Memories Base Combination Production

Back Grounds Memories

 

 

 

「…………はい、これで冷やして」

 固く絞った水濡れのタオルを手渡して、舞はぶっきら棒に言い放つ。勇希はおそるおそるとしか表現のしようのない手つきでそれを受け取ると、二度の

平手打ちを見舞われた左頬に押し当てる。

「っ……あ、ごめんなさい。あと、ありがとう、ございます……」

 予想以上の冷たさにわずかに顔を強張らせるも、熱い痛みがじんわりと引いていく。叩かれた時には眼の端にはわずかに涙を浮かべていた勇希だったが、

既に姉から見舞われた方は痛みも癒えていた。しかしそこに舞からの平手が加わった事で腫れがぶり返し、男の子というにはもったいないくらいに可愛い

顔が痛ましいものになっていた。

「……やっぱり、信じられないんだけどね……」

 しみじみと溜め息を吐かざるを得ない舞。だがそれも無理からぬことだ。

 風呂場の前から半ば引きずるようにして自室にまで連れて来て、それでもいつまでも濡れたままの服装で居させる事だけは避けたかった舞は、言葉通りに

自分の服とタオルを勇希に押し付けて、廊下で着替えるように指示をした。適当に選んだ服だったため、下がスカートだったのは仕方がない。当然、勇希が

スカートを穿いて来るような事は無かったものの、それでも女物のブラウスと半乾きの髪、そしてあろう事か女の子座りで傷の治療をしているこの男の子を、

いったい誰が『男の子』だと判断出来るだろうか。

 そういえば、舞はこの部屋に家族以外の異性を通すのは初めてだなと思った。だが勇希の外見は何度も言うように女の子――――それもとびっきり可愛い

部類の女の子にしか見えない。いずれ家族に紹介するような相手でなければそんなイベントは起きないだろうと思っていただけに、何となく大切な出来事を

逸したような気もするが、女の子のような男の子が最初の相手というのは緊張しなくていい分、丁度良いと言えばそうなのかもしれない。

「で、でも、僕、ちゃんと男です……皆から、よく言われますけど……」

 愛らしいソプラノボイスで自身が男だと言われてもまるで説得力がないが、実際にこの目で見てしまった以上は舞も信じるしかない。女性には決して存在

せず、男性にのみ存在を許している『アレ』が、確かに勇希には備わっているのだから。

「……まあ、いきなりでビックリしたけど。でも何も聞かないで家に上げたあたしも悪いんだし。……勇希くんだって、あたしに、その、アレを……見られ

ちゃった……わけだしっ!!」

 ドン!! とベッドを叩くと同時に勇希が顔を赤くしながらびくっと小さく震える。舞の顔色を窺うその姿はまるで拾われてきた子犬のようで、もし頭に

耳が付いていたら情けなく垂れ下っている事だろう。その姿を想像すると舞の気持ちも少し上向きにはなるが、だからといって何も聞かないでいる事が出来

るはずもない。

「んまぁ、お風呂には後でちゃんと入ってもらうけど……その前に聞かせてくれる? 男の子な勇希くんは、どうしてお姉さんとケンカしたの?」

 叩かれるほどのケンカとなれば、それ相応の理由があるはず。そう思っての舞の質問だが、勇希はただでさえ小さくなっていた身体を縮こまらせ、頬に

当てていたタオルを膝の前にやって両手で掴み、じんわりと涙を浮かべた。

 その姿はどこからどう見ても可愛そうな女の子そのもので、初対面の相手ならば「やっぱり女の子なんじゃない?」と疑いそうになるし『実物』を見て

しまった舞でさえまたしても勘違いしそうになる。

 そんな反応に気付きもしない勇希は、事の発端に遡って話を始める。

 それは、十年近く前の話。

 まだ勇希が、幼稚園に通っていた頃の話から始まる――――。

 

 

 

The 4th anniversary Special Project

                                                  presented by 鷹

Little Boy meets Little Girl  ~Way to Growing up !!~

 

02. First Love is Lost Love

 

 

 その人に初めて出会った日の事を、勇希は今でも鮮明に憶えている。

 記憶に残っている中での初対面は、五歳の事。姉に連れられて自宅に遊びに来ていた彼女と知り合い、儚げなその美しさに心を奪われた。

 何度となく一緒に遊んだという事は姉から聞かされていたし、おぼろげながらも当時の記憶は断片的に残っている。姉ともう一人の友人、いつも三人一緒

になって勇希の相手をしてくれたり、時にはそれぞれの家を行き来する事もあった。

 明確に憶えているのは六歳の頃からだ。年長組になった勇希だが、その頃から彼女の様子が少し変わってきた事に気付いた。今までは姉と友人に一歩遅れ

て歩いているような感じを受けていた彼女が、いつの間にか二人に並んで歩くようになっていると感じたのは、気のせいではなかった。

 その頃から、彼女はクラブ活動に取り組むようになっていた。どちらかといえば勇希と同じく大人しい印象の強かった彼女だが、心機一転という言葉通り

の変化を見せ始め、クラブ活動として取り組んでいた陸上競技ではメキメキと頭角を現し、またそれに平行して今までは姉や友人を通して他人と話をしてい

た彼女が、自らの意思と言葉でクラスに溶け込み、姉たちに負けず劣らずの人気者になっていった。

 その事を姉から聞かされた勇希は、今まで以上に彼女に強く惹かれていた。自分と同じように物事に消極的にも見えていた彼女が変わっていき、誰からも

認められる姿は眩しく、そんな彼女と親しく接している自分もいつかは変われるのではないかという淡い希望。

 そしてもしそんな日が訪れたら、彼女に打ち明けようとも思っていた。

 あなたの事が好きです、と。それは実質憧れの延長でしかない、恋愛感情と呼ぶにはあまりに未熟な思慕だったが、少なくとも勇希は己を成長させてまで

彼女に恋心を打ち明ける気持ちがあった。それは今の勇希からすれば想像もつかないほどに勇敢かつ立派な考えだった。

 だが、その想いは脆くも砕かれる事になる。

 勇希の決意を砕いた出来事、そしてその原因を作ったのは――――他ならぬ彼女、今村冴霞だった。

 勇希の決意から一年が経った小学三年生の夏。その年、今村冴霞は県の陸上競技大会で優勝し、同時に全国区に名を轟かせる一大スターと呼ばれるまでに

成長していた。全国大会では決勝までコマを進め、表彰台入賞こそ逃したものの今村冴霞は全国四位という輝かしい戦績を樹立し凱旋。その姿を勇希は、

ただ遠くから眺めている事しか出来なかった。

 天賦の才だったのか、努力の賜物か、あるいはその両方か。

 今村冴霞は数多の選手を押し退け、圧倒的な存在感を世に示した。今までは手の届く距離にいた彼女がはるか遠くに離れ、また勇希の努力など及びもつか

ないほどの高みにまで駆け上がったその背中を追い続けるには、勇希はあまりにも力量不足だった。

 それでも、憧れが消えたわけではない。勇希も勇希なりに自分に出来る事を模索しようとしていた。まだまだ自分に何が出来るかも分からない小学生では

それを見つけるどころか探す事さえ難しいというのに。

 そんな勇希を、姉は少なからず応援してくれた。「まだユーキには早いよ」と言いながらもキャッチボールの相手をしてくれたり、勉強を見てくれていた

優しい姉。今村冴霞への感情とは別に、勇希は姉の事が大好きだった。

 世界でただ一人同じ血を受け継いだ姉もまた、今村冴霞と同様に優れた才能を持っている。人並み外れたリーダーシップと、周囲を惹きつける人間力。

そして今村冴霞と同じく小学五年生から始めたソフトボールでは、中学一年生からずっとレギュラーになるという実力も持っている。その裏に大量の努力が

あった事を勇希は知っているし、そんな姉と同じ血が流れている事は勇希にとって誇りであり、そして自信でもあった。

 姉と同じ血が流れているのなら、自分にだって何かが出来るはず。それがスポーツでも学業でも、あるいはそれ以外でも構わない。

 何か一つでも芽吹く可能性があるのなら、それに全力を尽くしたい。いつか憧れのあの人に近付けるようになるまで。

 

 そう誓っていた勇希だが、現実はそれほど優しくはない。

 一年後、今村冴霞はさらなる高みに登っていた。彼女はもともと成績優秀だったが、中学生を対象に行われる全国模試で驚きの五位を達成してしまった。

そしてスポーツでも変わらず全国区の選手であり続け全国優勝こそ成し遂げられなかったものの、年度最速の記録を打ち立てるという偉業まで叶え、しかし

彼女の本来の目標のために中学生までで陸上競技からは引退し、高校生になってからは学問と政治活動でその実力をより磨いていった。

 そしてそれらの行為は、結果的に勇希と今村冴霞の距離をより一層開かせるという残酷な結果を生んでしまった。勇希の前では今村冴霞はいつも優しく

可愛らしい……と呼ぶのはやや相応しくなくなり、成長とともに美しいという形容が当てはまるようになった女の子であり続けたが、勇希の感覚からすれば

物理的な距離は何の意味も成さない。柔らかな手で頭を撫でられても、姉ともう一人の親友を交えた四人でかつてのように食事をしても、遊んでも、もう

真っ直ぐに今村冴霞の事を見る事が出来なくなっていた。

 ――――この人は眩しすぎる。例えるなら、すぐ近くに太陽があるようなものだ。

 太陽に近づきすぎれば、人はその熱に耐え切れない。神話の少年のように偽りの翼を見えない炎熱で焼き尽くされ、空から落ちるのみ。

 目の前にあり続ければ、全身を灰にされる。結局自分は、永遠にこの人に対して憧れ以上の感情が許されていないのではないだろうか。

 そんな感傷から、いつしか勇希の心は今村冴霞に積極的に触れる事を望まなくなっていった。それでも憧れだけは捨てずにいる勇希を姉は「女々しい」と

叱咤したが、あきらめる事をしない勇希の事を褒め、また手助けの一つとして今村冴霞にある助言をしていた。

 話は簡単。今村冴霞に男性に対する興味を抱かせればいいという言葉とともに、実際に姉は今村冴霞にその助言を施した。通う高校は別々の姉と今村冴霞

だが、親友である二人は変わらぬ交友を続けており、今村冴霞も姉の言葉を受け止めながらも日々を委員会活動や生徒会活動、そして学生の本文たる学問に

時間を奪われ、そんな中で関わる事が出来る異性など数が限られてくる。それはつまり、勇希にとっては絶好のチャンスでもあった。

 しかし、姉はこの助言をする際に勇希に忠告してもいた。

『でもねユーキ、アンタがちまちましてる間に冴霞自身が他の男の子を選ぶ事だってあるんだから、そこはちゃんと理解しておきなさいよ?』

 確かにその通りだ。今村冴霞は勇希が自身に好意を持っている事を知らず、また勇希もそれを明言していない。勇希にとってやや有利な条件がお膳立て

されたというだけで、まだまだスタートラインに立っただけのレースでしかないのだから。

 

 

 

 期間にして、実に二年。

 勇希も中学一年生になり、昔のように姉の後ろに隠れてばかりもいられなくなり、まだ丈の大きい学生服に身を包むようになった今年。

 今村冴霞は高校三年生になり、そして――――姉の忠告は、現実のものになっていた。

 その事実を勇希が知ったのはつい四日前。

 相手は今村冴霞と同じ学校に通う、姉たちよりも一歳年下の高校二年生。その男と、今村冴霞が交際している。

 女の子としては十分に長身と言える冴霞よりも背が高く、また多くの武術を修めているというその男に会った姉でさえ、彼の事を『いい男』だと評して

今村冴霞との仲を祝福している。まるで自分の事のように嬉しそうな笑顔で。

 その笑顔を見て、勇希の心は完全に折れた。今まで血縁であり、最も信頼できる存在であった姉が自分の事を裏切ったように思えたのだ。

 無条件で応援して、そして勇希にチャンスまで与えておきながらも、いざ親友に恋人が出来ればそれを優先して祝っている。弟の失意を察する事もなく、

あろうことか勇希に「あんたもお祝いしてやんなさいよ」とまで言って。

 失意のどん底にまで叩き落とされた勇希はそのまま自室に引き籠もり、三日間姉だけではなく家族とすら顔を合せなかった。

 もう誰も信じられない。今村冴霞も、そして姉も。憧れていた女性と信頼していた肉親、その両方に裏切られたと思い込んでいる勇希に両親の言葉は届く

ことなく、しかし部屋の前に置かれる食事だけはしっかり食すという浅ましさで三日を凌いでいるうちに、勇希も少しは冷静な判断が出来るようになって

きていた。

 考えてみれば、悪いのは自分だったのかもしれない。誰よりも今村冴霞に近い立場にいるという環境に甘えて、そして彼女の親友である姉に甘えて、結局

自分からは何かを成した事は一つもなかった。自慢できるようなものもまだ見つけられていないし、勇希の立ち位置は中途半端以前の問題だ。

 こんな自分が、憧れの女性に告白しようだなんておこがましい。これでは姉が愛想を尽かしてしまうのも無理はないし、今村冴霞の交際を祝福しろと

言ってくるのも納得がいくというものだ。

「…………そう、だよね……お姉ちゃんに、謝らないと」

 きっと姉は、今日も部屋を訪れようとやってくるだろう。固く閉ざした部屋がノックされ、その訪問者が姉であったのなら鍵を開けて話をしよう。

 そう思ったその時――――。

 

 がつん!!!!

 

 乱暴に叩かれる自室のドア。

「ユーキ、いるんでしょ!? 出てきなさい!!」

 ノックとは呼べない荒々しい音の後に続いて響いたのは、聞いたこともないような姉の怒声。勇希はベッドの上で身を縮込ませてしまい、せっかく決心

した考えは驚きと恐怖で霧散してしまった。

 ガチャン、とドアが開く。部屋の鍵は勇希が持っている以外にもう一本あり、それを使えば簡単に解錠できる。バリケードなどという大袈裟なものは用意

しておらず、引き籠もりの最中も綺麗に片づけていた部屋を姉はズカズカと直進し、そして。

「ユーキ、出てきな!!」

 ばあっ!! と布団を引き剥がし、勇希と姉は三日ぶりの対面を果たす。しかしそれはお互いに望んだ形での再会ではなく。

 怒りの中にも泣き出してしまいそうな弱さをわずかに覗かせた姉は、勇希の胸倉を掴んでベッドから引き摺り降ろし。

「冴霞に彼氏が出来たからって、メソメソするどころか引き籠もるなんて…………アンタ、それでもあたしの弟!? 自分から何もしなかったクセに、他人

に甘えようとするな!!」

 三日間かかって勇希が出した結論をいともあっさり口にする姉・間宮巴を見て、勇希はつくづく己の矮小さを思い知らされる。それと同時に初めて、姉に

対して明確な嫉妬と抵抗の感情が発露し――――思わず、巴の手を払いのけようと両手で彼女の手を掴む。

「…………っ!!」

「はぁ? 何よ、やる気あるの? だったら言いなさいよ!?」

 嘲るような声。暗い部屋では姉の顔も判断できないが、少なくとも勇希にはそう聞こえた。それで勇希も覚悟が決まったのか、ぐっと腹に力を入れて声を

絞り出そうと深呼吸をする。その時胸倉を掴んでいた巴の手がわずかに力を緩めていた事には、気付く事もなかった。

「お姉ちゃんが――――お姉ちゃんが、冴霞さんに変な事言わなかったら良かったのに……っ!!」

「――――」

 巴の手から力が抜ける。そして勇希も、己の発言に驚いている。

 自分は今、何を言ったのだろう。何を言ってしまったのだろう。

 姉には感謝しているはずなのに。少なくとも、自分の事を思ってチャンスを与えてくれたはずなのに。

「そう…………そっか。ユーキは、そう思ってたんだ…………」

 静かに、巴がつぶやいた。

 刹那、文字通り勇希の目に火花が飛んだ。

 乾いた破裂音。頬に刻まれる熱い痛み。

「う…………あ……?」

「……悪かったわね、至らないお姉ちゃんで。これでもアンタの事、心配してたつもりだったんだけど……全部、余計なお世話だったのよね?」

 ぽたり、と。

 勇希の顔に雫が落ちる。

「…………今までずっと迷惑してたの? でもね、あたしはあたしなりに……勇希の事、考えてたんだよ?」

 泣いている。いつも格好良くて、みんなのリーダーである巴が。大好きな姉が。

 それをしてしまったのは自分だ。たった一言で巴を傷つけ、目の前に膝を付かせてしまったのは他ならぬ間宮勇希の犯行。

 強者が屈服する。それに愉悦を感じるほど勇希は歪んではいない。巴が愛し、巴を愛している勇希はどこまでも優しく純粋な男の子だ、だからこそ。

 今この場に、自分は居てはいけないのだと判断し、着の身着のままで家を飛び出してしまった――――。

 

 

 

「…………悪いのは、全部、僕の方なんです…………お姉ちゃんは、何も悪くなんて、ないのに……」

 ぽろぽろと大粒の涙を流しながら、勇希はすべてを舞に告白し終えた。途中何度も言い淀んだり、泣き出してからは声を詰まらせながらも最後まで話し

終えたその姿は、とても立派だと舞は思っていた。

 だが、過去の経緯についてはとても褒められたものではない。同じように兄を持つ立場の舞としてはこの場でもう一度くらい勇希をひっぱたいてやりたい

気持ちもあるが、勇希も十分反省しているようだしそれは控えておこう。

「じゃあ、勇希くんは……お姉さんに謝りたいんだよね?」

「っ……ひっく……は、はい……」

 ぽん、と勇希の肩に手を置く舞。そして涙目でそれを見上げる勇希。上目遣いで見られると思わずときめいてしまいそうになる可愛らしさが、泣き顔と

いう追加効果でより一層魅力を引き立てており、舞も思わずくらっと来てしまうがそれは今回は封印しておくとして。

「だったら、ちゃんと謝ろうよ。きっとお姉さんだって勇希くんの事心配してるよ?」

 舞に促され、わずかな逡巡を見せるも勇希は深く頷く。と同時に、二人のお腹が自己主張するように『くぅ』と鳴った。

「あ……あはは、ゴメンね?」

「い、いえ……僕も、ごめんなさい……」

 バツが悪そうにするのも数秒。二人は互いに笑い合い、舞が立ち上がる。

「これからご飯作るから、しばらく待っててね。伯父さんも伯母さんも、今日は帰り遅いみたいだし」

「え? 伯父さんと伯母さんって……」

 舞の言葉に疑問をぶつける勇希。だがその問いに、舞はすんなりと答えた。

「あたしの両親、もういないの。ここは伯父さん夫婦の家」




あとがき:

勇希が何故家を飛び出したのか、そしてそこに至るまでの過去の積み重ねでした。
BGM本編ともそれなりに絡んでくるのは原作である以上仕方のないことですが、そこを無視しても
話の筋自体は分かるようになっていると思います。そして次回はおそらく舞の経歴と、勇希のこれから。
予定していた結末とは異なるかもしれませんが、それもまたご愛嬌ということで。次回はもっともっと早く
完成させたいですね……反省。



2009.10.23