No.37


萬笑国立ラーメン(99/1/28)
ジャンル ラーメン
最寄り駅 中央線 国立駅
電話番号 042-573-2862
住所 東京都国立市東2-3-5
場所の目安 国立の南口のロータリーから、東南方向の旭通りを行く。しばらく進んだ先の右側。
営業時間 11:30〜26:00(日曜24:00)
休み 無休
予約 不可
駐車場 なし
お品 ラーメン600円、みそラーメン650円、特製肉ラーメン900円
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コメント

 このお店、dantyuと言う、月刊誌で紹介されたお店。やっと、行って来ました。

 木曜日の夜8時半。入店すると客はいない。私一人。結局食べ終わるまでだれも来なかった。いつもこんななんだろうか。
 店の構えが面白い。バラック風とでも言うのだろうか。壁には、トタンの浪板が貼り付けてあるし、入り口にはすだれ。意図的に、こういう雰囲気を作っているようである。
 そして、安物のミニコンポから、ジャスが流れている。こだわるのなら、もう少し音質にもこだわってもらいたい。

さて、ラーメンの方。
 結構美味しかったです。dantyuは、読者を裏切らない。
 ちょっとだけ濁りのある醤油ラーメン。東京風と呼んでいいのかな。
 今回は、特製肉ラーメン(昼夜10食)というのが食べられました。なかなかの美味しさだった。
 では、インプレッション。

 まずスープ。塩味は薄目。スープの味は非常にマイルド。たくさんの素材が集まってできた味だった。
 複雑な味なのはわかるのだけど、ベースがなにかが、よくわからなかった。
 とらさんページを見たら書いてあった。老鶏と豚バラ肉の塩漬けだって。
 骨から取るだしの味をあまり感じなかったのは、このためみたい。このお店は、フランス料理出身の人がやっているそうです。

 このスープは、フランス料理のスープだ。
 なかなかいいスープだと思いました。一口目は、薄いと感じたけど、飲み続けるに従って、だんだんいろいろな味の、感じられるスープ。
 テーブルに置いてある辛いみそ(コチジャン?)を入れると、口の中をさっばりさせてくれて、さらによし。

 麺は自家製麺。中細の麺です。これが、美味しかった。噛むと、プチプチとはじけるような感じ。腰があって味もあるし喉越しもいい。この麺、気に入りました。
 このプチプチと言う食感は、是非一度味わってもらいたい。

 このお店で特記すべきなのは、特製肉ラーメンの具。肉です。
 これには、参った。くじら軒のチャーシューより、いいかもしれない。肉自身の味を大切にした薄目の味付け。厚さ1cmの煮豚。
 これが、非常に柔らかい。箸で持ち上げるとバラバラになるくらい。それでいて肉の食感もある。

 これには、参った。自分の作る角煮と、長崎で食べた角煮以外で、このレベルのはなかなかないよ。
 肉は、角煮の様にとろみのついたたれがかかってる。この中には、鷹の爪の輪切りが入っている。
 みそと同様に、口のなかをすっきりさせてくれる。


 いい店だと思います。今度はみそラーメンも試してみたい。

 肉以外の具は、海苔とメンマとネギ。
 メンマはちょっと固くてそれほどいいとは思わなかった。ネギは大きめに切ってあって、口のなかをさっぱりさせてくれる。

99/4/1

 久々に行って来ました。
 今回は、味噌ラーメンを食べた。具は、モヤシとキクラゲのみ、非常にシンプル。ベースに使っているスープは、醤油同じもの。中華鍋で具を炒めて味噌とスープを加えて作る方式。
 味噌は白味噌です。唐辛子は少な目。ニンニクも控えめのサッパリした味噌ラーメンでした。あの、プチプチの麺との相性もいいです。美味しかった。

 今回は、カウンターの一番奥。厨房が見渡せる場所に座れました。
 丁寧な調理してしますね。
 同行の人間が不思議がっていたことがあります。「普通、食べている途中で、さめて来て食べやすくなるのに、ここのは最後まで熱くて、大汗をかいた」
 厨房を見ていると、その理由が簡単にわかりました。スープを入れる直前まで、どんぶりを熱湯で温めています。どんぶりが保温剤になって、最後までスープが冷めない。

 当たり前の事の様ですが、ここまで気を使っているお店は、ほとんどない。
 味以外の気配りまで、ほんとにいいお店だと思う。行列が出来てもおかしくないと思うのだけどな〜。
 

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