※このフォーラムは終了いたしました。
冬のキンキンとした凍てつく空気の中で、長野では熱い議論が交わされてきました。
このフォーラムは、知的障害者入所施設の県立西駒郷から始まり、全県的な地域生活移行の取り組み、そして精神障害者の退院支援の取り組みが発信されてきました。しかしそれのみならず、はたして地域生活移行は本当に当事者にとって幸福につながったのかという検証もされてきました。
当事者の地域生活を応援する体制はまだまだ不十分ながらも次第に整い始めてきています。あちこちで当事者を中心としたケア会議が当たり前に開催される風景が見られつつあります。
第4回目を迎えた『ながの発「地域で暮らしていこうフォーラム」』はさらに進化させ、『主語をI (愛)で語る支援』をテーマとして開催されます。今までの取り組みは、そして今取り組まれている支援はいったい『だれのものか?』を問い直したいと考えます。
遠くに真っ白な山並みを望む凍てつく長野の地で、ホットな議論にご参加ください。
期 日:2009年1月31日(土)・2月1日(日)
参加費:1,000円
場 所:メルパルクNAGANO
定 員:500名
大会アピール
私たちは、これまで知的障がい者入所施設や精神科病院で長期に渡って入所或いは入院されてきた方々の地域生活移行に積極的に取り組んでまいりました。そして、障がいのある方々一人ひとりの想いや願いに寄り添いながら、それぞれの地域でネットワークを築き、一定の成果をあげてまいりました。この地域生活移行の取り組みは長野県内に留まらず、全国における同様の取り組みにも影響を与え、各地で地域生活移行の取り組みがなされるようになってきました。
私たちは、これからもこの地域生活移行の取り組みを継続すべく、ここに「第4回地域で暮らしていこうフォーラム」の実行委員会として大会アピールをいたします。
私たちは、対象となる方々の声をしっかりと聴き、その想いや願いを最大限尊重して、地域生活移行の取り組みをしていきます。
私たちは、対象となる方々の尊厳を大切にし、権利擁護について特段の配慮をした取り組みしていきます。
私たちは、地域生活移行を通じて対象となる方々の生活がより豊かになるような取り組みをしていきます。
私たちは、地域のあらゆる機関や住民の皆さまとのネットワークを大切にした取り組みをしていきます。
私たちは、地域生活移行の取り組みを通じて、誰もが暮らしやすい社会の実現を目指します。
平成21年2月1日
第4回地域に暮らしていこうフォーラム 実行委員会
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