分がスープに溶けだしてしまった。

 生の部分があると言うことは、熱が全体に行き渡っていないと言うこと。加熱されないとカニのうまみが出てこない。
 調理技術が未熟たど思うのだが、今後鍛錬して上達しようとする意志があるかどうか。その辺が心配です。

 現在のレベルなら、それなりのものだと思います。行列を作る店にするには、かなりの努力がいる。今やっている事から、何か手を抜けば、元の状態に戻ってしまうのではないでしょうか。

 深夜1時までの営業。ご主人は家に帰らずホテルの泊まって、朝早くから仕込みをすると言っていました。その努力が持続してくれればいいのですが。  

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