朝7時に目が覚める。窓の外では小雨がぱらついている。昨日と変わらぬ空模様だ。9時過ぎにホテルを出発。今日の午前中は「故宮博物院」へ行く予定。本当は天気が良ければ電車で士林まで行き、そこからバスに乗る予定だったけれど、雨の中を歩くのは面倒なのでタクシーを使うことにする。ドアマンに行き先を書いた紙を渡し、無言で乗り込む。こういうときに漢字は便利でいい。しかし無言というのもなんとなく素っ気無い気がするので、試しに「ニイハオ!」と言ってみる。運転手さんもにっこり笑って「ニイハオ!」と言ってくれる。台湾人はみんな愛想がいい。道は少し混んでいたけれど、20分程で到着。料金は180元。日本と比べると断然安い。慣れない発音で「シェシェ」と言ってタクシーを降りる。
さっそく入り口の前で写真を撮る(写真1)。2002〜2003年版の「地球の歩き方」では入館料は80元となっていたけれど、100元に値上がりしていた。ちなみにここは本家の北京の「故宮」とは違い、ただの博物館だ。これといって骨董品にも美術品にも興味のない私たちは、2時間ほどでさらりと流す。帰りに建物を出たところでバス停を探してうろうろしていると、案の定タクシーの客引きに声をかけられる。この人たちは故宮から市内へ戻る観光客を狙って声をかけ、知り合いのみやげ物店に無理やり連れて行くのが狙いだ。ある人のHPで読んで事情を知っていた私たちは、難なく断り無事市内に戻る。
お昼は担仔麺で有名な「度小月」でランチ(写真2)を食べる。メインの担仔麺に貢丸湯(つみれ入りスープ)、青葉の炒め物、阿里山雲筍(ザーサイみたいなの)、カラスミ、香腸(ほんのり甘みのあるソーセージ)がついて190元とお得。私はカラスミ初体験。まったりとしてチーズみたいな味と食感は酒のつまみに合いそう。担仔麺はもちろん美味かったよ。
マッサージまで時間があったので、MRT中山駅近くの「台北牛乳大王」というお店で木瓜牛乳(パパイヤミルク)(60元)(写真3:左)を飲む。名前は派手だけど何のことはない、デザートや軽食のファーストフードのお店だ。ついでにミルクプリン(40元)(写真3:右)も食べる。ここの木瓜牛乳は新鮮なパパイヤとミルクをたっぷり使っていて、その場でミキサーで作ってくれてとても美味い。実は昨日も別の店(名前は忘れた)で飲んだのだが、そこのは少し青臭かった。量はかなり多め(Mサイズのマックシェイクくらい)だけど、美味しいのであっという間に飲んでしまう。これは本当にお薦め。ひとつ難点は店の中が冷房が効き過ぎて寒いこと。真夏ならいいんだけどね。
(写真1)故宮博物院
(写真2)度小月のランチセット
(写真3)台北牛乳大王
(写真4)士林夜市
夕食は「士林夜市」の屋台で食べることにする。ここはなんとなくアメ横に似ている。細い路地が網の目のようになっていて、なかなか目的の屋台を見つけることができない。同じ道を何度も行ったり来たりしながらようやく食べ物の屋台の集まった所にたどり着く。ここでまず「カキ入りオムレツ」と「つみれ入りスープ」(写真4)を食べる。カキ入りオムレツは片栗粉が固まっていて、日本の台湾料理の店で食べたもののほうが美味しかった。でもスープは絶品。それから別の屋台で「担仔麺」と「焼き餃子」を食べる。餃子は注文するとおもむろにビニール袋に入れられ、タレをかけられて驚いた。せめて紙皿で出してくれると思ったのに・・・でも美味しかったから許す。タレが醤油じゃなくて、少し甘かったけど、これはこれで美味しかった。
その後私たちは世にも恐ろしい臭いを嗅ぐこととなる。そう、あの「臭豆腐」の屋台の前を通ってしまったのだ。
お、おえ〜っ。くっさー!目にしみる!
それはこの世のものとは思えない臭いだった。例えて言うなら「超強烈な老人の口臭」を頭から浴びせかけられたような臭いとでも言うべきか・・・。噂には聞いていたが、ここまで強烈だとは思わなかった。テレビで見たお笑いタレントのリアクションは決してオーバーではないことがわかった。本当に鼻がもげそうになった。死ぬかと思ったよ。その後、「臭豆腐」の看板を見るたびに慌てて逃げ惑う私たちであった。
腹も満腹になり、満足した私たちは、コンビニで酒を買い込みホテルに向かう。今日の酒は「女殺し」という名のワインだ。これがまた甘くて飲みやすい。きゅっと飲み、ぱたっと寝る。
足裏マッサージ初体験
台北牛乳大王
マッサージのお店に電話で予約を入れる
故宮博物院を出る前に、今日の午後に行く予定のマッサージのお店に電話で予約を入れることにする。外国で電話をするというのはなんとなく緊張するものだ。現地語(北京語)はまったくしゃべれないけれど、「オーナーが日本人だから、もしかしたら日本語が通じるかも。もし日本語がダメだったら英語でなんとかしてみるか。英会話も習ってることだし、英語は世界の共通語だからな。」と、相手がネイティブでないと強気な私。「最初は何て言ったらいいのかな?中国語で「もしもし」は何ていうのだろう?まあ、いいや。」そして電話の使い方もままならず、コインを入れダイヤルを回し始める。
トゥルルル・・・、トゥルルル・・(ガチャッ)
私 「Hello? あっ、もしもし?」
店の人 「うっ(日本人だな・・・)、モシモシ?」
私 (おっ日本語大丈夫みたいだな。ホッ。)
「あのー、予約をしたいんですけどー。」
思いっきり日本語じゃないか!
そして予約は事なきを得て終わったのである。
故宮博物院