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 この店は『恐るべき〜』にも書いてあったが、読んで字のごとく、本当に山の中にある。恐ろしく細い山道を登っていくと、かぐや姫でも出てきそうな竹藪の中にこの店はあるのだ。一体誰が最初にこの店を発見したのであろうか。しかし店の前は我々のように『恐るべき〜』を片手にさぬきうどん巡礼をしている人々で賑わっていた。なんともミステリアスである。

 ここは、かの「宮武」から暖簾分けした店なので、メニューは同じように「あつあつ」「ひやあつ」「ひやひや」がある。我々は「ひやひや(小)」(200円)と、地元では「エビ天」(100円)と呼ばれてい      ひやひやとエビ天
る代物を頼む。この「エビ天」は今までいろんなセルフのお店に他
の天ぷらと混ざって置いてあったが、正体不明だったので手を出さなかった。しかし、他の天ぷらがみんな終わってしまい、これしか残っていなかったので、とりあえず頼んでみた。「エビ天」と言っても、見たとおり「エビの天ぷら」ではなく、どちらかと言えば、練り製品だ。エビのすり身の入ったかまぼこみたいなもので、意外とおいしかった。
 「宮武ファミリー」の特徴である太くコシの強い麺は、しゃべりながら食べていると口の脇からニュルッと飛び出しそうになる。

うまい。

(・・・そろそろうどんを形容する言葉がパターン化されてきたな・・・)

 だしは(かつおも使ってるいるのか?)少し甘めで私の好みだ。(ここで、だしの甘みというのは旨味の成分だということにようやく気付く)
あっと言う間に完食。あ〜、もう1杯食べたいよ〜。後の2件のために泣く泣くこの場を去る。



Y氏のコメント
 ここは宮武ファミリーの店ということもあって歯ごたえばっちりの麺の特徴は宮武とそっくりである。汁も味がしっかりしており、讃岐うどんによくある薄味ではなく、醤油の味がしっかりついていた。揚げ物がエビ天しかなかったため、やむを得ずエビ天を頼む。このエビ天は初日、穴吹製麺所で不思議に思っていたものであり、ついに最終日にして食することになった。これはエビ天というより、エビソーセージである。ちょっと関東人の私にはつらいものがあった。

純手打うどん

住所 仲多度郡仲南町十郷大口1010
営業時間 9:00〜17:00
定休日 毎週木曜
形態 セルフ

やまうちうどん